ドイツのアフリカ支配を代理執行する総督府、ミッテルアフリカ。ヘルマン・フォン・ゲーリングが総督となり西アフリカ~南アフリカまで統治しています。

 

同じくアフリカに植民地をもつポルトガルと衝突し、ミッテルアフリカ総督が対立の現状を説明に本国を訪れました。ドイツ帝国は、ポルトガル本国へ事実確認をすることにします。そこでようやく、ドイツ帝国政府は、アフリカ対立の深刻な状況を認識しました。

 

 

 

しかし、真相はポルトガルとの対立ではありませんでした。極秘の内部通報により、ゲーリング総督を中心に、ミッテルアフリカでは汚職が蔓延していることが、ドイツ帝国政府に知らされました。その内容は、もはや見過ごせないほどに腐りきってしまった総督府の現状です。

 

ドイツ帝国はこの情報を活用し、本格的な介入のもと、総督府の改革を推し進めます。

 

 

 

 

その一方、帝国協定に加盟していたバルト連合公国は、民族主義の高まりにより独立を宣言したエストニア、ラトヴィア両政府の攻勢により崩壊。ブラックマンデーのどさくさであったため、バルト連合公国もドイツ帝国も満足に対応できませんでした。

 

 

 

 

 

ドイツ帝国はこれに対し、バルト政府の再興を要求しエストニアとラトヴィア両政府に宣戦布告。とはいえ今だブラックマンデーの財政再建途上であるため、ドイツ帝国軍の攻勢は小規模にとどめ、リトアニアと白ルーシ両軍の協力の元進軍します。

 

 

 

新興国家であるエストニア、ラトヴィア両軍の規模はせいぜい5個師団程度(加えて恐らく6~8個大隊編成)であるため、航空支援のもと同盟国の進軍にまかせても平押しで勝てます。両政府を降したあと、バルト連合公国を再興させました。

 

 

 

フォン・ゲーリングをミッテルアフリカから追放し、新総督を据える。

 

 

 

1938年。イタリア社会主義共和国が教皇領に侵攻を開始。国力から見ても、教皇領に勝ち目はなく、さして間を置かずローマ陥落。ローマ教皇領はサンディカリストの支配化になります。

 

 

世界的なサンディカリストの勢いが増し、フィリピンにおいても政権が転覆。フィリピン社会主義共和国が成立しています。ドイツは東アジアに大きな利権を持っているため、注視しなくてはなりません。

 

 

 

第1次世界大戦の名将であるルーデンドルフが逝去。この世界では第1大戦の勝利後、ルーデンドルフ政権が成立していますが、ティルピッツにより失脚しています。

 

 

北アフリカのフランス共和国政府による強圧的な統治は、現地民を苦しめています。フランス亡命政府に対し銃を向けるもの、亡命しドイツ訪れるもの、様々ですが、ドイツ帝国としてはこのユダヤ人難民を受け入れ、新たなドイツ帝国の働き手として歓迎することとします。

 

ナチスが政権を握っていないため、史実ほどにユダヤ人に対する敵意は高まっていませんが、難民の受け入れに対し、ドイツ帝国の国家安定度はやや低下します。

 

 

1938年半ば、高まるサンディカリスムの脅威に対しスウェーデン王国政府が帝国協定の加盟を請願してくる。ドイツ帝国はこれを受け入れ、社会主義者の脅威に対し共同で立ち向かう意思を再確認します。

 

 

 

海峡を挟んですぐ隣にカリストの脅威が存在するアイルランド。ドイツ帝国に接触し帝国協定への加盟の意思を表してきました。

 

アイルランドをカリストの脅威から守り、自主独立を保障することを引き換えに、大ブリテン島の隣に対イギリスの基地を確保することとします。

 

 

経済はシャハト計画が進行している中、陸軍改革も進めます。国家方針【新訂教範】を獲得し、国民精神【大戦の勝者】という驕りを取り除きます。

 

 

そして海軍計画も進行。パッツィヒとレーダーの意見を取り入れ、空母機動部隊の編制を目指していきます。

 

オスマン帝国は、カイロ条約機構との戦争に大苦戦しており、ドイツ帝国に援助を求めてきました。これに対し、援助を決定し、中東に対する影響力拡大をもくろみます。

 

援助の結果、まもなくオスマンはカイロ条約機構を下し、中東およびエジプト方面を支配下におさめています。

 

 

 

 

中央アメリカでは、高まるサンディカリスムの脅威により、グアテマラやニカラグア、エルサルバドルによる人民前衛同盟が成立。ホンジュラスはカリスト化しており、この同盟に牙をむいています。

 

 

1938年に行われたリトアニア王国の選挙で、リトアニアのポピュリスト党が勝利。傀儡国家に過ぎなかったリトアニアはドイツ帝国からの独立を一方的に宣言し、同時に帝国協定からの離脱をも宣言しました。

 

国王は追放され、ナショナリズムが高揚した結果共和制となっています。

 

 

リトアニアという、ドイツ帝国と東欧を結ぶ国がドイツ帝国から離れて独自の道を進むことは受け入れ難く、即日ドイツ帝国と帝国協定各国はリトアニアに宣戦布告。ヴィリュニスに向け進軍します。

 

ちょうど泥濘期だったためやや進軍に手間取りましたが、帝国協定全てを敵に回して生き延びる道があるはずなく、あえなく新制リトアニア政府は降伏。

 

リトアニアの降伏後、再び傀儡政府を置く...ことはせず、直轄統治し完全なドイツ化をさせることとします。