1946年6月、清国により4発の核攻撃を受けたアメリカ合衆国は、アジア州連合に対し、降伏を表明。これにより、素早く展開したドイツ帝国軍はアメリカ全土の支配を完了させます。

 

清国は、連合国側で参戦したメキシコ合衆国方面に進軍します。対メキシコは、特に苦戦することなく、首都メキシコシティとその他主要都市を占領し、メキシコは降伏。

 

 

アメリカは900万人もの犠牲者を出し、遂に降伏。残るはイギリスのみですが、こちらは830万人もの死傷者を出しつつも、なおベルリン条約機構とアジア州連合に屈服しない。

 

イギリスを降伏させるには、ブリテン島に上陸する必要がありますが、清国の位置からしたらこれは大変面倒なので、核攻撃により集結させることにしました。

 

しかし、既存の占領地からでは、戦略爆撃機の航続距離がブリテン島まで届かなかったため、キューバに上陸して航空基地を整備します。

 

 

核攻撃を行うためには、①戦略爆撃機がある②地域の制空権が75%以上である、という必要条件がありますが、ドイツ帝国が一瞬だけブリテン島の制空権を掌握した瞬間を見逃さず、核攻撃を実施しました。

 

 

 

核攻撃によって、イギリスは降伏し講和会議に入ります。核で壊滅したはずのロンドンで開かれた講和会議で世界の新体制が決められました。

 

イギリス、フランスの植民地は大半を放棄させ、ベルリン条約機構は一部を植民地としたうえで残り自治領として成立させ、アジア州連合はアジアの植民地に独立を与えアフリカは一時的に清国の統治下におきました。

 

 

東アジアは、もはや統治下に置く必要なしと考え、朝鮮帝国に独立を与えます。日本幕府も対連合戦争で大きく戦功をあげたため、主権の制限を緩和しました。同時に、アメリカ占領下だった沖縄や南鳥島、マーシャル諸島やトラック諸島などは、再び日本の統治下におかれます。

 

 

インドはイギリスの影響を一切撤廃し、清国の自治領とします。インドの自治度は日々増加していくため、自治領、という体制ですがおよそ1年~2年の間に自主独立が達成されるはずです。

 

イギリス領マラヤも独立させ、マレーシア共和国に。

 

 

旧イギリス連邦だったオーストラリアとニュージーランドは、大勢を大きく変えそれぞれエミュー帝国、ノヴァゼーランディア共和国と国名を変え、アジア州連合へ加盟しています。ニューギニア方面にも独立を与え、パブア人民連合が成立。

 

 

欧州ではイギリスでエリザベス2世が即位。一部の国家を除き、大半がベルリン条約機構に加盟しました。

 

 

 

北米情勢は、ドイツ帝国は撤退し、アメリカ合衆国とカナダが合併し一時的に体制派になりました。メキシコも体制派も、アジア州連合に加盟しています。

 

 

 

1948年時点で、世界はアジア州連合とベルリン条約機構の2つに分かれています。

いずれもファシズム、共産主義とは異なる体制であり、両陣営には対立点がありません。