HOI2のMOD・Kaiserreich。(ver DH 1.8)

 

 

 

 

 

史実とは異なり、第一次世界大戦で、ドイツを中心とした中欧同盟国が勝利した戦後世界です。

その結果、各国は以下のように変わっていきました。

 

イギリス⇒労働者のストを発端として、共産革命勃発。王党派はカナダへ亡命を余儀なくされ、大ブリテン島には、

イギリス連合(Union of Britain)と称される、社会主義国家が建国される。

 

フランス⇒ドイツに対し大敗北をした結果、労働者同盟による共産主義革命によって第3共和政が崩壊。新たに、

フランス・コミューンを名乗る国家が成立する。

 

ドイツ⇒戦勝の結果、世界中の植民地を獲得。大英帝国に代わり、太陽の沈まぬ帝国となる。欧州にも多数の衛星国をもち、

名実ともに最大最強の国家として君臨していたが、大恐慌の波が押し寄せつつある。

 

オーストリア⇒戦後、ハンガリーとの関係が悪化し、二重帝国の地位が大きく揺らぐ。ドイツの仲介によって、多数の帝国領に自治をあたえることになり、オーストリア帝国が存続こそしたものの、弱体化を余儀なくされた。

 

ロシア⇒ドイツの内戦介入により、ソビエト成立は阻止された。多数の帝国領土に分離独立を許したものの、ケレンスキー大統領によるロシア共和政が続く。

 

 

目的=ドイツへの復讐

国家の指針=対独報復

 

 

アルザス・ロレーヌは全てドイツに取られ、ベルギー、ルクセンブルクは消滅。

ドイツの属国である【フランドル=ワロニア連邦】が成立しています。

 

イギリス連合は友邦でありますが、開始時点では同盟を結んではいません。

宿敵ドイツは勝者の玉座に胡坐をかき、油断してはいますが、その力は健在です。下手に仕掛けても一蹴されるだけでしょう。

牙をとぎ、再び到来するであろう機を慎重に待ちます。

 

イギリス連合。

 

 

仇敵、ドイツ帝国。

いぜん、ヴィルヘルム皇帝が治める。

 

 

イタリア連邦。

対サンディカリスム、再リソルジメントを旗印に、北部イタリア諸侯が結集し成立しました。

元首はローマ教皇。

 

開始直後、政府首班のピヴェール失脚。

対独政策の不十分により支持を得られず。

 

 

フランス・コミューンにとって重要な選挙イベント。数日つづき、ここで決定した政策により、その後の展開や難易度も決まっていきます。とりわけ重要な項目だけ抜粋します。

 

初日はコミューン陸軍について。

 

これからの時代は戦車を中心とした電撃戦。

機甲重視を主張するポール・ル・ジャンティオムを選出します。

 

 

 

4日目、外交政策は如何するか。

これは当然、対独報復を掲げるアンジェロ・タスカを選出しました。

ドイツに対し復讐を果たし、欧州にフランスの栄光を取り戻すのです。

 

 

この外交政策の決定が露見し、ドイツは大きく警戒。

化けの皮も何も、フランスの目的は、ドイツのカイザーをアフリカに流刑にすることです。

 

 

 

社会主義国のスポーツの祭典、スパルタキアーデ。

史実ではソビエトが主催していたこの祭典は、この世界ではインターナショナルを主導するフランスに拠って開催されます。

 

自国フランスの都市で開催するのも良いですが、ここはイギリスとの関係深化を目的とし、イギリスでの開催を決定します。

 

 

イギリス連合は、開催都市をウェールズのカーディフ市に決定したようです。

カーディフ市は、かつてのウェールズ王国の首都です。

一方で、極東の東京では帝国主義の日本で、労働者のストが大規模になり、軍が鎮圧した模様。

 

 

日本は、第一次世界大戦の敗北で直接的被害を被らず、アジアの大国として存続はしていますが、

国内にはびこる社会主義者、大陸権益の拡大を主張する国粋主義者、国内の貧困に目を向けずそれらの政策を進めようとする政府に対する国民の不満など、混乱が続きます。

朝鮮統治も民衆の支持を失いかけており、蜂起間近といったところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ、大恐慌による経済悪化がいったん落ち着くも、以前混乱が収まるのははるか先になる見通し。

 

 

 

第三インターナショナルの開催。

世界中の社会主義国を集めたサミットです。

 

イギリス連合のみならず、その他多数の国が訪れます。

主要国は、イギリス連合、イタリア社会主義共和国、メキシコ。

その他、インドからバールティア・コミューン、南米からポリビアが参加したりします。

 

 

 

各国代表団、無事パリに到着。

社会主義国(この世界ではサンディカリスム)には敵が多い。帝国主義のドイツをはじめとした中欧同盟、大英帝国の亡霊と化したカナダら協商国。それらに対抗するために、社会主義国の結束を強めるこのサミットの意義は大きい。

 

 

 

スペイン王国で起きている資本主義者の殺りく行為に対し、協同と援助の意志を明確にする社会主義国。

 

 

サミットの最中、ロシア共和国では再びの革命が勃発したものの、政府による懐柔でソビエトは矛を収める。内戦は回避され、ロシアの社会主義は封じ込められた。

 

 

また、インドにある社会主義国、バールティア・コミューンは主要国に対し援助を求める。

イギリス連合、フランス・コミューンはこれを受諾し、インドにおける社会主義的統一を援助する約束を取り交わす。

 

 

 

インドには敵が多いため、こう言った大国の援助の約束が必要なのでしょう。

協商に属するデリー、ドイツよりのインド列藩同盟などは、インド統一の大きな弊害となっています。

 

 

 

フランス内戦時、フランス領北アフリカへ逃亡した共和政府は、ブルボンを担ぎあげて復古王政を宣言。ドイツとにらみ合っているこの状況下で、北アフリカに討伐へ向かわせる兵力的余裕はないため、出来ることと言えば、非難声明を出す程度でしょうか。

 

 

 

欧州情勢。オーストリアとハンガリーは再度のアウスグライヒ交渉を開始。

オーストリア、ハンガリーとの連邦形成を提案するもハンガリーは拒絶。

では、オーストリア皇帝とハンガリー国王による二重君主国家形成を提案、これもハンガリーは拒否。

 

 

これ以上の譲歩と交渉は無用と判断したオーストリア、ハンガリーに対し宣戦布告し、力づくでの服従をさせるつもりらしい。ドイツ帝国、この墺洪戦争への介入を公式に否定。

ドイツの後ろ盾を得られないオーストリア帝国は、ハンガリーのみならず、多数のバルカン諸国およびイタリア連邦と同時に戦争をする羽目になりました。

 

イタリア連邦、第一次世界大戦の恨みを込めて、また『未回収のイタリア』の割譲を目的とし宣戦布告。

 

フランス・コミューンはこのバルカン紛争で下手に手を出してドイツの介入を招きたくはないので、慎重に傍観します。

イタリア連邦を、イタリア社会主義共和国と一緒に後ろから刺すのも良かったかもしれませんが、それはオーストリア帝国の利ともなるので、見送りました。