真剣勝負の価値。
先日のセミナーの帰り道、
路上になんだか人だかりが。
好奇心のかたまり吉川は
気付いたら人だかりに首を突っ込んでました(笑)
そこで出逢ったのがこの方。
「あなたを見て
インスピレーションで
言葉を書きます。」
言葉屋 詩人のりさん。
『おいくらですか?』
と聞くと、
『できあがっている作品は千円ですが、
あなたを見て書く作品は真剣勝負なので、
仕上がりを見て決めてください』
とのこと。
真剣勝負。
そういう商売人魂、大好きです。
ということで、書いてもらいました。
まずは自分の名前を伝え、その後、彼がじっとわたしの顔を見つめます。
そして、おもむろに筆を手に取り、なんの迷いもなく、筆を走らせます。
完成したのがこちら!
聖弓
聖弓が笑い
この星を楽しんでこそ
真に回りを
「幸」にできるんだ。
忘れたらあかんよ。
聖弓が笑う
ただそれだけで
「幸」を感じる人がおるという事。
笑おうや、
笑えば一番
聖弓がでるから。
胸にね、響きました。
わたしの何を見て、
何を感じて、
この言葉を贈ってくれたのかはわかりません。
でもね、本当に嬉しかった。
自分の生きてる意味とか価値とか、
それを見ず知らずの人に教えてもらえたような気がします。
お会計を乗せるお皿には、
一万円札を置きました。
お金なんてただの数字だから、
それが適正かはわかりません。
ただ、わたしがその作品に対して表現した感謝の形が
一万円というだけです。
それでも、のりさんはちょっと驚いていたようです。
『こんな額をいただいたことはないから、
できあがっている作品もひとつもらってください』
とおっしゃっていましたが、
わたしにとっては、
のりさんが、わたしに対して書いてくれた一枚だけで十分。
丁重にお断りして、その場を去りました。
先日のセミナーを受講してくださった皆さん、
これですよ。
これが『ボールを投げる』ってことです。
のりさんは路上で、
自分という商品を表現し続けています。
自分がやりたいこと、やっていること、
それが時には無意味に思えることもあったでしょう。
他人に評価されず、苦しいときもあったんじゃないかと思います。
需要があるのかも分からず、
先の見えない不安で押し潰されそうになったときもあったと思います。
それでも、自分を信じ、自分の道を進み、
自分なりのやり方でボールを投げ続けている。
あなたが影響を与えられる人に、
どうやって存在を知ってもらうか、
どうやったらそれが伝わるか、
そういうことを考えるのもとても大事です。
でも、まずは諦めずにボールを投げ続けることが大事。
そしていつか、
それが誰かの胸にこうやって届くんです。
迷い、悩み、時には不安になり、
それでも少しずつ軌道修正しながら
前へ前へと進む姿勢。
その『姿勢』を、
のりさんから学んでいただきたいなと心から思います。
そして、もうひとつのりさんが教えてくれたこと。
今回の原価は正確には計れませんが、
和紙一枚と少しの墨汁。
書いた時間は、2分くらい。
でもそこに、お客様を揺さぶる何かがあれば、
原価積み上げで算定した以上の価値が生まれます。
書のプロなんだから、
字が上手いのは当たり前。
商品品質が高いのなんて当然なんです。
それくらいじゃ、差別化なんてできません。
だからこそ必要なのはプラスアルファの差別化。
わたしは書が欲しかったからお金を払ったんじゃない。
「のりさん」という人物の、書に対する気持ちと
真剣勝負で挑んでくれたわたしに対する気持ち
そして、心の底で求めていた言葉を
書を通じていただけたことに感謝の気持ちを込めてお金を払いました。
真剣にお客様を想えば、
その想いから生まれた行動には価値が生まれます。
その価値を、
商品・サービスに乗せて、
お客様に届けてほしいと思います。
のりさんのプロフィールにはこんなことが書かれていました。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
1999年
大阪で歩く人を見て、
やりたいことをやってんの?と疑問に抱き、
言葉を書き始める。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
心からやりたいことだから、
ステージが路上だろうが、なんだろうが、
のりさんは自分を表現し続けることができるのでしょうね。
その芯の強さ、
ブレない軸、
心からステキだなと思いました。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
あきらめず
どこまでも駆けていく
そんなアホに、
俺はなりたい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
そんなのりさんに出逢えて、
わたしは本当に幸せです。
この出逢いも、
書いていただいた書も、宝物です。
のりさん、本当にありがとうございました!
