ラテンアメリカの大国、ブラジルでプレイしてみました。

大戦争(第1次世界大戦)、ブラジルは中立を維持し、平和と安定を維持しましたが、イギリスを含めた主要貿易国が革命によって崩壊したことでブラジルは混乱の時代に突入。1926年の選挙でサンパウロ州、ミナスジェライス州がそれぞれの候補者を擁立して激しく争い、州の間でほぼ内戦状態に陥りました。

 

サンパウロ州は北部、東部の幅広い支持を集めたことにより、軍需および民需における優位性をもたらし、さらには海軍の連邦政府に対する反乱も相まって、反乱州が勝利。新たな制度と憲法が成立しました。

ブラジル連邦共和国はそれ以来、2代にわたって民主的選挙により大統領が選出され、経済的にも繁栄を成し遂げています。

 

しかし、1936年の総選挙が近づき、無政府主義、共産主義、国粋主義などが勢いづき、不穏さが立ち込めてきました。

 

 

 

ブラジルは広い国土を持ちますが、繁栄しているのは東側。主に沿岸部であり、西側はアマゾンを含め未開拓です。きわめて劣悪なインフラであり、地域間の移動も困難を極めます。

 

その広い国土とは裏腹に、陸軍は平均8大隊で構成される6個師団のみ。しかも民兵や騎兵も含まれるため、陸軍力は明らかに不足しています。一応ブラジル海軍も存在しますが、いずれも型落ちのため、中南米の国相手ならある程度戦える程度にすぎません。

 

 

 

地方の権威的象徴だったシセロ神父が死去。これによって国内の安定度がさらに下がります。

 

アルゼンチンのカルレス体制について、ブラジル政府の見解を表明。どちらにせよアルゼンチンと恭順する道はあり得ないため、これを批判しておきます。

 

ブラジルは社会保守主義政権ですが、帝政によるブラジルの権威復古を主張する勢力もある程度の支持を集めています。今回、この【ブラジル統合運動】の支持を集め、ブラジルの帝政復古を推し進めていきます。

 

 

 

 

サンパウロ州にて、サンディカリストがストライキを主導。警察が出動し鎮圧。

 

 

ドイツ発の世界恐慌、ブラックマンデーはブラジルにも直撃し、大きなデバフが付きます。

 

 

旧共和党員、社会民主主義者などによって形成されている左派系民主主義政党、大統領候補を擁立。社会民主主義の支持率が上昇します。

 

 

ブラジル統合主義を掲げる勢力、近年これを君主主義に転換し、定着させています。カトリックの価値観を重視し、貧困層やアフリカ系ブラジル人からの支持を広く集めたこの政党もまた、大統領候補を擁立。人種平等を掲げ、支持を拡大しています。

 

 

 

ポーランドにて、国王が戴冠。ポーランド人から選ばれた国王により、ナショナリズムが高揚しているようです。

 

ブラジルのすぐそばには、大量の石油を算出するマラカイボ油田を持つベネズエラが存在するため、これを確保したいところです。国内を固めたら、すぐに軍事行動を起こせるよう準備していきます。

 

 

 

1936年、連邦選挙。ここではサンディカリスムを含めた多様な選択がありますが、今回はブラジル統合運動を支持し、与党とします。

 

新たに大統領に就任したグスタボは、そのスピーチの中でブラジルの新しい時代の幕開けであると宣言し、その将来を決定づける選挙であるとしました。

 

 


 

ブラジル統合運動が与党になることで、一時的に国名が【統合主義ブラジル】に変更。帝政復古の国家方針ツリーが進めることができるようになります。

 

帝政復古のためには、国内の支持基盤を固めていかなくてはなりません。

 

 

その傍ら、中米に目を向けるとエルサルバドルが同じような政権だったので、これを独立保証します。中米は放っておくとサンディカリスム化するため、これに介入できるようにしておきました。

 

そして北米の合衆国内戦では、アメリカ連合国を支援。ヒューイ・ロング政権を支持します。

 

 

ドイツ領東アジアで起きた、インドシナ戦争では反乱側が敗北。引き続きドイツの支配が続くようです。

 

アメリカ内戦のさなか、ハワイは再びカメハメハ大王を擁立し、ハワイ王国を復活させています。同国は、間髪入れずに帝国協定への加盟を宣言。自国の独立を担保します。

 

 

ある程度、国内もまとまってきたため、あらかじめ正当化工作を進めていたボリビアに宣戦布告します。10個師団、ブラジル陸軍の全軍を上げて侵攻。

 

ボリビア軍はパラグアイに向けても軍事行動を起こしており、ブラジル側へはせいぜい2~3個師団しか存在せず。ブラジルは114名の死傷者を出す中、ボリビアが1900名の損害を出して同国は降伏。全土併合し、ブラジルの1州とします。

 

 

いくつもの前提条件をクリアし、国家方針【ブラジル帝国】を進めます。約5か月もかかるこの国家方針が完了すれば、ブラジルは帝政復古します。並行して、西への拡張を進めペルー、エクアドルへ侵攻します。

 

 

この世界では1937年末、既にドイツ帝国とフランス・コミューンが争っています。王政復古したフランス王国が、隙をついてコミューンに宣戦布告。大戦に協商も参加しました。

 

 

 

ペルー、エクアドル戦併せて約400名程度の死傷者を出しますが、両国を併合しブラジルの州としました。そして国家方針【ブラジル帝国】が完了。戴冠式が行われ、ペドロ3世が即位。名実ともに、帝国は復活しています。