以下2つのMODを導入して、北進-対ソ戦の途を選択するプレイをやってみます。

 

●大日本帝国MOD...主要国強化。日本は様々な要素が強化され独自イベントが豊富に発生。

●FULL kai....多くのIFイベント、独自の研究機関などなど。

 

 

大日本帝国MODは、full kaiと同じく多くのイベントが追加されていますが、そのほかに日本強化(その他の国も強化)という特徴があり、とくにアメリカなどは、1940年代後半は手をつけられないほど強大な、まさしく桁外れの強さを持つようになります。 

日本は豊富なイベントによって史実とは異なる道を進むこともできますし、敢えて史実通りに進むのも一つの選択です。

 

 

 

シナリオは1933年・決断の日。

シナリオ開始直後、強化イベントが発生。

 

 

陸・海・空いずれかを重点強化できますが、今回は対ソ戦を念頭に置くと言うことで、

陸軍強化を選択しました。

ちなみに、この開始時強化イベントは、その他の国々でも発生します。

 

 

このMOD導入後の、主要国の開始時国力は以下の通り。

 

1 アメリカ合衆国  600

2 ソビエト連邦 390

3 イギリス 280

4 ドイツ 200

5 フランス 170

6 日本 150

7 イタリア 90

 

ただし米英仏の3つの民主主義国家は、平和時補正により戦争がおこるまでは国力が半減します。

 

 

1933年シナリオの日本は開始時に昭和三陸地震のイベントが発生し、国民不満度がいきなり溜まるため、だいぶきつい。

大日本帝国MOD導入後は、この不満度解消イベントが用意されているため、資金と物資が溜まり次第、復興支援のイベントを発生させることができます。

この一連の流れは、2.26の回避にもつながっていくでしょう。

 

 

大角岑生海相による、いわるる大角人事。

ワシントン・ロンドン海軍軍縮条約という名の、米国との政治的決闘に悉く敗北した日本。

短期的にみれば、不満度解消や艦隊建造の時間短縮などありがたい効果です。

 

 

同月。満州国不承認の決議により、松岡外相による、いわゆる『十字架演説』で

堂々と国際連盟脱退を表明した日本。これによって、日本は国際的に孤立することになりました。

 

しかし、日本が提唱した人種差別撤廃条項の否決もあったし、何より欧米列強は植民地を持ち抑圧しているのに対し、日本だけ満州をどうのこうの言われる筋合いはありませんし、有色人種を劣等民族扱いするイギリス、アメリカらに対しこれ以上付き合う必要はないでしょう。

国際連盟という名の、新たな白人世界支配機構からは堂々退場します。

 

 

国内では教科書がカラーになったことで絵本代わりに買い求めるものが増え、

教科書が不足する事態に。なんとも変な話です。

 

 

熱河作戦終了後、中国との交渉で塘沽協定が結ばれる。

この選択の中で、中国との協調路線に転換するか、攻め入るかのいずれかを選択できます。

 

 

1933年時点で中国国民党、その他軍閥を相手に戦うのは少しきついので、

とりあえずは協調路線に転ずる。華北の領有・租借権を放棄し、中国国民党・満州両国に

割譲する。

実際、対ソの途中で後ろから中国に刺される事態は避けたいので、表面上友好を保つ方向で行きます。

ソ連さえ消えされば、その後は満州と組んで清朝復活でも目指しましょう。

 

 

同年6月。ゴーストップ事件。

警察と軍、どちらに非があるかといえば、どちらも悪い。これは喧嘩両成敗とすべきです。

皇軍が傲慢すぎた気もしますが。

 

 

 

これを機会に、永田鉄山による人事刷新を行います。

この結果、皇道派・統制派といった派閥の対立がなくなり、ひいては2.26事件の勃発さえなくなるのです。

 

 

 

同年7月。

ソ連の新疆侵略に対し、中国が宣戦布告。

しかしあくまで、戦争ではなく地域的紛争という扱いのようです。

 

日本は、これに対しどう動くかを決められます。反共産主義という一点に置いて、日中は同じです。

中国に対し物資支援を行えますし、極端な案では日中同盟提案すらできます。

あるいはこの事態を利用して、中国からドイツ軍艦購入を『要請』できます。

 

 

 

 

いくらソ連が主敵だったとしても、流石に中国とは同盟を組んでまで戦う義理はありません。

物資・装備供与をして、共産主義との戦いをサポートしますが、あくまで日本は間接的支援だけします。

 

なんにしても、 一時的に中国国民党との関係は改善された。

 

1933年、皇紀2593年。

明仁親王、御生誕!

何とも目出度いこのニュースに、日本中が歓喜に包まれる。

天皇陛下万歳!大日本帝国万歳!

 

それにしても明仁親王殿下、なんとも凛々しい御顔であらせられる。

 

 

 

 

 

いつも通りの、エチオピアのアラヤ皇子と黒田雅子妃の婚約。

今回のシナリオでも、成立させます。

イタリアとしてはファッショの威信をかけた植民地拡大。まさかの日本介入を受けて遺憾の意を表明しました。とりあえずは直接的行動には出ないようです。

 

しかしまあ、遺憾の意を表明するのは日本のほうがずっと慣れていますから、イタリアがこれをやると親近感がわきます。

 

 

 

 

 

年が明け1934年。

江戸川乱歩の死去によって、推理小説・悪霊が永遠の迷宮入りに。

はたして、犯人は誰だったのでしょう?

 

 

そして、ハチ公の銅像除幕式。

1934年時点でハチはまだ生きていたようですが、とにかくきな臭い国際情勢の中で、

このようなニュースは臣民にとって良いことです。

 

同年末。

 

全日本野球チームと、米大リーグの親善試合が行われます。

このあと10年足らずの間に日米が戦争することになると思うと、実に今昔の感に堪えないのですが。

 

 

この中で有名になったのが、伝説の名投手、沢村栄治ですね。近年の研究で、疑問視もされていますが、米国相手に堂々投げた姿は、誇るべきものであります。

この後に、職業野球が確立し、大日本東京野球倶楽部が結成されることになります。

 

 

 

そんな中、第2次エチオピア戦争。日本はエチオピアを助ける選択をする。

 

 

イタリア、屈辱の講和打診。

イタリア王国は東アフリカからの完全なる撤退、同地をエチオピアへ割譲することで合意。

 

イタリアにとって、格下であるはずのエチオピア帝国に、まさかの敗北を喫すると言う事態に。

英仏の介入を受けた第1次エチオピア戦争ならまだしも、英仏が傍観した第2次エチオピア戦争で再びの敗戦という事態に、イタリア王国は揺らぐ。サヴォイア家とファッショ政権は動揺します。

 

グラツィアーニ元帥を筆頭としたクーデター派が蜂起。王党派を相手に軍事行動を起こしました。

イタリアは内戦状態に陥ってしまいます。

 

 

イタリア領リビアは、この機を見て独立を宣言。

独立承諾を条件として、王党派について内戦を支援する模様です。

 

 

 

 

 

最後に、大日本帝国MODでは、日本の国名を自由に変えられるイベントが発生します。

気分で変えても良いし、政体で臨機応変に変えても良いでしょう。

例えば、戦時中は大日本帝国で...共産革命が起きたら日本人民共和国で...などなど。