現代MOD、イタリア共和国。
2000年スタートのシナリオでプレイしてみました。
バニラでは、民主主義、共産主義、ファシズムの3くくりのみですが、現代MODは、政党により非常に多様なイデオロギーがあります。国家方針を進めることで、比較的自由に、イデオロギーは変更できます。
また、2000年時点では、ソ連が崩壊して約10年。アメリカの単独覇権の時代で、画定した世界秩序が存在するため、これを覆すのは容易ではありません。
イタリア共和国は初めからNATOに加盟しており、西側の主要国の1つです。近隣国家のフランス、ドイツも同様にNATOですが、スイス、オーストリア、クロアチア、スロベニアは加盟していません。
非加盟の国々は時間をおいて徐々にNATOに加盟していきますが、それまでに宣戦することで、拡大していくことができます。
アルカイダがきな臭い動きをしているとの報告あり。イタリアもこの動きを警戒します。また、イタリアの議会政治は停滞しており、マフィアの癒着により地方の腐敗も懸念されています。
ロシア連邦のチェチェン紛争。チェチェン共和国は独立を目指しますが、これを許さないロシア連邦政府は軍事力での鎮圧を行います。
イタリア共和国の内政方針は民主主義系の方針を採る【民主主義的統治】と、方針を変革する【昔ながらの統治】の二者択一となりますが、ここは後者を選択。君主主義の支持を伸ばし、サヴォイア家によるイタリア王国の復古を目指します。
しかし、イタリア国民が容易くこの方策を受け入れるはずがなく、市場自由主義の大規模な集会が開かれ、自由主義の支持率が伸びてしまいます。
エチオピアとエリトリアがアルジェにて停戦合意。エリトリアの併合を目指したエチオピアの意図は失敗し、国際社会を味方につけたエリトリア国の勝利です。
イタリアに根付くマフィアの根絶を目指す。この行動を起こすことでマフィアとの抗争状態となり、国内の生産基盤や軍事力に大きなデバフが付きますが、これに耐えることでイタリアのマフィアは消滅します。
マフィア紛争のさなか、イタリア語圏のティチーノ州の回収を国際的に正当化し、スイスに宣戦布告します。
地形も味方する精強なスイス軍ですが、スイスはおよそ11個師団(10万人程度)かつドイツとフランス国境に分散しており、対イタリア国境沿いはせいぜい3~4個師団ほどです。
イタリア軍は空軍支援も得た状態で、12個師団(全軍)でスイス本土に侵攻。
対スイス戦争におけるイタリア軍の損害は、死傷者28人。対するスイスは3600人にも及び、首都ベルンが陥落したことで降伏しました。
ジュネーブにて講和条約が結ばれ、スイスは東部のすべてをイタリア共和国に割譲。スイスは首都をジュネーブに移すこととなり、その国土は開戦前の30%程度まで縮小しています。
また、スイスとリヒテンシュタインは繋がりが強かった国同士ですが、ジュネーヴ条約により両国は国土が大きく引き離されています。
2001年9月11日。
アメリカ合衆国にて同時多発テロが勃発。アメリカは対テロ戦争を宣言し、合衆国民はこれを支持。対テロで一致団結。
イタリア共和国もこの凶行に対し、アメリカ合衆国に恭順します。
一方で、北アフリカのチュニス領有に対する正当化工作を完了させ、チュニジアに宣戦布告。かなり手薄だったチュニジア南部に同時上陸し、またマルチロール機と攻撃機を含めて800機近くをチュニジア上空に飛ばして上陸を支援します。
幸いにもこの時、砂嵐が起きていなかったため、航空支援は極めて有効でした。
この軍事行動では、イタリア軍の死傷者がないまま、チュニジア軍が数百人の損害を出し、首都チュニスの陥落と同時に降伏。チュニスを含む北部がイタリア共和国に割譲され、南部は傀儡の伊領チュニジア保護領とされ、イタリアの傀儡国家になりました。