1937年の欧州情勢。
ノルウェー王国で社会主義者が多数派となり、第三インターナショナルに加盟。
やがて王制を廃し、ノルウェー連合が成立しました。
隣国ノルウェーの社会主義国化に危機感を抱いたスウェーデン。ドイツ帝国の帝国協定に参加を表明しました。
WW1後、オーストリア帝国の顔入りをうかがい続けざるを得なかったセルビア、王制への体制転換を表明。アレクサンダル2世が即位し、正式にセルビア王国が成立しています。
セルビア王国は、ベオグラード条約機構を成立させ、ギリシャなどのバルカン諸国を味方につけブルガリアやオーストリアに対抗しています。
アメリカ内戦では、西海岸が合衆国から離脱しなかったため、三つ巴の内戦になりました。加えて、サンディカリスム連合ではなく、社会主義支持の労働組合連盟という名の勢力が、五大湖周辺で蜂起しています。
この状況を見て、カナダ連邦はシーレーン確保のためパナマ運河に侵攻。パナマの隣国コスタリカを協商に迎えて、パナマ運河の占領をします。
カナダ連邦が合衆国の支援を表明したことで、同じ協商のフランス共和国も歩調を合わせる意味で合衆国支援を宣言しますが、同時にひそかにアメリカ連合国も支援します。イデオロギー上、協調できる可能性が高いので、合衆国と連合国。どちらが勝利してもフランスにとって利があるように事を運びます。
アジアでは、シュテルンベルク率いるモンゴルが、新モンゴル帝国として膨張を続ける。国旗も新たになり、大陸で確固たる基盤を築いています。
スペイン内戦。史実世界では共和派と国粋派に分かれたものでしたが、この世界ではカルリスタ派と王党派、社会主義派の3つの勢力に分かれての内戦です。
アメリカ内戦とは異なり、北アフリカに居を構えるフランス亡命政府にとって、すぐ隣のスペインが反抗勢力となっても困るので、イデオロギー的に最も近いスペイン王国を支援しました。
現存する中で最も古い同盟国だったイギリスとポルトガルですが、イギリスの社会主義化により形骸化していました。ポルトガルは、正当なるイギリス政府が存在するカナダ連邦との共同を宣言し、協商に参加しました。
ドイツ帝国の勢力圏である、帝国協定に参加していたウクライナ王国。
カリストが多数派となり、帝国協定からの離脱を宣言。これに対し、ドイツ帝国は軍事的制裁を決断。ウクライナに対し宣戦布告しました。
一方で、イタリア共和国はオーストリアに接近。ドナウ=アドリア同盟が成立しました。
フランス共和国亡命政府は、国家方針【王国の再興】を開始。
脆弱な共和国政府を廃し、国王を迎える準備を始める中、アジアではソ連がトランスアムール政府に宣戦布告。侵攻を開始しました。
トランスアムール単独であるならば、ソ連は問題なく粉砕できるでしょうが、当然これを黙ってみていないのが大日本帝国と奉天政府でした。トランスアムール側に立って参戦し、ソ連は反撃を食らうことになります。
このブハーリンを首班としたソ連は、史実のソ連と異なりスターリンほどの強固な地盤がなく、また成立したばかりであり、史実ほどの陸軍規模がありません。
国家方針【王国の再興】が完了。これよりフランスは王国となり、オルレアンの国王を迎えてフランス奪還を目指すことになります。体制は立憲君主制を選び、近代的な立憲国家として歩むことにします。
隣では、反オスマン同盟であるカイロ条約機構が、オスマン帝国に対し宣戦布告。エジプトやトリポリタニア、アラビアやイエメンなどの多国間同盟に対しオスマン帝国が反撃していました。
イギリス領インド帝国の崩壊後、独立していたビルマは、混乱に次ぐ混乱の末、革命によりサンディカリスムが多数派となり権力掌握。まさに、国から国へ革命が伝播していきます。