バニラのアメリカ合衆国でプレイしてみました。アメリカ合衆国は言わずと知れた世界最大の経済大国ですが、1936年当時は大恐慌真っ只中であり、フランクリン・ルーズベルト大統領のもと経済立て直し途上です。
ゆえに軍需、民需ともに大幅な制限があり、高い潜在能力を活かすことができません。政治力も大恐慌により全く伸びず、諸外国に比べて初動は大きく後れを取ることになります。
アメリカ合衆国独自のシステムは上院と下院の議会ディシジョンです。上院と下院の支持如何により国家安定度などが上下し、また両議会の一定の支持率をもって選択できるようになる国家方針も存在します。
史実AIをオフにして、ほとんどの国の挙動をランダムにしていますが、ドイツは内戦がおこるルートを選んだようです。マッケンゼン将軍を中心とした反ナチス派の蜂起により、ドイツで内戦がおこっています。
アメリカ合衆国は史実寄りの【ニューデールの継続】と、IFルートの【金本位制の再導入】のどちらを選ぶかでその後の展開が大きく変わりますが、今回は後者を選択します。
第2次ロンドン海軍軍縮条約。アメリカ合衆国を含む主要国のいくつかは、一定コスト以上の軍艦を建造できません。したがって、この条約が有効であるうちは直衛艦を建造し、将来の艦隊戦に備えます。
ユーゴスラヴィア王国。ソ連を承認し、コミンテルンに接近を図っています。
諜報部を組織し、諜報員を1人雇う。とはいえ、諜報システムをきっちり構築できるまでは、やることは防諜のみです。
オットー・フォン・ハプスブルクがハンガリー王国に帰還し、戴冠。
ブラジル王室結婚式が行われる。ポルトガル共和国、ブラジル連邦共和国において、君主主義の機運が高まりました。
1936年アメリカ合衆国大統領選挙。史実ではルーズベルトが再選された選挙ですが、この世界ではニューデールが支持を集められずに共和党のランドンが当選したこととします。これにより元首がランドンに変わります。
史実で支持を集められなかったイギリス・ファシスト連盟。この世界では英国内の主流派となり政権を握っています。やがて大ブリテン島全土にその支持を集め、イギリスは正式に帝政へと舵を切りました。
1936年8月。半年以上にも及んだドイツ内戦は、マッケンゼンの反ナチス派が勝利し、ナチス党は壊滅しました。
アメリカ合衆国は、国家方針【白銀軍団との同盟】を選択。アメリカをより強い国家として再建するため、白銀軍団と手を組むことを選択します。自由と民主主義を揺るがす白銀軍団との同盟に有権者が反発しますが、これを一切無視します。
これを選択し、一定期間経過すると内戦が勃発するため、それに備えて準備を始めなければいけません。
ナチス壊滅後のドイツ、ウィルヘルム2世をオランダより招聘し、戴冠。ドイツ帝国が再興しています。
アメリカ合衆国では、ランドン大統領の政策に反対する有権者による数百万規模の抗議デモが頻発し、のみならずアメリカ軍の中からも脱走兵が相次いでいます。もはや内戦不可避の一触即発の状況です。
1938年6月。北東部のボストンが反政府勢力によって制圧され、ランドン大統領には従わない姿勢を明確にしました。この大規模な反乱を鎮圧すべく、軍を出動させます。しかし、ことはこれで終わらず。
東海岸と中部の大半が政府側につく一方、ニューイングランドと西海岸全土が反乱側につくと表明したことで、アメリカを二分した大規模な内戦となります。
反政府勢力は【立憲派】を名乗り、新政府を宣言。フランクリン・ルーズベルトがこれの指揮を執っています。翻ってランドン大統領の政府側は忠実な【体制派】であり、両者による第2次南北戦争が始まっています。
内戦勃発により、イギリスとイタリアが体制派への支援を表明。義勇軍を派遣してくれます。
アメリカの危機に瀕し、ダグラス・マッカーサーが軍と共に政府を率いることを打診。民主主義の信任を受けていないマッカーサーを立てるのは如何なものかとは思いますが、内戦に際して強力なバフ効果を持つため、迷わずこれを受諾します。
内戦は、少数の西海岸側をいったん捨てて、差し向けることが可能な全軍を東海岸へ当て、五大湖の工業力を掌握すればあとは容易に事を進めることができます。イギリスとイタリアの積極的な支援もあるため、東海岸を押さえた後は一気呵成に進撃することができずとも、もはや負けることはあり得ません。