カイザーライヒ世界のオーストリア帝国でプレイし、1937年アウスグライヒを経て大オーストリア合衆国の形成を目指します。

 

大戦争(第1次世界大戦)で戦勝国となったオーストリアは、国内の分裂がもはや抑えられず、これによる混乱を収めるために、皇帝カールは大規模な改革を実施。

バルカン半島にはクロアチア人によるイリュリア王国が建国され、そのほかボヘミア王国ガリツィア・ロドメリア王国など、オーストリア帝冠領として大幅な自治が許されています。

 

しかしながらクロアチア人に独立を与えたことにハンガリー貴族が大きく反発。オーストリアとハンガリーの間に亀裂が生じ、この事態の解決は1937年に予定されているアウスグライヒ会議に持ち越されました。

 

1936年現在、オーストリア帝国は、オーストリア皇帝にしてハンガリー国王であるカールのもと、いくつかの王国で構成されています。ただしハンガリーは皇帝の意向に反発しており、クロアチア人を無断で独立させたことに対し莫大な賠償金を要求しています。

 

オーストリアでは1936年に予定されている選挙で、二つの政党が争っています。社会民主主義を掲げるSDAP、社会保守主義を掲げるCSで、この二つのどちらかを選ぶかで、その後のオーストリア帝国の国家方針ルートも変わっていきます。

 

ドイツ主導の帝国協定に依存しているオーストリア経済は、当然ながら大恐慌の影響を受けることになり、これにより国内の経済活動は実質的に完全にストップします。

 

 

大恐慌を受け、イタリア共和国にかまっている余裕がなくなったオーストリアは、同国から撤退。協調路線を維持しますが、イタリアはこれまでのような傀儡ではなくなります。

 

大オーストリア合衆国を形成するためには社会保守主義政権であることが条件なので、選挙はCSの勝利とします。(厳密には社会民主主義政権以外)選挙後、ようやく国家方針を進めることができるため、【国家財政緊縮議会】を選択します。

 

 

 

イリュリア王国のモンテネグロはセルビアの影響が強く、オーストリアの影響力を排除しようと画策しています。これによってイリュリアとセルビアは常に緊張状態にあり、とうとう大規模な事件が起きたことで、モンテネグロは合法的に、セルビアに併合されることになります。

 

国王不在のポーランド王国で、ハプスブルク家が国王に戴冠。ポーランドはオーストリア帝国に接近してきます。

 

 

1937年4月アウスグライヒの準備が始まります。ここから、これまでの選択肢を前提として分岐に次ぐ分岐になります。険悪な状態であるハンガリーは出席を表明。

 

 

1937年アウスグライヒに、オーストリアとハンガリー以外の代表団、つまり他の帝冠領も招くかどうか、という選択肢がありますが、ここは【すべての民族を招く】ことを選択します。こうすることで、二重帝国の片翼であるハンガリーは反発します。

 

帝冠領は招待を断ることはなく出席に合意します。

 

オーストリアとハンガリーのみならず、他の帝冠領の代表団も参加させるという決定に反発したハンガリーは、アウスグライヒ再交渉を欠席し、ハンガリー不在のまま交渉を進めます。

 

ハンガリー不在のため、当人欠席のまま領土交渉が進みますが、ルーマニアの要求を『...そして、それは~』を選択します。

 

一連のイベントを終えると、1937年アウスグライヒは終了。この後、国家方針【現状維持】を選択できるようになりますが、選ばずに時間経過を待ちます

 

アウスグライヒで、ボヘミアが提案したスロバキア人国家の形成、ルーマニアが要求したトランシルヴァニアの自治。これは交渉の中でオーストリアが承諾したわけですが、欠席したハンガリーが知るところではありません。

ハンガリーが両地域のデモを強制的に排除したことで、オーストリア帝国に調停が依頼されます。

 

スロバキアとトランシルヴァニアの解放をハンガリーが拒絶するので、『これが何を意味するのか~』を選びます。これによって、オーストリア帝国はハンガリーと戦争状態になり、他の帝冠領、ルーマニアやポーランドもオーストリア側で参戦します。ドイツ帝国も、義勇軍の派遣をしてくれます。

 

事前に帝冠領からかき集め、ハンガリー国境沿いに展開していた1個軍を越境させ侵攻。不意打ち的な進行のため、国境沿いはがら明きです。

 

全方面を敵に回すハンガリーは粘りますが、苦も無く首都ブダペストを攻略。

 

一時的にハンガリーの支配領土全てを管理しますが、やや時間をおいて実行可能になるディシジョンで、スロバキアとトランシルヴァニアの解放を選択します。

 

 

 

 

 

さらに、イベント『ハンガリー国家の再建?』において、『ハンガリーは再建されるべきだ』を選びます。

 

ここまですることで、国家方針【多様性の擁護】を選択できるようになり、そこから続く【平等の連邦】から【ツィスライタニエンの統合】にて大オーストリア合衆国を形成できるようになります。この際に社会民主主義政権だった場合、【単一国家の諸民族】へ進み、ドナウ連邦の形成へ進みます。

 

また、ハンガリーを解放せずに占領したままだと【多様性の擁護】ではなく【軍事占領】を選ぶことができ、オーストリア帝国として拡大していくことが可能です。