シベリアに逃れつつも、全ロシアの奪回を狙うシベリア=ロシア。
支那事変の仲介を成功させたことで、日本と反共産同盟を結ぶことになりました。
日露同盟です。
日本、連合国の本格的援助が始まり、国力の底上げが期待できる。
連合国からは技術援助(工業力増強)、日本からは装備供与(師団増加)と、それぞれ非常に助かる援助。
着々と対ソ戦の準備を進めます。
これらの援助によって、戦車師団も用意することができました。
ソ連から亡命してきたトハチェフスキーに、装甲師団を指揮させる。
そして最も重要な強化イベントは[ロマノフの金塊]です。
ロシア革命の際の反革命派、グレゴリー・セミョーノフは、皇女アナスタシアのシベリア脱出のときに、ロマノフの遺産を持ち出してきていたという設定のようです。
このイベントにより、
①陸軍の増強
②空軍の編成
③要塞線構築
のいずれか一つを選ぶことができます。
このイベントで選択すべきは、空軍の編成です。
そもそもソ連と大きな開きがある陸軍を増強しても、突破口を見出すのは難しいし、要塞線の構築によって守りを固めていても、ロシアを取り戻すことができないからです。
このゲームでは戦術爆撃あるいは近接航空支援は非常に強力なのです。第2次大戦では、陸海ともに航空機が主力となりましたが、それが反映されてるのかも。
1939年初頭まで
欧州情勢は史実通り。
しかし、これまでシベリア=ロシアに友好的だったアメリカ合衆国が、ソ連寄りの態度を取り始めた。
これに対し、英国は米国に抗議をするも、効果なし。
もはやアメリカは当てにならない。
時間がたてばたつほど、ソ連の陸軍は強大になっていく。
2回目にして最後のロマノフの金塊イベント。これも当然空軍を選択します。
1939年7月
ノモンハン事件。
日本、対ソ宣戦。これによって、反共産同盟のシベリア=ロシアは半ば強制的に対ソ戦開始に。
独ソ戦の開始からの対ソ戦を想定していたものの、このタイミングでというならやむなし。
自らの意思で対ソ戦を始める事ができなかったのが残念ですが、まあいいでしょう。
それよりも問題なのは、日本が対ソ勝利の暁には資源豊富な中央アジア割譲を要求していることです。
日本は同盟締結以来、度重なる装備供与をしてくれてるため、対ソ戦を戦いぬくにあたって日本の協力は必要不可欠。中央アジア割譲は必要な代償とでも考えるべきでしょうか?
ロシア奪回戦争の開始で、皇女アナスタシアは大演説を行う。
国民不満度が一気に解消されて、国民の心は一つに。
なんにしても、シベリア=ロシアの陸軍は約40個師団。中小国にしては十分すぎる規模です。
露ソ国境沿いの陸軍全てが進軍し、越境。まずトゥバ共和国とモンゴル人民共和国の占領を目指しました。
まず欧州から亜細亜にまたがる、ソ連の補給線断絶を目指す。
ちょうど冬まっただ中で、凍土と化したシベリア方面の進軍は鈍重になってしまうものの、シベリアに展開されているソ連陸軍は比較的少ないので気にせず進軍。
戦線①はトゥハチェフスキーの機甲師団を中心に進撃しつつ、戦線②で、ソ連の極東師団包囲を狙いました。戦線③から、包囲したソ連師団の殲滅を狙う。
実際のところ、戦線②で補給線断絶しても、モンゴルのウランバートルを落とさない限り、ソ連の補給は切れないわけだけど。
モンゴル首都ウランバートルを落とせずモタモタしてたら、満州国の大半が占領されててヤバい感じに。
首都・奉天に王手をかけられてた。
満州が降伏したら、華北の日本軍が孤立する恐れがあるため、戦線を総動員してウランバートルを占領。補給線が完全に途絶した極東ソ連軍は、瓦解していきました。
...よく見たらティモシェンコ元帥だった。
これによって極東アジアのソ連軍は殲滅され、背後の心配がなくなりました。
全陸軍を中央アジアに向けて進撃させることができます。
中央アジアを突破し、カフカースまでは順調に進撃。
日露戦争のときよろしく、ソ連は兵を逐次投入→各個撃破の悪循環で、ロシアは電撃的な侵攻ができました。また、対ソ戦中でも、日本は武器供与を度々おこなってくれたので、大変助かった。
開戦から1年。スターリングラードを占領。
ロシア軍のモスクワ占領は時間の問題か。
1941年7月
ドイツ、対ソ宣戦布告
とうとうドイツがソ連方面に侵攻を開始しました。
史実通り、フランスはヴィシー政権、ブリテン島上陸はできずなので、恐らくこうなるとは思っていましたが。
シベリア=ロシアとしては、ソ連は2正面作戦だ!やったぁ!と手放しで喜べない。
ドイツがモスクワを占領する前に、大急ぎで侵攻しなくては。
独ソ戦開始に伴い、戦い始めたのを見て、英国は日露への援助をいったん打ち切る。
そして、日露両国に対し、連合国への加入を打診してきた。
日本は願ってもない話として即加入、ロシアもこれに続きます。
結果、日露同盟は連合国に吸収され、連合国 VS 枢軸国という単純な構図のみ。
同盟によって、英国をはじめとした連合国からの全面援助を受け取れるのがありがたい限りだけど、
代わりにドイツと戦争になってしまうことは避けられないのです。
ドイツとの関係は決して悪くなかったが、ナチズムに恭順するわけにもいかず。
いっそのこと、共産主義討伐のついでに国家社会主義という癌も取り除けばよいかも...。
ただ1941年の時点ではドイツ陸軍は圧倒的に強いので、ついでどころじゃないんですが。
国際情勢が目まぐるしく変化する仲、シベリア=ロシアの皇女アナスタシアが40歳の誕生日を迎える。
一度は滅んだはずのロシア帝国が、再びモスクワに返り咲こうとしていることに対し、ロシアの民衆は歓迎しているらしい。
ロマノフ王朝って、かなり強圧的な統治だったような気がするけど...。