(追記添削。全員分のエンディングを見るため再プレイ)

 

end rollの4日目です。

町で漢方屋を営む閑照(かんてら)がお話の中心です。

 

4日目、夢の中は少しずつ、しかし確実に歪み始めていることが分かります。

 

街を歩くと、ガーデニアが家の外に立っています。話を聞くと、父親が出張から帰ってくるから待っている、と教えてくれます。しかしさらに話を聞くと、一晩たってもまだ帰ってこない、おかしいな?と疑問に思いつつも待ち続けていることが分かります。

 

外に立つ彼女をそのままに、ガーデニアの家の中に入ると、外で待っているガーデニアとは別の、もう1人のガーデニアが留守番をしています。

 

明るいガーデニアとは対照的に冷淡な彼女は、ここはラッセルの夢の中だから、ラッセルが望んでいないから、ガーデニアの父親が帰ってくることは永遠にないと言い放ち、罪悪感を少しでも感じているなら、外に立っているガーデニアにそれを伝えてほしいと頼まれます。

 

外のガーデニアにお父さんは帰ってこない、と教えると、ガーデニアは血濡れの姿に変わり恨みをぶつけてきますが、しばらくすると元通り、ラッセルが望む通りの、優しいガーデニアに戻ります。

 

この一連の流れで、罪悪値が上昇します。

 

情報屋へ行くと、現実世界でラッセルが放火した件について、ラッセルの心情、本音が詳しく分かります。話を聞くと、ラッセルの放火で兄妹が死ぬ前は、兄妹の母親(夢に出てくる埋葬者)はとても優しい人物だったとわかります。

 

4日目からは行ける場所、サブイベントがとても豊富になります。

 

----以下サブイベント

 

ドグマ、コーディのどちらかと話し、3日目のボス【埋葬者】と戦った場所(トコヤミタウンの枯れ木の丘)へ再び足を運び、花を添えに行こうということになります。

 

その後、兄妹のどちらかをパーティに入れた状態で『枯れ木の丘』へ行くとイベントが発生。(兄妹2人ともパーティに入れていると発生しない)

 

家族を慈しむのは当たり前、家族を大切にするのは当たり前と兄妹は話しますが、優しい家庭で育った兄妹とは対照的に、愛されず疎まれてきたラッセルにとって母親、父親は憎悪の対象でしかなく、この当たり前を理解できません。

 

このイベントを完了すると、罪悪値が上がり、同行したキャラクターが【女神の加護】を取得します。

(女神の加護...パッシブスキル。取得したキャラクターは恒常的に能力値がアップする)

 

トコヤミタウンの住人から、町に残っている蔦を取り除いて綺麗にしてほしいと頼まれるので、これを完了すると【花の羅針盤】がもらえます。これを使用した後『枯れ木の丘』にある折れた大木を調べることで隠された町『ソウレツ』へ行くことができるようになります。

 

 

東の国の文化、葬列。ラッセルは本に書いてある東の国の文化、葬列を知り、それが余程印象的だったのか、夢の中に出てきます。

 

『ソウレツ』の火葬場で、今まさに燃やされている炉があり、中を見てみるか?と言われるのに対し見てみると答えると、ボス『燃える何か』と戦闘になります。

 

倒すと『忌火のスカーフ』が手に入りますが、『燃える何か』は全体攻撃魔法『メガ・ミナ・フレイム』を多用してくるため、非常に強いです。勝てないと思ったら逃げた方が良いかもしれません。

 

ソウレツごっこに参加するか、と聞かれ、参加すると答えると、ボス『だれかの遺影』と戦闘に。『だれかの遺影』は、睡眠攻撃でこちらを眠らせ、クラヤミの歌でMPを吸い取ってきます。

 

 

2日目に訪れたダンジョン(森のマーケットの中)は、全く別の姿になっており、娘を殺された父親の無念と恨みの想いが込められたような姿になっています。

 

『お前に祝福はない。苦しんで死ね。ラッセル。あの子のように。ケーキのように。つぶれて死ね。』

 

 

ガーデニアは本当はどんな子だったんだろう?というラッセルの思いが垣間見えます。夢中に出てくるガーデニアは明るくて優しいですが、所詮これはラッセルが望む姿に過ぎず、現実世界の彼女が同じ性格だったとする根拠は全くありません。

 

ただ現実世界のガーデニアはラッセルが殺してしまったため、彼女がどんな性格だったのか、もう知ることはできません。

『明るく優しいあの子が本物か?いい加減で眠たそうなあの子が本物か?それとも...血塗れで呪詛を呟くあの子が本当のあの子か?ラッセル、お前には分からない』

 

2日目のボス【哀悼者】がいた部屋は固く閉ざされており、ガーデニアがパーティにいれば入ることができますが、部屋に入るとボス『祝福された少女』との戦闘がはじまります。

 

ガーデニアと瓜二つのその姿は、父親の無念の思いが具現化したのか、あるいはラッセルの後悔が彼自身を殺そうとするのか。

 

