第2次日清戦争の結果


清の完全勝利。風前の灯だった日本の議会制民主主義を立て直すため、一時的に日本全土を清統治下に。日本民主化へ。


朝鮮半島では、清の傀儡政権ながらも韓国が統一を果たす。




日本の工業力強化の傍ら、強兵政策も抜かりなく行います。

敵対的だった日本が清の支配下にある今、脅威はソ連ただ一国のみ。


清ソ国境沿いに精鋭軍を配置していきます。

1941年までで、清は158個師団を準備完了。

うち歩兵91師団、自動車化+戦車合わせて15師団、守備隊25師団、その他です。


といっても、日本の治安維持のための駐兵(在日清軍)に加え、台湾や東南アジア方面を裸にするわけにはいかないので、158個師団全てを投入できるわけではありません。






1941年7月

清、ソ連に宣戦布告


清の傀儡国家である韓国も、半ば強制的に対ソ宣戦布告。









対するソ連の軍規模は、200個師団以上は確実で、おそらく機甲師団のかずは清を上回るはず。

それでも、対ドイツ戦で欧州に拘束される赤軍戦力を考えれば、はるかに清に戦略的優位性があります。


予想通り、極東から中央アジアに至るまでソ連軍の数は大したことなく、軽々と進んでいきます。

ソ連得意の肉の壁も、欧州とアジア両面の電撃戦で間に合わない模様。









開戦から1年。清は中央アジアを完全に掌握し、カフカースに到達。

バクー油田を占領することに成功。スターリングラード目前に迫ります。

しかし、ここまで来るとソ連軍の防備も分厚くなってくるため、電撃戦の衝撃力を喪失。

機甲師団の進軍を緩め、包囲されないように慎重に占領区を広げていきます。





ドイツ側の戦線のほうを見てみると、ソ連はモスクワ、レニングラードを失陥したにとどまらず、穀倉地帯であるウクライナを喪失。

もはやこれまでと判断したソ連は、ドイツに対して降伏。

結果、ウラル以西はドイツ領となります。


対ドイツ敗戦の責任を問われたスターリンは失脚。代わって内務人民委員のラヴレンチー・ベリヤが書記長に就任します。






ドイツに屈服したソ連はもはや死に体。

清はガタガタとなったソ連にとどめを刺します。








1943年

ソビエト連邦、無条件降伏

共産主義はこれでお終いです。ゲーム的には併合ですが、ソ連の広大な領土など無価値なので、即時独立をさせます。


極東から中央アジア方面にかけて、シベリア連邦共和国を成立させます。







かつてのソ連領土は、ドイツ支配下のウラル以西と、シベリア連邦の2つに分割されました。
そして、対ソ戦を通して並行させていた日本の再工業化、民主化も1944年ごろに完了。


独立恢復をさせます。

これによって、約6年近い清の統治期間を経て、大日本帝国ではなく、日本として独立国家となりました。


当然ながら、日本の領土は必要最小限。

日本本土以外では、周辺の小島、奄美大島、沖縄以外はすべて領有権放棄です。

(小笠原諸島や硫黄島、南鳥島などを放棄)




また、帰属に困る樺太島は、千島列島とともに新たに日本民主主義人民共和国を樹立。

首都を南樺太の豊原に置く、もうひとつの日本を成立させときます。


いわゆる、『二つの日本』です。





南樺太の工業力がゼロですが、清統治期間で北樺太、千島に工場を建てておいたため、

日本共和国の工業力は日本の約6分の1ほどになります。


二つの日本は緩やかな連邦制を築いている、という脳内保管。
国籍はどうなんだろ..。どちらも日本民族だけど、北日本人、南日本人という感じで別れるのだろうか...。




アジアの王者となり、脅威であるソ連も存在しない。

清としては、この後どうするか決めねばなりません。


今回は、ドイツと同盟を結び、世界を清とドイツの勢力圏で分割することを目標とします。

清は早速、ドイツの枢軸に加盟申請。ドイツは快く迎え入れてくれました。