1942年

シベリア=ロシア軍、モスクワ入城。

革命から約25年。皇女アナスタシアのもとシベリアへと逃れた亡命政府は遂にモスクワの地へ帰ってきたのでした。ロシア帝国の首都はペテログラードだった気がしますが。



首都が陥落し、もはや烏合の衆と化したソ連軍は瞬く間に降伏。

ここにシベリア=ロシアのロシア奪回が果たされました。






邪悪なる共産主義者を駆逐し、ロシアを奪回したシベリア=ロシア。

もはや、シベリア=ロシアではありません。一時的に帝政を維持しているため、ロシア帝国としましょう。


当然ながら、首都はオホーツクからモスクワへ。





 

ベラロシア、ならびにウクライナの一部がドイツに取られてしまいました。この占領区の奪回こそが次の目標です。というか、前線の防備がカラなので、今まさに交戦中のドイツに攻め入られている最中。


ソ連の陸軍が世界最大であるなら、世界最強は紛れもなくドイツ陸軍。

世界最大を倒した次は世界最強を相手にするという、ロシアは実に難儀な立場といえます。





ちなみに、対ソ戦勝利によって、約束していた中央アジアの割譲を日本に対して行います。

中央アジアは資源豊富なので手放すのが痛いですが、致し方ないでしょう。


トルクメニスタンとか、タジキスタンなどは省略されて、カザフスタン1国による中央アジア管轄となりました。しかし、日本の傀儡政府であることは変わりなく、モンゴルから新疆地方においては、日本が直接統治をする模様。











そして当然ながら、樺太は返ってこない。
日本と中華民国はロシアの仲介依頼、良好な関係を保っており、目下の敵は中国共産党らしい。




中央アジアを失ったのは痛いですが、とりあえず気を取り直して、対ソ戦から対独戦へシフトします。

ちょうどこのころは1942年を回ろうかというところ。

冬まっただ中だったので、前線の防備を固めて守勢に徹する。凍土と化したロシアは難攻不落の要塞。

いかにドイツといえど、簡単には堕ちません。持久戦に持ち込む形で勝機を呼び込みましょう。




日本はというと、イタリア領のサルディーニャを占領。積極攻勢に出ていた。


この世界の枢軸陣営。


スペインが枢軸入りしている。そして、バルカン半島のユーゴスラビアは解体されて、いくつかの小国群として枢軸に与している模様。

といっても、中小国軍は大した問題にはならない。枢軸は主にドイツイタリアと考えれば良い。

それに対し、我ら連合国のメンツは日本、英国、フランス、アメリカ合衆国、ロシア帝国と無敵のメンバー。


明らかな形成不利を実感したドイツは、フランスのヴィシー政府に対して主権侵害を繰り返す。

まずアフリカの割譲をヴィシー政府に対し要求。ヴィシー政府にこれを退ける力はないので呑むしかない。




その上、ヴィシー政府さえもドイツの直接統治をおこなうと発表。

これによってフランス全土はドイツの支配下に置かれ、フランス・ヴィシー政府は消滅。







フランス全土がドイツの支配下になった。つまり、フランスの工業は全てドイツの為に動くということ。

これこそがドイツの狙いでしょう。



1943年

ロシア、対独攻勢開始。




悲惨なのがノルウェー。

ノルウェーは、ドイツのヴェーゼル演習作戦以来、ドイツ占領下にありました。

鉄鉱石などの資源豊富なこの地を枢軸から切り離すため、日英の連合軍がスカンディナヴィア半島に上陸。


結果的に、連合国による分割統治となりました。

それを素知らぬ顔で見ている、唯一の中立国、スウェーデン。







1944年を回るころ、ベルリンは目と鼻の先に迫ったものの、ドイツ軍はやはり手ごわい。バグラチオンのような大進撃をするには、絶対的に兵力が足りませんでした。

しかし、それでも粘り強く攻勢を繰り返し、なんとかベルリンへたどり着く。雨が降りしきる中、ロシアはベルリンを占領しました。





ベルリンを落とされ、本国領を失陥していくドイツは、占領区のルクセンブルクに臨時首都をおいてまで抵抗を続けました。西方、フランス方面に連合国が上陸しているわけではないため、ロシア軍はドイツ軍をほぼ1手に引き受けている状況ですが、消耗しきって人的資源が尽きたドイツには、もはや余力は残っていないようです。






ドイツ戦に多少の余裕が見えてきたころ、ソ連支配のちドイツに占領されていたエストニア・ラトヴィア・リトアニアのバルト3国を独立させます。

本来、ロシア帝国はバルト3国が中核州なので独立させることができませんが、今回は中核州から外しいます。バルトはロシア帝国時代からの領土ですが、事大遅れの帝国主義は放棄しましょう。

一応、従順な傀儡政府としての独立承認ですが、主権侵害は行いません。





これによって、国際社会にソビエト連邦との統治の違いを見せつけます。




バルト方面も進撃し、枢軸に与していたルーマニア、ブルガリア、セルビア、モンテネグロを離脱させます。ギリシャを占領していたのは枢軸の筆頭格であるイタリア王国ですが、ソ連軍にドイツ軍と、最強クラスの陸軍を相手にしてきたロシア軍の敵ではありません。


アフリカ領土は全て失陥し、サルディーニャ、シチリアも日英の占領下にあり、イタリア王国の消滅は時間の問題といえます。