終戦時内閣。



1944年10月


アメリカの大軍は、ほぼ全てが欧州へ遠征中。その隙をついて、日本は米本土の主要地帯を占領しました。パナマ運河を奇襲攻撃し、そこから東海岸へ。





これにより、米国はようやく日本との講和に応じます。これもちょっとイベントをいじってあるので、本来のものと異なります。

元々のイベントだとカリフォルニアだとかテキサスが独立してしまいますが、今回その必要がないため、そういった類のものはイベントから一切削除しました。





①日本は米国本土と、ハワイを含む太平洋諸島から撤退する


②グアムやジョンソン島、ミッドウェー島については数年間日本の租借地としたのち、米国に返還する


③日本はソ連の脅威を取り除き次第、中国に安定政権を樹立させる


④中国独立後、米国の中国市場(アジア市場)参入を承認する


...と、こんなところでしょうか。


なんか日本で暴動が起きそうなほどの譲歩具合ですが、しかし架空戦記の紺碧の艦隊で例をとれば、『大局的に見れば戦闘に勝っていても我々は負けている』といったところですので、譲歩やむなしとします。


ぶっちゃけ、今回の追いつめ具合でいえばAIのアメリカごとき併合まで持っていけますが、現実的に考えて日本の国力では無理だったと脳内解釈しましょう。

この講和によって、日本の国民不満度が10%ほど上昇するようにはしています。



すでにフランクリン・ルーズベルトは病死し、副大統領だったトルーマンが大統領に就任しています。

反共の態度を明確にしたトルーマンですが、ナチスドイツの打倒まではソ連と共闘を続けるようです。






1945年2月

米国との戦争は終結。

日本は連合国との戦争を講和交渉によって終わらせることに成功しました。


これから仮にソ連が攻めてきても、全陸軍を持って迎撃することができる上、大東亜共栄圏が成し遂げられたことで、アジア連合軍も結成できます。『この状況下でソ連は攻めてくるのか?』という疑問が生じますが、万が一を考えて中国と朝鮮半島に防衛線を敷きます。



日本の隠し玉にして超戦艦『日本武尊(ヤマトタケル)』が完成したものの、米国との戦争が終わってしまったため出番がなくなってしまいました。





そして、欧州でのナチス・ドイツですが、史実では1945年4月末にヒトラー自殺、一週間後に総統に就任したデーニッツが無条件降伏を表明しましたが、この世界では1カ月ほど遅れた形でヒトラーが死亡。


自殺、というよりはヴァルキューレ作戦の成功と見るべきでしょうか?

変わって総統になったのはヘルマン・ゲーリング。どうやらヒトラーの殺害には成功したものの、既存政権の排除にまでは至らなかったらしい。


しかし、この時点でヒトラーが死んでも状況は変わらない。




1945年6月

ドイツ、無条件降伏

ここから、欧州の地図が目まぐるしく変化するため、一時的に動作がものすごく重くなりました。




枢軸の盟主として、戦争を招いたナチスドイツが消滅し、

西側にドイツ連邦共和国、東側にドイツ民主共和国が樹立。


フランスでは、全土がシャルル・ドゴールの自由フランス政権となり、ヴィシー政権は併呑されました。

ナチズムに支配されていたパリに、再び灯がともる。





ソ連の傀儡である東ドイツを筆頭に、フィンランド、ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、ユーゴスラビアが共産主義の新政権となりました。
東西冷戦の始まりです。


西側の最前線は、西ドイツとオーストリア。

ユーゴスラビアはチトー政権なんですが、まだソ連とは離反していない模様です。





ソ連含む共産勢力のほうが陸軍の規模が非常に大きいため、この時点で共産陣営が戦争を仕掛ければ西欧が共産主義に呑まれてしまいそうに思えますが、しかしアメリカ合衆国の工業力は非常に強大な数値になっており、アメリカ1国で共産陣営の工業力を上回るという化物ぶり。


ソ連は、ここで戦争を仕掛けてもアメリカに返り討ちにされると判断し、戦争はしない模様。

となると、アジアに攻勢を仕掛けてくるのか、と思ったのですが、これもしてこない。




1946年を回った状況で、ソ連は遥かに強大になっており、戦争になったら勝てない。

後で見たらソ連の陸軍は歩兵だけで400~500個師団もあったので、もしもソ連が南下してきたら止められない可能性が高い。要塞線は構築してますが、ソ連の規模がこれ程までとは思っていなかった。





朝鮮の要塞線では、日本の陸軍のほぼ全てをつぎ込んで防戦できるかどうかといったところです。

なので日本からしたらソ連と戦争したくない(絶対負ける)ですが、ソ連としても


①ソ連が日本に宣戦すれば、アメリカがソ連に宣戦する(気がする)

(日本含む大東亜連合が敗北する→アジアがアカに染まる→アメリカ非常に困るので絶対阻止)



②日米が再び戦争になれば、ソ連は大喜びでアジア共産化を開始する

アメリカ困るので絶対阻止





という感じで、米ソはバランスを保っている模様。

結論として対ソ戦は100%負けるので無理
どうせ待っていれば、半世紀後にソ連が崩壊するのを知っていますので放っておきましょう。

(ゲームは1964年までしかできないですが)



そして、戦後、赤字続きだった上に日本人の名で悪さばかりする朝鮮人を見限り、半島の独立を承認する形に。半島の安全保障の為に駐兵は続けますが、日本人からは完全に切り離します。

台湾は引き続き日本統治下に。







万が一朝鮮半島がソ連の手に堕ちたとしても、日本はアメリカに次ぐ世界第2位の大海軍国なので、この海上防備を突破できる国などアメリカのほかにいないでしょう。

アメリカ空母の数を見たら、1949年ごろには40隻近い空母を保有してたので、さすが米帝といったところ。



戦争中に建造開始するも、終戦後に就役したため出番がなかった原子力空母『建御雷(タケミカヅチ)』と『大鳳』。そのほか最新鋭空母の『富士』『東光』など。






1948年時点で、東アジアの情勢はこんな形に。
満州国と韓国という緩衝国があるも、樺太などで国境を接するソ連とは緊張が続く。

中国は閻錫山の政権樹立。




閻錫山(えん しゃくざん)。