【アメリカ合衆国】を選択し、以下の目的達成を目指して行動します。
●日本と同盟を結ぶ。日米による世界秩序。
●欧州の植民地主義打倒。
【経済力】
もはや説明不要の、世界最大の経済国。
強大な経済力を保持しており、さらにはそれを支える天然資源すら無尽蔵。
世界各国から、貿易申し込みが殺到します。あらゆる国にとっての生命線たりえ、相手国の命運すら経済で握ることができます。
ただし、シナリオ開始直後は、『平和時補正』と『大恐慌』により工業力に強烈なマイナス補正がかかっており、それが解けるまでは多少時間を要します。
【軍事力】
海軍については日英と並ぶ強国。初めから空母を幾つも持っており、強力な戦艦も数多い。
空軍も申し分ないが、陸軍は国土と比して非常に少ない。
【同盟国】
モンロー主義(相互不干渉)を堅持しており、同盟国はいない。
戦争に巻き込まれた場合、ニカラグア、ハイチの2国が戦時同盟を結び、米国を援護してくれる。
シナリオ開始直後、米国の強化イベント【世界の警察】が発生。
日本とは関係が良くないですが、米国は有り余る資金で外交的接近をすることが可能なので、地道に関係改善を図ります。なお、はじめは石油輸出の条約が締結されており、禁輸イベントがない限りは解除できません。
英仏とは良好な関係ですが、今回は連合国を敵に回すため、それを目的に準備していきます。
米国といえど、世界恐慌の煽りを受けたせいか、最初は工業力が非常に低いです。
ですが、ディシジョンから各種政策を実行することで経済が回復し、強大なアメリカが復活していきます。ちなみに、このディシジョンのイベントを実行すると、それぞれルーズベルトの演説が音声ありで流れるという手の込みよう。
米国が経済再建を目指している途中、エチオピアのアラヤ皇子と日本の黒田雅子妃の婚約に対し、イタリア王国が日本を批難。禁輸政策を取ります。
しかし、日本に対しては米国が各種資源の貿易を継続しているため、イタリアの対応はポーズでしかありません。遠い日本に対しイタリアができることと言えば、この程度しかないでしょう。
イギリス、イタリアのエチオピア侵略を公式に承認。これは道義的に許せる問題ではありません。
米国としては民族自決に反するこの決定を痛烈に非難。連合国に対する援助を無期限に凍結します。
黒人を支援することに対する国内の批判も根強いものの、この世界の米国はそれをものともせず。
自由を犯す侵略者に対しては断固たる態度を取る決意を表明。大規模支援を開始します。
なんと、日本は正式にエチオピア側についてイタリア王国に宣戦布告。
流石に米国は経済再建途上の為に軍備もままなっていないので軍事的介入はできません。
日米共同でエチオピアを支援した結果、第2次エチオピア戦争はエチオピアが敗北こそしたもののかろうじて存続。首都アディスアベバとその周辺に領土縮小こそすれ国家を失うことは免れたようです。
1936年、スペイン内戦。
このころまでに経済の立て直しはほぼほぼ完了していたため、スペイン内戦に対する直接介入を選択。
モンロー主義の放棄です。米国民の血を流すことに対し、当然ながら批判が起きます。
そもそもスペイン国内の問題である内戦に介入する大義は何なのかという批判が起こっていそうですが、無理矢理に動機づけすると、1に新大陸への前線基地となり得るイベリア半島のファシズム国家成立を防ぎたいこと、2に植民地を保持し搾取してきたスペインに対する民族自決的な啓蒙です。
まずは、リベリアの港を借りて、西アフリカ沿岸部のスペイン植民地を攻略。ここを足場にし、イベリア半島へ本格的に上陸します。
しかし、スペインは曲がりなりにも海軍を保有しており、駆逐艦や軽巡洋艦の護衛だと輸送艦が負けてしまうこともしばしば。
ここは戦艦【メリーランド】、【ウエストバージニア】をはじめ巡洋戦艦にも護衛をさせる。スペイン海軍程度であれば、これで十分です。空母艦隊は必要ありません。
この海戦の最中、ベルリン五輪が閉幕。めでたいことに世界2位のメダル数。戦勝と合わせてめでたいニュースに米国民は沸き立つ。
スペイン海軍をせん滅し、イベリア近海の制海権を完全に掌握したらば、今度は上陸作戦。
アンダルシア州のカディスに大規模上陸部隊を編成し、ファシスト政権を敗退させて上陸します。
この時点ではドクトリンでも勝っているため、平押しでスペイン軍に勝てます。
順調に占領区を広げたら、今度は内戦の方割れ、共和国側にも宣戦布告を通達します。
一端内戦を止めて、対米を目的として団結すればよいものを、内戦を継続したまま各個撃破されていくスペイン諸派。もっとも、団結したところで世界最強の米軍相手に敵うわけはないですが。
スペインはなすすべなく、首都陥落。マドリッドに星条旗が翻ります。
スペイン戦争中に、選挙でルーズベルトが再選を果たす。
これは、今の路線で問題ないという米国民の意思表示だと解釈しましょう。
苦も無く、米国はスペイン全土を占領。スペインは無条件降伏し、米国統治下に入ります。
緩やかにスペイン統治を続ける中、第2次ニューデール政策。
この時点で、米国の工業力はほぼすべての国を超える規模になっていました。
ちなみにゲーム的な事情を言えば、スペイン侵攻は欧州への足場作りの為でした。
連合国を相手にするにせよ、枢軸を相手にするにせよ、拠点をつくる必要があります。
新大陸と旧大陸は離れており、尚且つイギリスを敵に回す以上、先手を打つ必要があったため、スペイン内戦に乗じて占領に動きました。
遠い極東では、日本と中華民国が事実上の戦争状態に。
中国への支援はあくまで建前上にとどめ、ひそかに日本を支援します。
日本、中々強気の和平提案を行うも、流石に中華民国は拒否した模様。
一方、米国で政府の市場介入は終わりをつげ、一気に自由経済へ。全力全開の米国へあと少しです。
日華両国の戦線は、早くも帰趨があきらかに。
北部は日本が一時的に成立させた、北支政権、南部から攻め上がる日本。
国民党と共産党は人海戦術でかろうじて持ちこたえているが、もはや時間の問題でしょう。