このボスの特殊攻撃『バースデイ』は単体攻撃ながら、一撃死もあり得るほど高いダメージであるため、回復アイテムを十分用意して挑みたいところ。この戦いに勝利するとガーデニア専用装備『父のフライパン』を入手できます。

 

シーサイドのホテルへ行くと、エレベータの前でペンギ族が途方に暮れています。話を聞くと、海底ホテルを建設するために掘り進めていたら、怪物と遭遇して逃げ出してきたとのこと。

 

ペンギ族のために、海底ホテル建設のため怪物退治をすることになります。

 

この水族館を模したダンジョンでラッセルの回想に出てくる『あの子』とは、昔ラッセルが水族館で出会った迷子の少女のこと。ラッセルは彼女の手を引いて、少女の両親を探す傍ら、2人一緒に水族館を回ったという美しい思い出です。

 

ラッセルが罪を犯す前の出来事なのか分かりませんが、ラッセルは決して救いようがないわけではなく、だからこそ更生プログラムの被験者になっているのかもしれません。

 

ダンジョン内には触れるとダメージを受ける仕掛けがありますが、休息ポイントやアイテム売買所もあるため、拠点にしてレベル上げもできます。

 

ダンジョンの最奥部ではボス【思い出の少女】との戦闘になります。このボスは現実世界でラッセルが助けた少女のイメージが具現化したものですが、夢の中では醜く歪んだ化け物として襲い掛かってきます。

 

思うものがあるのか、戦闘開始から数ターンラッセルは『困惑』状態となり動けなくなります。

 

【思い出の少女】は一定のダメージを受けると、全体攻撃【メガ・ヒョウガ】を連発するようになるため、長期戦は危険です。

 

【思い出の少女】を倒すと、罪悪値が上昇し、イベントは完了。ペンギー属からお礼をもらえます。

 

----以下、主イベント

 

閑照が『龍の羅針盤』をなくしてしまったことを聞き、それがないと故郷に帰ることができないということで、ラッセルも一緒に探すことになります。龍の羅針盤は森のマーケットに落ちており、それを拾うことで閑照から、お礼に龍ヶ峰を案内する、と言われます。

 

鳥居をくぐった先には『リュウ族』が住まう龍ヶ峰があります。

龍ヶ峰北西の蔵の前に1人の男が立っており、蔵の中に掛けてある『龍の掛け軸』を調べてくれないかと頼まれるので、これを引き受けます。

 

蔵の中は狭いですが、掛け軸を調べたり、棚を調べたりすることで、先に進む道が開けます。

 

この蔵の中は3種類の敵とランダムエンカウントします。

『くちなし』、『めなし地蔵』、『遺影』。

 

これらの敵と戦う中で、ラッセルが幾度も思い出す『あの人』とは、蔵の中を進んでいくことで明らかになります。また、『おじい様』とは『あの人』の祖父のことで、漢方に詳しかったものの呆けてしまい、『あの人』はそれが見てられず『おじい様』を殺したようです。

 

 

蔵の中を先へ進むと、閑照は耐えきれなくなったのか、自分が犯した罪、抱えている苦しみをラッセルに吐露します。『あの人』とはまごうことなく閑照のことであり、彼は祖父を殺してから、毎日悪夢を見るようになった、と。その悪夢に苦しめられるのにも飽いたから、ラッセルに包丁をわたして自分を殺してくれとお願いしてきます。

 

蔵の最奥にある掛け軸を調べることで、ボス『老憊者(ろうはいしゃ)』との戦闘へ。

老憊者は主に氷属性の攻撃をしてくるので、閑照の特技で、氷に対する耐性を高めると有利に戦えます。ダメージの高い、単体攻撃『恨みのヒョウガ』はもとより、全体攻撃の『ヒョウガのブレス』が非常に痛いです。

 

【...老いた者は悲しいかな。それは時折、健全な若人の心をも蝕んでしまう。.....。若きも悲しく、老いも悲しい。生きていれば、誰でも悲しい。....そう、生きていれば。】

 

老憊者を倒せば一件落着し、自宅へ帰ることで4日目は終わり。これ以降、閑照をパーティに誘えるようになります。直帰することもできますが、夜の町やシーサイド、トコヤミタウンを見て回るなどの寄り道も可能です。

 

自宅へ帰ると、ラッセルの夢の中に閑照が出てくる理由が詳しく分かります。

 

ラッセルは人を殺すたび裏路地の漢方薬局に逃げ込んでおり、その薬局は東の国から来た若い先生が営んでいたようです。

 

勿論、現実の先生は夢に出てくる閑照のようなリュウ族ではなく普通の人間ですが、ラッセルは何度か逃げ込むうちに先生と親しくなり、東の国に伝わる架空の生き物、龍を教えてもらったりしました。

 

呆けた祖父を見ていられなくなった先生は、毒をもった饅頭を祖父に食べさせて殺したものの、祖父を殺したことの良心の呵責、罪悪感に耐えきれず、ラッセルに自分を殺してくれ、と頼んだ。ラッセルはそれに応え、先生を刺し殺した。

 

 

ラッセルにとって数少ない味方ともとれる先生を自ら刺殺したという事実は、ラッセルの心にさらに深い影を落としたに違いありません。