WW1を戦勝国側で切り抜けたオーストリア=ハンガリー帝国。

 

 

皇帝カール1世は、帝国の連邦化政策を推し進るという革新的な方針を採りますが、これが守旧派とハンガリー貴族が反発。改革は帝国内で進むことなく細々とオーストリア帝冠領のみで進められ、1936年、かつてのオーストリア=ハンガリー帝国は、いまや緩やかな連邦化をされています。

 

オーストリア帝国でのプレイは、1937年に迫る(ゲームスタートから1年後)アウスグライヒ会談が、最初の山場です。

 

 

 

ドイツ経済に全面的に依存していたオーストリア帝国。当然のごとくドイツの大恐慌、ブラックマンデーが直撃します。これにより、あらゆる内政行動に大きなデバフがついてしまいます。

 

 

オーストリア帝国の2大主要政党、キリスト教社会党、社会民主労働党が選挙で争う。選択次第で、どちらが多数となるかが決まります。

 

 

 

フランスコミューンにてジャコバン派が権力を握る。

 

 

 

アカデミー開校により、社会民主主義の支持率が上昇。オーストリア帝国は社会保守主義を採る国ですが、社会民主主義も支持率を伸ばしつつあります。

 

選挙の結果、なんとか社会保守主義勢力が政権を保ちますが、国内の反発も少なくなく、国内は不安定化します。1936年のオーストリア選挙のイベントが完了したのち、国家方針【1936年総選挙】が自動で完了。以降の国家方針を進めていけるようになります。

 

 

経済方針を進めていくことで、社会民主主義の支持率上昇に歯止めをかけ、ブラックマンデーによる経済の弱体化を緩和させることができます。

 

 

 

WW1に敗戦したルーマニア王国は、多くの領土を失い凋落。ナショナリズムが一気に高揚し、鉄衛団が権力を握って大ルーマニア政策を推し進めています。

 

 

南米のアルゼンチンが独裁国家に。基本的に南米が軽視されているHOIシリーズですが、KRの世界では、逆に多くのイベントが起こり、多種多様な結末を迎えます。

 

 

オーストリア帝国も、中国に対する権益を持ちますが、中国の条約都市にてテロが発生。三合会と称した勢力に対し、宣戦布告できるようになりますが、上海は非常に遠くそちらに手を回す余力はないので、いったん無視します。

 

代わりに、大日本帝国が三合会に宣戦布告。軍事行動を起こしています。

 

 

ブラックマンデーに対するギリシャの措置に対し、報復行動を起こせます。国内支持も固まっていない状況でギリシャに目を向ける余裕はないため、小規模な制裁措置と遺憾の意を表明するにとどめます。

 

 

WW1後、オーストリアは北イタリアに対しての影響力を保持しています。傀儡たるイタリア共和国の選挙に干渉し、かの国の政治行動に一定の影響力を残すことができますが、ひとまず民主自由派を支援し、従順な政府の維持を図ります。

 

そして、分裂したイタリアの中のひとつ、イタリア社会主義共和国の選挙ではナショナリスト連合が勝利。ムッソリーニが首班となります。

 

 

 

オーストリアの支援にもかかわらず、イタリア共和国選挙でナショナリスト派が勝利。イタロ・バルボが首相に就任。対オーストリア強硬派の勝利によって、トリエステ、南チロル方面がきな臭くなりました。

 

その一方、従来の穏健派がヴェネチアにて蜂起。北イタリア内戦が始まりました。

 

 

オーストリア帝国としては、穏健派のヴェネチア政府を支援することにします。


 

1936年アメリカ合衆国の大統領選挙では、南部出身のヒューイ・ロングが当選。大統領に就任しています。

 

 

1937年。10年ごとに開かれてきたアウスグライヒ会談が開かれる年であり、その準備が始まります。

 

 

 

アウスグライヒはその選択次第で多様に分岐し、その結果がオーストリア帝国の今後に大きく関わるため、慎重に選択します。

 

まず、代表団について。従来通りオーストリアとハンガリーのみで進めるか、他民族を迎えるか。今回は連邦化をさらに推し進める気はないので、従来通りハンガリーのみ招待します。

 

 

交渉初日、ハンガリー代表団が演説し前皇帝の方針批判を始めます。皇帝の批判は無礼極まりないですが、連邦化政策を放棄することには同意できるので、ここは同調しておきます。

 

 

二重帝国が失ったクロアチア。それに対する補償を、ハンガリーが要求。これでハンガリーに喧嘩を売っても仕方ないので、オーストリア帝国の国庫財源より支払うことを確約します。

 

 

 

 

オーストリアとハンガリーのみが出席している場合、会談はこれで終了。ハンガリーは満足し帰路へ。その結果、ハンガリー王国との溝を埋めることに成功します。