シヴィライゼーションは、一言でいうと文明を発展させていくストラテジーゲームです。大変有名なシリーズなので詳細はwikiに任せるとして、本当に時間があっという間に溶けていきます。紀元前4000千年からゲームは開始し、21世紀まで通してプレイ可能です。(もちろん、紀元後からのゲームスタートなども可能。)
時代は古いものから順に、大古、古代、中世、ルネサンス、近代、原子力時代、情報化とあります。ゲームの進行に応じて、時代が進んでいくわけですが、時代が進んでいくと共に進歩していく文明と人類を堪能できるのが、本作の醍醐味の一つでもあります。
それこそ、石を投げて、こん棒で戦っていた人類が弓矢や鉄の剣を使うようになり、騎士が生まれ、火薬でマスケット銃の時代となり…。
ガレー船からキャラベル船による沿岸公海の時代を経て、外洋航法の確立により大航海時代の幕開けからやがて戦列艦の時代へ移り、装甲艦になり、戦艦が生まれ空母、ミサイル巡洋艦となるように。
選択可能な文明は数十にも及び、有名どころでいえばイギリスやフランス、アメリカ、ドイツなど。のみならず、スパルタやスキタイ、インカやマヤなどの古代の文明を選ぶことも可能。
文明にはそれぞれ1人の指導者が用意されており、文明と指導者それぞれに固有の特性があります。
日本の指導者は、鎌倉時代の執権、北条時宗。
イギリス黄金時代の女王、ヴィクトリア。
フランス王国時代、ヴァロワ朝のカトリーヌ・ド・メディシス。
【雷帝】で知られるロシア皇帝、ピョートル1世。
古代メソポタミア、シュメールの国王、ギルガメシュ。
紀元前8世紀~紀元後3世紀まで、中央アジアに存在したといわれる遊牧民族、スキタイの女王トミュリス。
農場や鉱山、牧場など建設して文明の発展を促すわけですが、その中で【世界遺産】は建設にとても時間とコストがかかる一方で、建設完了すれば多大な恩恵が得られます。21世紀に辛うじて存在するギリシャのアポロン神殿、原形が失われたローマの大浴場、実在したかどうか議論が交わされているバビロンの空中庭園など。歴史の中で破壊されたロードス島の巨神像などなど。
古代~21世紀まで、洋の東西問わず様々な世界遺産があり、恩恵を抜きにしても建設するだけで楽しめます。世界遺産の建設については、建設する文明に制限はなく、条件さえ満たせば度の文明でも建設できます。
それこそ日本がピラミッドを建造したり、イギリスがマハー・ボーディ寺院を建造したりなど、自由です。
ただし世界遺産の建造は早い者勝ちであるので、他の文明に建造されてしまった場合、もう同じものを作ることができなくなります。
文明の進歩具合は必ずしも史実に従うわけでなく、プレイヤー次第です。それこそ、12~13世紀にマスケット銃や戦列艦を開発し、蒸気機関車を走らせることもできるし、16世紀~17世紀に潜水艦を開発し、航空機を飛ばすこともできます。
史実とのギャップ具合も、CIVの楽しめるポイントと言えます。
そして、ゲーム中に存在するWIKI、シヴィロペディア。ウィキペディアのオマージュであるこのwikiは、CIV6に出てくる要素全てを網羅したwikiであり、歴史的背景など豊富な解説がされています。
建造施設のみならず、文明(国家)や技術など。余りの充実ぶりに好評であったのか、携帯アプリとしても配信されています。