第1次世界大戦に勝利したドイツは、とうとう陽の当たる場所へ上り詰め、世界一の帝国を完成させました。しかしながらフランスとイギリスは復讐を胸に秘めたまま共産化しており、また植民地経営と世界秩序の維持に対し、絶対的に経験不足であるドイツ帝国の支配は緩やかに、しかし確実に崩壊しつつあります。

 

 

 

 

ドイツ帝国は大戦の戦勝国であるため、非常に多くの利権を獲得しています。また軍事的にも最高クラスの質を維持していますが、大戦の勝者という驕りがあり、国民精神【大戦の勝者】により新しい軍事ドクトリンの研究に強烈なマイナス補正がついています。

 

また、おなじく国民精神【抑圧された軍国主義】の効果で、徴兵人口などにも決して小さくない制限があるため、1936年開始直後は世界的に優位であっても、このままいけば全てにおいて周辺国に後れを取ることになり、やがて滅びます。

 

唯一【帝国のプライド】によって降伏限界がやや伸びており、不利な状況でも降伏しづらいという僅かな優位を得ています。

 

 

まずは1か月程度で獲得できる国家方針【帝国の再建】を選択。政治力を得ると同時に、国家方針ツリーを進めていきます。

 

 

そしてブレスト=リトフスク条約の賠償金支払いをロシア共和国へ求める。これを断れないことが、ドイツ帝国の国際的地位を示しています。

 

 

中国の条約都市から収益を得る。ドイツは東アジアにさえ強い影響力を持っているということです。

 

 

主にインドシナ半島、マラヤなどの支配を担当するドイツ領東アジア。アフリカを担当するミッテルアフリカ。中国南部の支配を担当する東亜理事会。これらが欧州以外のユーラシア、アフリカのドイツ支配を代理執行しています。

 

 

ゲームスタートから1か月後、ベルリン証券取引所の大暴落で閉鎖。ドイツ発の大恐慌【ブラックマンデー】です。これによりドイツの国内開発は急ブレーキがかかり、経済立て直しを始めていかなくてはなりません。

 

証券取引所の閉鎖翌日、取り付け騒ぎが起こる。どの選択でも結局は国内の安定度が大きく下がるわけですが、とりあえず個人の資産保証を宣言しておきます。

 

 

この忙しい状況で、ドイツ国内の社会主義者の尻尾を掴む。国内が大混乱の状況で、社会主義革命の準備をされても困るので、自由労働者組合は非合法化させます。

 

 

 

暗黒の1週間が終わり、ドイツ国内の騒動が収まりだしてから、経済立て直しの始まりです。この時点では、軍備に割く余力などありません。

 

国家安定度は-16%まで落ちこみ、国内秩序は崩壊。治安も最低となっているため、回復が急務です。

 

 

ブレスト=リトフスク条約などで弱腰かつドイツに従属的だったケレンスキー大統領が暗殺され、パヴロヴィチ公が大統領に就任。もはやロシアへの圧力は通用しなさそうです。

 

 

ブラックマンデーの影響はドイツ本国のみならず、当然植民地経営にも大打撃です。植民地各国の財政悪化に対し、本国の増税で対応します。

 

 

ドイツ本国の保護貿易をするか否か。この政策の進め方次第でウクライナ王国が崩壊するため、ここは苦渋を承知で保護をしないこととします。

 

 

 

ブラックウィーク終了後、国家方針【ブラックマンデーの余波】を選択し、立て直しを進めます。そこから【ユンカーの土地を救済】か【不採算財産を清算する】のどちらかを選ぶことになりますが、前者の方が時間がかかりますがその分効果が大きいため、選択します。

 

財政の魔術師シャハトに一任。

 

 

経済政策の中途、婦人参政権運動が活発化。この世界のドイツ帝国では1936年現在、女性に参政権(選挙権および被選挙権)がありません。『身の程を知れ、女ども』とは強烈な翻訳ですが、とかく女性も等しくドイツ帝国の臣民であるため、婦人参政権運動を推進します。

 

 

 

帝国協定の1国だったポーランドですが、このブラックマンデーの波及により従属政府が崩壊。サンディカリストが政権を握り、帝国協定からの離脱を宣言しました。

 

ドイツ帝国はこれに対して軍を動かすことができる状況にないため、傍観するほかありません。

 

 

 

民族主義の高揚により、ドイツ領セイロンの統治が不安定化。重要な資源の1つであるゴムの供給源であるため、セイロンは確保しておかなくてはなりません。

 

 

1936年7月。普仏戦争のセダン戦勝を祝う記念日が、今なお続いています。ブラックマンデーにより雰囲気が落ち込むドイツ帝国内で、ドイツ帝国の誇りを思い起こさせるイベントです。

 

 

 

【ユンカーの土地を救済】を完了し、続いて【投資計画】を選択。これにより、マイナスの国民精神【ブラックマンデーの影響】が、代わりに【シャハト計画】に置き換えられ、内政に大きなバフ効果が付きます。

 

完了までに時間はかかりますが、時間が許すならば取得する価値は十分にあります。

 

 

帝国協定の1つ、白ルーシが自治権拡大を要請。属領を縛りつけておくのも良いですが、今のドイツ帝国には少しでも負担は減らしたいので、自治権拡大を承認。これにより白ルーシの傀儡ランクが1ランク上がり、ほぼ独立国家となります。

 

 

混迷のアメリカ合衆国では、まさかのジャック・リードが大統領に就任。このジャーナリストあがりの社会主義者の大統領就任によって、アメリカ合衆国は名実ともに社会主義へ舵を切っています。

 

 

ロシアではソビエトが蜂起し内戦が始まっていますが、ドイツ帝国内のラインラントにあるサンディカリスト勢力がソビエト支持のため出国を要求。これは承認し、ドイツ内から社会主義勢力が出ていくことを歓迎。

 

 

 

 

北アフリカのフランス共和国亡命政府。王政復古を宣言し、フランス王国になったようです。フランス王国とは対サンディカリスムという1点では共通していますが、フランス王国とカナダ連邦が主導する協商はドイツ帝国率いる帝国協定を敵視しており、当面共同は望めそうにありません。