国家:イギリス

シナリオ:1933年・決断の日

環境:大日本帝国、full kai

難易度:普通

その他:民主国家でも宣戦布告可/併合時全ての研究機関獲得

 

英帝国として七つの海を支配する帝王イギリス。

1930年を過ぎたころは既に、大英帝国の威光はすっかり影を潜めアメリカにとって代わられています。

 

【軍事力】

イギリスは海軍が非常に充実しており、その規模は日米に追随します。

また世界中に植民地を持つ関係上、陸軍もそれなりに保持しています。

ですがその広大すぎる領土を守るには圧倒的に戦力不足であり、大国と戦争になったとき全てを守ることはできません。

 

【経済力】

資源豊富な植民地を数多く保有し、尚且つ中東すら勢力圏であるため、資源不足で困ることはなく、むしろ、世界各国から資源貿易を申し込まれ続けるでしょう。島国であるため、本国へのシーレーン確保という難題がありますが、強大な王立海軍がある限りその心配はありません。

 

【同盟国】

第一次世界大戦を共に戦ったフランス、影響力を強めたオーストラリアとカナダの存在があり、大変心強いと思われます。同盟国ではありませんが、属国として支配する英国領インド帝国などは非常に強力な味方になります。

 

シナリオ開始直後、イギリスの強化イベント【七海の王】が発生します。

主に海軍系の強化イベントです。この強化は永久的に続く、イギリスの特権です。

 

 

そして、欧州の筆頭国共通イベント。

【世界大戦の記憶】。平時工業力修正がかかり、生産力が上昇します。

 

戦争とは、結局は物量が全てです。質が量を凌駕できるのは知れた程度でしかありません。

 

 

まずもって、最初の目的は、【アメリカをシナリオ開始から速攻で再植民地化する】ことです。

これでアメリカの強大な工業力を奪い去り、世界の覇権を握ることにします。

メタ的には、アメリカ合衆国を消し去ることで、ゲームの負荷を軽減する目的もあります。

 

 

 

 

ロカ=ランシマン協定。

世界恐慌後、アルゼンチンを経済的に支配し傀儡化します。

 

 

 

シナリオ開始から約半年間時間をかけ、総力を結集。

バミューダ諸島沖に王立海軍主力を終結させ、陸軍30個師団を集める。

間抜けなアメリカはこれの意図を軍事演習か何かだとでも思っているの知りませんが無警戒。

現実だと、どんなアホな国でもこの時点で侵略の標的になっているとわかるぐらいのことをやっています。

 

 

対米戦を始める前にやっておかなければいけないのは、フランスとの同盟破棄です。

フランス陸軍を味方にできるのは大きいのですが、フランスを戦争にまきこむと、

そのままドイツと開戦⇒ソ連が参戦といったように、世界が大混乱となります。

 

そのため、フランスとの軍事同盟は破棄しておく必要があるのです。

 

 

イギリスは、再び世界の覇権を握るために、アメリカに宣戦布告。

第一次世界大戦から20年もたっていないわけですが、その関係もあって無理矢理開戦にこぎつけたので国民不満度が12%も上昇します。これは消費財をばら撒いて国民のご機嫌取りをする。

 

そしてむしろ、『強いイギリス』の復活を宣伝することで、ある程度の大義名分は得られるか..?

 

 

アメリカは言わずと知れた世界最大の経済大国ですが、シナリオ開始直後は非常に弱体です。

軍事的にもそこらの中小国にすら劣る(ただし海軍は超一級)もので、単純な兵力差で押しきれます。

ただし、時間がたてばたつほどアメリカは強大な経済力によって兵力展開してくるため、対米戦は時間との勝負です。

 

 

とにかく早急に東海岸、とりわけ五大湖周辺を押さえます。これを押さえてしまえば、アメリカの力は大きく減退するでしょう。

 

 

アメリカの兵力逐次投入など、都度包囲殲滅すればよいだけのこと。

カナダ軍とベルギー軍との共同で、アメリカ東海岸一帯を完全に占領します。

 

 

 

アメリカの兵力生産をおっつかせなければ、退屈な消耗試合にしかなりません。

 

 

 

 

結果、こうなった。

北米大陸の大半を、再びイギリスが植民地化。カナダも多少の領土獲得をしています。

メキシコは国内の不安定さもあり参戦はしてこなかった。

1933年9月に始めた英米戦争は、およそ2年の歳月をかけてイギリスの勝利に終わる。

 

 

 

戦争の途中、欧州ではオーストリアがきな臭い動きを見せる。

オーストリア2月革命によって、ハプスブルク家の復位。廃位を定めたハプスブルク法の撤廃。

これに対し、フランス、ハンガリーなどは痛烈に批判。ドイツは黙認。

さて我が国は如何すべきか?

 

 

 

オーストリアを欧州情勢の安定のために、『利用』することを目的として今回は黙認します。

当然ながら、こうしたオーストリアの動きに対してバルカン半島の国々、チェコスロバキアなどといった国々が警戒を強め、小協商を組んで対オーストリアの姿勢を強めます。

 

緊張が高まったバルカン情勢は、イタリア、ハンガリーの仲介で一端は落ち着く。

 

 

 

2年間続いた英米戦争の甲斐もあって、失業率が大幅に低下。

イギリスの景気は大きく向上したようです。

工業力が大きく伸び、国民の不満率も下がる。

 

 

 

 

史実では短命だった英仏伊の対ドイツ共同、通称ストレーザ戦線。

今回のプレイではイタリア王国を味方につけたいので、英独海軍協定は結ばない方向で行きます。

 

 

そして第2次エチオピア戦争は、イギリスの仲介で停戦。イギリスはエチオピアの領土を

同盟国イタリアに分け与え、ことをおさめます。帝国主義的な時代ならではです。

 

 

 

南アジアでは、インドの独立機運が高まったことで、総督府が指示を仰いできた。

 

 

これに対し、懐柔してインド人のご機嫌取りを行い独立を先のばすか、いっそインド独立を許すか、

現状より過酷な武断統治をおこなうか、いずれかを選択できます。

 

史実通りならば懐柔ですが、ここは不安定なインドを統治しておくより、いっそ独立させることにしました。

【大英帝国の至宝】を手放すことで国民不満度が15%も上昇しますが、しかし北米を再植民地化していますから、いぜん大英帝国としては強大な影響力を保持できるでしょう。

 

 

独立させたインド共和国は大英連邦に加盟。

イギリスに友好的な国家になりました。