あるMODのイタリアFocusを訳したので、民主主義√を試しにプレイしてみました。
このMODは、Vanillaには存在しなかった民主主義、共産主義、中道主義ルートが存在します。ファシズムルートも多様に分岐するもので、ざっと以下のような展開があります。
・ファシズム。ファシスト党の方針に邪魔な国王を追放し、イタリア社会共和国を樹立。または国王在位のまま二頭政治を継続。その後ドイツと強調するか、対立するかの二択。ローマ議定書を更新し、オーストリアとハンガリーと共に歩む道もあり。
・民主主義。立憲君主制か共和制かを選んだ後、イヴァノエ・ボノーミとアルチーデ・ガスペリから大統領を選ぶ。連合国に接近し新ストレーザ戦線を形成するか、地中海諸国と関係を改善し、地中海協商陣営を設立する。
・中道主義。エマヌエーレ3世かウンベルト2世か選ぶ。サヴォイアの正当な王位を求め拡大。国際連盟への復帰。
・共産主義。パルミーロ・トリアッティ書記長のもと、イタリア共産党を中心とした新陣営による地中海共産化ルート。またはアントニオ・グラムシ書記長によるマルクス主義中心の共産主義、コミンテルンに加盟。
多くの国家方針が存在しますが、デフォルトの70日は長すぎて初動が遅れる上にマンネリするため、いくらか達成に要する日数を短縮しています。
最初に選ぶのは【エチオピア戦争】。ゲームスタート時から戦争中のエチオピアに対して優位に立つためのインフラ改善です。これはわずか3週間で終了します。
次に、1か月程度で終わる【エチオピアから撤退】を選択。これは民主主義、中道主義、共産主義ルートへ進むための必須方針です。択一的な【エチオピア戦争の勝利】を選ぶと、ファシズムルートへ進みます。
実際、エチオピアを獲得するうまみはほぼないため、撤退を決定します。
予想以上の苦戦により、エチオピア戦争から手を引くことを決定したファシストイタリア。一度ならず二度までも格下と考えていたエチオピアに事実上敗北し、イタリア国民はファシスト党に深く失望します。
その結果、民主主義と共産主義の勢力が巻き返すことになります。【ファシズムの衰退】から次の【国民投票】へ進むためには、ファシスト党の支持が40%を下回る必要があるため、やや時間がかかります。その間、産業Treeや陸軍Treeを進めます。
ファシスト党の支持が40%を下回ることで、ディシジョンから【ムッソリーニ解任】を選択できるようになります。一時的に、ピエトロ・バドリオが首相としてその座を引き継ぎます。
しかし、やや時間をおいて、バドリオのイタリア王国はファシストのクーデターによりイタリア社会共和国となり、イタリア共和国との間で内戦が勃発。おもにイタリア共和国側でこの内戦を戦うことになりますが、今回は内戦をスキップしています。
がら明きの北部、ピエモンテやヴェネツィアを早期に攻めれば、内戦は楽に勝てるはずです。
その後、責任を取ったエマヌエーレ3世の退位とウンベルト2世の即位ののちに国民投票が実施。ここで、サヴォイア家をそのままに立憲君主制とするか、あるいは共和制に移行するかを選択できます。
民主主義のイタリア王国、という珍しい選択ができますが、今回は共和制を選び、イタリア共和国としてすすめます。
国民投票後、【新憲法の起草】を選択。アルベルト憲章を廃し、イタリア共和国憲法を起草します。また、ここで択一的選択として、【革命の波】を選ぶことで共産主義ルートへ移行できます。
次に、史実とは異なりイヴァノエ・ボノーミを大統領に選びます。
この後、連合国に接近するか地中海諸国と協同するかを選ぶことになりますが、【地中海協商】を選択し、独自の地域同盟を形成します。
領土問題を通じて対立を深めていたユーゴスラヴィアと和解し、地中海協商へ招き入れます。
続いてギリシャ、トルコとの関係も改善し、かの国々も地中海協商へ招待。同盟を拡大します。