追伸:
イベントなどで、のりさんにご参加いただけることが可能なようです。
彼のメールアドレスをブログに掲載するわけにもいかないので、
ご興味のある方は、このブログへメッセージをお寄せください
路上になんだか人だかりが。
好奇心のかたまり吉川は
気付いたら人だかりに首を突っ込んでました(笑)
そこで出逢ったのがこの方。
「あなたを見て
インスピレーションで
言葉を書きます。」
言葉屋 詩人のりさん。
『おいくらですか?』
と聞くと、
『できあがっている作品は千円ですが、
あなたを見て書く作品は真剣勝負なので、
仕上がりを見て決めてください』
とのこと。
真剣勝負。
そういう商売人魂、大好きです。
ということで、書いてもらいました。
まずは自分の名前を伝え、その後、彼がじっとわたしの顔を見つめます。
そして、おもむろに筆を手に取り、なんの迷いもなく、筆を走らせます。
完成したのがこちら!
胸にね、響きました。
わたしの何を見て、
何を感じて、
この言葉を贈ってくれたのかはわかりません。
でもね、本当に嬉しかった。
自分の生きてる意味とか価値とか、
それを見ず知らずの人に教えてもらえたような気がします。
お会計を乗せるお皿には、
一万円札を置きました。
お金なんてただの数字だから、
それが適正かはわかりません。
ただ、わたしがその作品に対して表現した感謝の形が
一万円というだけです。
それでも、のりさんはちょっと驚いていたようです。
『こんな額をいただいたことはないから、
できあがっている作品もひとつもらってください』
とおっしゃっていましたが、
わたしにとっては、
のりさんが、わたしに対して書いてくれた一枚だけで十分。
丁重にお断りして、その場を去りました。
先日のセミナーを受講してくださった皆さん、
これですよ。
これが『ボールを投げる』ってことです。
のりさんは路上で、
自分という商品を表現し続けています。
自分がやりたいこと、やっていること、
それが時には無意味に思えることもあったでしょう。
他人に評価されず、苦しいときもあったんじゃないかと思います。
需要があるのかも分からず、
先の見えない不安で押し潰されそうになったときもあったと思います。
それでも、自分を信じ、自分の道を進み、
自分なりのやり方でボールを投げ続けている。
あなたが影響を与えられる人に、
どうやって存在を知ってもらうか、
どうやったらそれが伝わるか、
そういうことを考えるのもとても大事です。
でも、まずは諦めずにボールを投げ続けることが大事。
そしていつか、
それが誰かの胸にこうやって届くんです。
迷い、悩み、時には不安になり、
それでも少しずつ軌道修正しながら
前へ前へと進む姿勢。
その『姿勢』を、
のりさんから学んでいただきたいなと心から思います。
そして、もうひとつのりさんが教えてくれたこと。
今回の原価は正確には計れませんが、
和紙一枚と少しの墨汁。
書いた時間は、2分くらい。
でもそこに、お客様を揺さぶる何かがあれば、
原価積み上げで算定した以上の価値が生まれます。
書のプロなんだから、
字が上手いのは当たり前。
商品品質が高いのなんて当然なんです。
それくらいじゃ、差別化なんてできません。
だからこそ必要なのはプラスアルファの差別化。
わたしは書が欲しかったからお金を払ったんじゃない。
「のりさん」という人物の、書に対する気持ちと
真剣勝負で挑んでくれたわたしに対する気持ち
そして、心の底で求めていた言葉を
書を通じていただけたことに感謝の気持ちを込めてお金を払いました。
真剣にお客様を想えば、
その想いから生まれた行動には価値が生まれます。
その価値を、
商品・サービスに乗せて、
お客様に届けてほしいと思います。
のりさんのプロフィールにはこんなことが書かれていました。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
1999年
大阪で歩く人を見て、
やりたいことをやってんの?と疑問に抱き、
言葉を書き始める。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
心からやりたいことだから、
ステージが路上だろうが、なんだろうが、
のりさんは自分を表現し続けることができるのでしょうね。
その芯の強さ、
ブレない軸、
心からステキだなと思いました。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
あきらめず
どこまでも駆けていく
そんなアホに、
俺はなりたい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
そんなのりさんに出逢えて、
わたしは本当に幸せです。
この出逢いも、
書いていただいた書も、宝物です。
のりさん、本当にありがとうございました!
追伸:
イベントなどで、のりさんにご参加いただけることが可能なようです。
彼のメールアドレスをブログに掲載するわけにもいかないので、
ご興味のある方は、このブログへメッセージをお寄せください
