バニラ(MOD導入なし)の状態でのプレイが、イベントも少なくて味気なかったため、いろいろと入れて再プレイをして見ました。

 

 

 

 

今回の方針は以下のとおりです。

 

 

①シナリオ...1933年 決断の日

②国家...日本

③方針...北進しソ連を倒すことで共産主義を地球上から抹消する

④外交...アメリカ様とイギリス様追従、自由主義の敵、ナチとファッショを抹殺する

 

 

開始直後、まず日本を見てましょう。

このゲーム、何をするにしても工業力が大事なのですが、1933年シナリオの、日本の工業力は99です。

 

 

世界恐慌後のこの時代によくまあ、この数値を維持しているとは聊か過剰な評価だとは思いますが、まあそれはいいでしょう。

 

99というのは、世界的に見て大国といって差し支えのない数値です。

そして、今プレイの方針からして陸軍が大事になってくるため、そちらもみてみます。

 

大日本帝国陸軍は、平時で約66万人の兵力を有します。

現代で考えれば、自衛隊の約3倍の人数ですね。

 

この数字は多いか少ないかで考えれば、明らかに少ないです。当時の日本、大日本帝国は非常に多くの領土を持ち、なおかつ敵性国家の中国やソ連は大量の陸軍を持つため、現有兵力では勝てません。よって、大規模な増員が必要になります。

 

 

その他に国を見てみましょう。まず中国。

 

中国、すなわち中華民国の工業力は28です。日本よりもはるかに、工業が立ち遅れています。これは長く続く内戦も影響しています。ですが、だからといって相対して中国がたいしたことないかというと、決してそうではありません。

中国は非常に広大かつ劣悪なインフラ、日本を上回る無尽蔵の陸軍を有するために、下手な攻め方ではあっという間に泥沼化してしまうのです。

 

 

北方の赤いくま、ソビエト連邦。

ソ連の工業力は213です。

日本の2倍以上、しかも陸軍は比較にならないほど強大です。

この差は、決して縮まることはありません。しかも陸軍装備が日本よりも先鋭的であり

苦戦は必至です。ですが、初期は将校粛清などもあいまって、赤軍は弱体化しています。

時間が経てば経つほど赤軍は立ち直り、練度が磨かれていきます。

 

 

ワイマール末期のドイツ。

工業力は80です。

地力は日本を上回りますが、ワイマール体制のドイツは大不況によって弱りきっています。

すぐにナチスが政権を握るでしょう。そうなればドイツは蘇り、その矛先を周辺諸国に向けてきます。
ドイツは日本と中国を天秤にかけており、実利的な判断をします。

 

ファシストイタリア。

工業力は57です。

列強諸国の中でも立ち遅れた、サヴォイア家のイタリア王国です。

世界恐慌などもあいまって、植民地拡大に乗り出し拡張主義を推し進めています。

軍事的にいえば、日本が単独で戦ってもさほど苦戦はしないでしょう。

 

 

とりあえず各国紹介はこれまでにして、シナリオ開始してみます。

開始直後、即座にイベントが発生しますが、これは分岐ではないようです。

 

 

続いて、五相会議。こちらは史実とは異なる北方進出を選択します。

これにより、2.26事件などが一切起こりません。歴史は変わり、新たな道が開けます。

いったい、日本にはどのような未来が待ち受けているのでしょうか?

 

 

世界情勢は激しく動き続ける。

ナチスが政権を握ったドイツ、アウトバーン整備。

そして東トルキスタンでは...

 

 

これはひじょーーーーーに悩みました。

私個人の感情としては、東トルキスタンの独立支援をしたい。

しかしそれをした場合、大日本帝国は非常にやっかいな立場におかれる。

なおかつ、数少ない友好国トルコとの関係悪化は招きたくない。

 

とても口惜しいが、日本は何もできない。

 

 

時は移り、エチオピア帝国の皇子アラヤの婚約是非を選択するイベントが発生。

史実ではこの婚約は政治的な事情で破談したわけですが、さて..。

 

大日本帝国はイタリア王国との関係悪化を招いてまで、この婚約を成立させるべきだろうか..?

 

 

しかし、イタリアの密約を無視して婚約成立させる。

これにより、日本皇室とエチオピア皇室のつながり、ひいては日エの強固なつながりができた。

とはいえエチオピア帝国は小国であり、国際的な影響力は皆無といってもよい。

 

その1年後...友好国エチオピア帝国は亡国の危機にさらされます。

 

第2次エチオピア戦争です。

エチオピア帝国は工業力や軍事力において、イタリア王国の足元にも及びません。

なおかつ、第1次エチオピア戦争のときのように英国の支援は見込まれない。

このまま傍観していれば、遠からずエチオピアはイタリアに膝を折り、帝国は消滅することでしょう。

 

日本は、この事態を黙ってみていて良いのか...?

イタリア王国を敵に回してまで、エチオピア帝国を助けるメリットはあるのか?そう考えたからこそ、英仏はエチオピアを助けなかったのではないか?

 

 

義を見てせざるは勇なきなり。

大日本帝国は直接介入こそできませんが、大規模な物資と装備供与、および軍事顧問という名のエチオピアへの正規軍派遣を決定します。

あくまで、イタリアへの宣戦布告はしません。日本軍事顧問団はエチオピア軍の指揮下となります。

 

 

この軍事顧問団はイタリアと比しても遜色ないため、戦局を動かすにいたるでしょう。

過程は省きますが、日エ共同軍は、イタリア王国派遣を追い詰めて生きます。

 

 

 

第2時エチオピア戦争は、エチオピア帝国の勝利終結します。

戦勝の結果、エチオピア帝国はイタリア領ソマリアなどを獲得。

国力を高めます。

 

日本も、まったく利がなかったわけではありません。

この戦闘経験は、先鋭的な兵器の設計図獲得をもたらします。

そして、短いながらも苦難を乗り越えた両国は、同盟締結に至るのです。

 

 

 

エチオピア帝国が同盟国となりました。

ファシストイタリアの侵略から守った日本。歴史の歯車は大きく狂い始めています。