カナダの歴史情報



カナダは大陸横断鉄道(1895年完成)、海運業、工業、西部での植民などの複合による勢いで、急速な経済発展を遂げた。ボーア戦争、第一次大戦に際して大英帝国を支持したイギリス自治領は、だが【後者において事実上の敗北を遂げたにもかかわらず欧州から】離れた立地の為、和平成立時において大きな不利益を蒙ることは避けられ、カナダはこれまでそうであったように【繁栄が】続くものと考えていた。



しかし、1925年にイギリスで王室と議会の権威が崩れ去り、王室とイギリス本土政府がカナダに亡命してくると、カナダは異なる道を歩むよう定められた。イギリスの古い名族によるゆっくりとした産業投資、合衆国との貿易関係の維持により、ドイツの支配圏の外にある他の国に比べ、経済的な低迷は比較的軽微にすることができた。



カナダの人民の間では、亡命してきたイギリス人が政治的支配を強め、イギリスを『解放』するという彼らの目標を達成するための手段として、カナダに執着しているのではないかと、不満を募らせつつある。

だが、このような感情の拡大は、反左翼の宣伝と、英連邦を強化し、回復せねばならないとする[気風の形成が]促進されたことにより、弱められている。


そうしたことは、19世紀の経済的、政治的安全保障を取り戻すための手段としてみなされているのだ。

新たに建てられたイギリス連合に関する政治的状況は、来る十年間を緊張させるものとするだろうが、双方とも開戦を覚悟したり、あるいは事態を悪化させるつもりはない。



だが、1936年にはカナダ海軍は急速な増強を開始し、王党派の一部はイギリス本土を奪還するため、直接的な手段に訴える時が訪れたと主張し始めている。こうした未来図が現実のものとなる可能性は日々に増しつつあり、戦争は不可避のものであるようにも思われる。









Darkest HourのMODカイザーライヒ。


第1次世界大戦は、ドイツを中心とする中欧同盟が勝利。協商連合は敗北し、イギリスとフランスでは労働者による革命が起き、両国とも社会主義国家となります。

イギリス王室や首脳陣はカナダへ亡命しますが、たよりのアメリカも第1次大戦の協商の敗北で回収不能となった国債、欧州通商からの締め出しによって不況に陥り、政情不安定が続きます。









かつての英帝国の威光などもはや見る影もなく、カナダに逃げ延びた王室は、

邪悪なる革命家が支配するブリテン島を取り戻し、英帝国の回帰を狙っています。


戦勝国であるドイツ陣営、サンディカリスト陣営と、カナダにとってはどちらも味方になりそうもありません。

仮に、サンディカリスムと対立するドイツがカナダ亡命政府のブリテン島奪還を支援してきたとして、サンディカリストを追い出せても、今度はドイツの傀儡政府ができるだけでしょう。







とりあえず、欧州へ回帰するために重要なのは軍備。

初期軍備を確認してみます。
カナダ陸軍は、平時で約19万の兵力を有します。これは同盟国のオーストララシア連合とほぼ同数。

またロイヤルネイビーとして世界最強だった海軍ですが、空母3隻、戦艦11隻、巡戦8隻などを含め、きわめて高い水準を保っています。

そして空軍。戦闘機と迎撃機あわせ800機。爆撃機が100期と水上機が約40機です。



そして同盟国ですがオーストララシア連合、デリー共和国、カリブ連邦、フランス国粋派です。


イギリスで革命が起きたとき、イギリスの植民地は各地で独自にまとまっていきました。

そしてカナダが協商連合の盟主たる役目を担う時、これらの国々はかつての大英連邦のような権威を取り戻すべく、集ってきたのです。


それからフランスは、本土で内戦が起きた結果、第三共和政が崩壊してサンディカリストが権力を握ります。内戦を争った一派、国粋派勢力はアフリカ植民地へ逃亡し、フランス本土奪回を目指しています。





以下、ゲームスタートします。

開始は1936年。


カナダは盟主だけあってイベントも多い。というか、カイザーライヒは非常にイベントが多く、それによる分岐も多いのが特徴。プレイするごとに多様な世界が作り出されます。







イギリス王のジョージ5世が亡命先のカナダで崩御。

存命中にブリテン島へ還ることは叶わず。その志は、王太子エドワードが継ぐことに。


(ちなみにインド帝国も存在していないため、イギリス国王はインド皇帝ではありません)



一応DHですが、動員システムのないlightのほうなので労働力などのシステムはDDAやAODと変わりはありません。なので、労働力の許すかぎり、陸軍兵力の増強を行います。海軍は比較的充実しているため、後回し。





少しでも資金を稼ぐため、同盟国への軍艦売却をおこないます。

物資にしようかとも思いましたが、同盟国はいわば弾避けになるので有効活用します。








また、カナダはイベントによる国民不満度が若干溜まりにくいので、わりと楽かもしれない。



1936年、欧州ではロシア内戦が始まる。

ソビエトの成立、シベリアの独立によってロシアは3つに分かれてしまいます。

カナダにとっては遠い国の話。とくに干渉もせず放置します。







新大陸で始める場合、1937年に始まる合衆国の内戦をどうするか、を考えねばなりません。

不穏な空気漂うアメリカ合衆国は、アメリカ優先教会とCSA(アメリカ・サンディカリスム)が台頭してきた結果、複数の国に分裂し内戦が始まります。






カナダとしては、内戦勃発に乗じてアラスカ、ニューイングランド、パナマを接収しカナダ領にします。

そしてもう一つ、北米統一を目指します。欧州回帰を目指すカナダにとって政情不安定なアメリカが横にあっては困るし、アメリカの強大な工業を手にすればイギリス連合を相手にしても戦えるでしょう。

合衆国がいくつにも分裂した、今こそがそのチャンスです。





とりあえず、五大湖周辺に成立し、シカゴに首都を置くアメリカ・サンディカリスム連合をつぶすことにしました。