【日本国 歴史情報】

 

日本は前近代的社会から、先進工業国へと見事に転身を遂げた唯一の非西欧国である。

 

第一次世界大戦が起こると協商側に立って参戦し、大きな利益を得た。戦勝国となった日本はドイツが領有していた太平洋諸島を獲得し、アジア地域の一大大国と高らかに主張できるまでになった。


しかし1920年代の金融恐慌が日本の民主議会制政府を不安定にし、急進的な国粋的軍国主義者による血なまぐさいクーデターと暗殺が繰り返された。 

 

 

 

 

シナリオは、【1933年 決断の日】、国家は日本を選択。

 

だいぶ前に、【Hearts of Iron2 Doomsday - Armageddon】(以下DDA)にてやってみたロールプレイを、

同じようにDarkest Hour(以下DH)で進めていきたいと思います。

 

ただし、同じゲームではありますが、DDAとDHはシステムが異なるため、まったく同じように進めることはできないでしょう。

個人的にきついのが、以下3点の違いでしょうか。

 

①軍隊の生産時間の違い

DDA...歩兵などは3~4か月程度で生産できる。軍艦は1年~2年の間。

DH...歩兵が9か月~1年、軍艦が2年~4年。

 

②交戦時間の長さ

DDA...1日で終わることも多々。かかっても数日程度。

DH...数日間かかることはざら。1か月以上かけても決着つかないことは珍しくない。

 

③人的資源の増え方

DDA...日ごとにマンパワーが増えていく

DH...『動員』システムを使う

 

 

上記システムの違いもあり、DHは日本ではすこぶる不評な傾向があります。

とにかく開始していきましょう。

 

開始直後、日本強化イベントが発生します。

「かへりみはせじ」、海ゆかばの歌詞として有名な言葉ですが(後悔しない、という意味)これを選択すると陸海空が平均的に強化されます。

 

ですが、海洋国家である関係上、今回は海軍重点強化「皇国の四方を護るべし!」を選びました。

 

 

そして、1930年代の日本が置かれている状況を知るためのイベントが発生。

割と八方ふさがりですが、決死をかけて突破口を開いていきたいと思います。

 

 

朝鮮と台湾を併合し、満州国を傀儡化する日本。北には共産主義の脅威、ソ連があり、

大陸には敵対している中国国民党政府が存在しています。

 

このころの中国は、中華民国です。

日本のおよそ5分の1程度の工業力しかないうえに、技術力でも大きく遅れています。

そのうえ内戦により分裂状態なので、日本にとっての軍事的脅威ではありません。

しかし、日本をはるかに上回る人工をもとにした人海戦術、広大な中国大陸の2つは、

下手を打てば史実のように泥沼戦となってしまうでしょう。

 

 

眠れる巨人、アメリカ合衆国。

 

世界最大の経済大国ですが、大恐慌のあおりを受け弱り切っています。

しかし、立ち直ったその時、日本を歯牙にもかけない強大な工業力、無尽蔵の資源をもって、

立ちはだかってくるでしょう。

米国とは通商条約を結んでいる仲ですが、すでに米国は日本を仮想敵国としており、対立は不可避です。

 

 

 

七つの海を制する女王、イギリス。

 

言わずと知れた、大英帝国です。

世界の4分の1を支配する広大な帝国をもつこの国は、かつて日本と同盟を結んでいました。

しかし、すでに同盟関係はなく、日本に対し厳しい姿勢を貫いています。

 

有色人種の独立など考えることすらなく、植民地帝国主義に固執しています。

その1点のみでは米国と対立しますが、基本的には米国と恭順しているので、

日本と共同することはありません。

 

 

 

 

日本の研究機関は極めて優秀で、とくに海と空の分野においては超一級と言っても差し支えありません。空母と航空機の技術では、常に世界に先んじることができるでしょう。

 

 

 

イベント「大日本帝国憲法」。

とくに何か起こるわけでもない、単なる説明イベントです。

 

このころの日本は独裁など存在せず、確かに民主主義でしたが、国民の文民への不信と軍部の発言力の強大さがゆがみを生み出し、自浄作用をなくしてしまったのは残念です。

日本民族の悪い部分が顕著に表れてしまったというべきでしょうか。

 

 

 

 

遠いドイツでは、ワイマール体制が終わりをつげ、ナチスが権力を握りました。

もはやヴェルサイユ条約に縛られぬ、強大なドイツの復活です。

それがドイツ国民の幸せにつながったかどうかは、また別の話でしたが。

 

 

そしてわが日本でも、不当なる国際連盟の裁定を不服とし、脱退。

そもそも、アジアを植民地化している欧米列強に、満州国をどうこう言われる筋合いはありません。

日本人が満州から出て行けというなら、イギリス人はインドから出ていくべきでしょう。

 

 

 

このように不快な出来事がある中でも、天長節で目出度い機運が訪れます。

天皇誕生日と呼ばれる、四大節の一つ、天長節。

 

 

 

また、天長節の1月前、日露戦争の奉天会戦の記念日を祝うイベントも発生。

日露戦争で、奉天で相まみえた日露両軍。当時の規模でいって世界最大の会戦となったこの戦いは、日本の勝利でした。

しかし、すでに日本の銃弾、砲弾は尽きており、兵士も満身創痍。追撃する力などあるはずもなく、もしもロシアが再度進軍してきたら、日本は大陸から撤退するしかなかったでしょう。

 

 

海軍記念日も発生。

日本海海戦(世界では対馬沖海戦と呼ばれる)で、史上初のパーフェクトゲームと言われる大勝利を収めたことによる記念日です。

この勝利は、かつての同盟国イギリスですら驚愕し、イギリスの王立海軍が一目おいていたバルチック艦隊を葬り去った日本帝国海軍の評価を改めるのでした。

 

 

ちなみに、天長節、陸軍記念日、海軍記念日の3つのイベントは毎年発生するので、国民不満度の低下に大きく寄与してくれます。

 

 

 

 

 

今後の戦略ですが、欧米列強が支配を粉砕し、アジアの植民地体制を崩壊させることを目指すので、「南進」を選びます。史実通りに、欧米列強と戦う道を選択しましたが、北にあるソ連とは、できる限り衝突を避けていきたいと思います。