第1次世界大戦から、史実とはやや異なる歴史を歩んだ1936年の世界。やがて世界各地に突如として現れるクライシスという敵に対して全人類が一致団結して立ち向かうMODです。
人類が、地球環境を一切顧みずに開発を続け環境破壊を続けた結果、クライシスが目覚め、ヒトの文明を終わらせるために動き出すようです。
本MODはマルチプレイを前提としているため、中小国家が大国に統合されており、ほぼ存在しません(これに対する一応の理由付けは、少しだけ歴史解説で成されている)。今回はドイツを選択して進めてみました。
ゲーム開始直後、ハンガリー王国とオランダを併合するイベントが起きる。当該国家がAIであれば、問題なく併合しドイツの領土としていきます。
赤潮。視覚的にもとても不吉な出来事ですが、これに対する納得のいく原因究明がなされているため、人類は深刻にはとらえなかったようです。
確かに、今更洗剤を使わずに生活しろなど不可能でしょう。人は、一度手に入れた便利さを手放すことはできない生き物です。
今回、ドイツはドイツですが、ナチスを追放してカイザーのドイツ帝国で進めてみました。
クライシスMODはディシジョンが豊富であり、環境汚染と引き換えに国内開発するもの、環境汚染を浄化するもの、期間限定で強力な戦闘バフをつけるものもあります。政治力を消費し、【消滅を司る鳥】を実行。
渡り鳥が姿を消しましたが、これに疑念を抱くものは存在せず、こんなこともあるだろう、と軽く流されててしまいました。もはや、手遅れであることにさえ気づかないのです。
また、クライシスMODは様々な災害イベントが起き、対処を迫られます。この災害は、多様なデバフを付与するものであり、国内開発や軍隊拡大に大きな障害となります。
この異常気象は、地球に明らかな異常が起こり尋常ならざる事態が起こる前触れと言えます。
異常な酸性雨が相次ぎ、異常を認知したイギリスを含めた北欧は、調査チームを立ち上げ共同で調査、解明を急ぐことに。
人類が環境を顧みない開発を続けることに対する警告は、既になされていたということです。
世界各地では、明らかな異常気象により変貌を遂げつつあります。
地球規模の異常な事態は、人類の一時的な結束を生み出しました。もっとも、既に手遅れかもしれませんが...。
極圏の共同調査においても異常な調査結果が報告され、もはや地球が異常な状態にあることを誰もが認識しています。
自然災害、異常気象の連鎖は、黙示録に記された終末の到来なのでしょうか?
イギリス王立海軍がカイロの地で補給。人類の生存圏の砂漠化が急速に進行している事実を聞かされるイギリス海軍中将。もはや現実逃避にしか聞こえない楽観的見解です。
同件に対し、ドイツがヒンデンブルグ号を飛ばして航空調査を実施。赤い間欠泉を噴出した砂漠は極めて不気味です。
バルカン半島と中東では、黙示録を思い起こさせる豪雨が続く。この雨が、人類の罪も一緒に洗い流してくれればよかったのですが。
生物の大移動が極東で起きる。学者による説明がなされましたが、異常な何かがやってくることを、多くの人々が予感したようです。そして、それは現実になり...。
タクラマカン砂漠より、突如として人ならざる生物の群れが大挙して現れ、人類圏への侵攻を開始。これがなんであるか、いったいなぜ攻めてくるのか、それを説明できるものは誰一人おらず、世界各国は軍隊を派遣し、共同して調査と防衛を図ります。
タクラマカンはその名を『オリジンネスト』と名前を変え、【崩壊文明】という謎の勢力の拠点となっています。
また、間をおいて中央アフリカにも敵対勢力が出現、【荒廃文明】とされるその勢力も、崩壊文明と同様に人類圏に侵攻を始めます。
尋常ならざる生物の蜂起は続き、北欧で【融解文明】が侵攻を開始。これにより、世界各国は分散せざるを得ず、まともな士気ができません。
各地の敵対勢力は、【崩壊文明】を除けば比較的大きな戦力差はなく、師団ステータスも若干敵側が上、装備の改良をしていれば互角~やや優位ぐらいにはなります。師団規模も、各地の勢力で異なりますが90~300個師団で、突如として現れる以上、こちらの初動は遅れますが、防衛線を敷ければ、深刻な浸透は防ぐことができます。
ただし【崩壊文明】だけは強大な力を持っており、師団ステータスも非常に高いので油断は禁物です。ドイツとソ連を含めた世界共同軍であっても、苦戦は免れません。
さらに間をおいて、【昏睡文明】【停止文明】【消滅文明】【滅亡文明】などが蜂起し、これを退けてヒトが存続するか、それともヒトは築いた文明もろとも滅びヒト以外の楽園が地球に生まれるかはプレイヤー次第です。