「技術的進歩は異常犯罪者の手の中にある斧に似ている。」
Technological progress is like an axe in the hands of a pathological criminal.

アルバート・アインシュタイン
(1879-1955)
(アメリカの理論物理学者)





ウォッチタワー作戦 アメリカ合衆国の歴史情報



ミッドウェイでの敗北により、日本軍が太平洋で破竹の勢いを誇っていた時期は終わりを告げていた。



だが依然として日本軍は、連合軍の基地と連絡線(補給線)にとって深刻な脅威を与えるだけの戦力を保有している。さらに日本では攻勢に転じるべきだとの意見が支配的だ。そうした中、アメリカ軍の偵察機やソロモン諸島を哨戒するオーストラリア沿岸警備隊からの報告により、日本軍がガダルカナル島に飛行場を建設していることが明らかになる。アメリカ合衆国はこの日本軍の脅威に対処する必要に迫られる。



ただちにウォッチタワー作戦と名づけられたガダルカナル島への上陸作戦が計画された。この作戦の中身は、第1海兵師団が支援大隊とともに、3隻の空母と多数のアメリカおよびオーストラリア海軍の巡洋艦の援護を受けながら、ガダルカナル島に上陸するというものである。



この作戦は8月7日の早朝に決行され、ガダルカナル島の飛行場は瞬く間に制圧されてしまった。だが同島の大部分にはアメリカ軍の支配が及んでいない。さらに悪いことに、ガダルカナル島の飛行場を奪ったアメリカに対し、日本軍が猛反撃を仕掛けてくることは必至だ。攻防両者の戦力が拮抗するなかで、日本軍の攻撃を退け、ガダルカナル島への貧弱な補給線を確保し続けなければならない...



――――――







極東アジアに展開される日本帝国。

ヨーロッパを席巻しつつあるナチス・ドイツ。


アメリカは、この両者を倒す必要があります。







まず対日ですが、アメリカ大陸から日本列島へは非常に遠い。

攻める場合、島から島へ、基地を徐々に移動させていくのが賢明でしょう。


史実でアメリカが行ったこの方針は、飛び石作戦=Island Hoppingと名付けられました。




1942年。


この時点で本格的な攻勢を行うには聊か時期尚早なので、やるとしても威力偵察程度で。

空母の就役と同時に本格的攻勢を行っていきます。



囮として偵察させていた戦艦は軒並み日本海軍に沈められてしまいました。

ただ、これらはボロい戦艦ばかりなので、大きな痛手ではありません。

航空決戦思想に基づくならば、空母の損失(航空隊の損失)を防げば問題なし。




フィリピンも現段階では守りきれないために、いったんは防衛を放棄。

いずれ奪い返しましょう。この地は対日本土攻勢の為の、重要な基地となります。



不利な戦局を覆すため、1942年に実行された東京空襲計画。

日本の真珠湾攻撃が大胆不敵な作戦だったなら、米軍にとってのそれは東京空襲計画でした。





米軍による東京空襲成功がミッドウェー作戦を行う強い動機となり、その結果日本の機動部隊は壊滅しています。


シャングリラは後にエセックス級空母として建造されますが、この時の作戦に参加していたアメリカの空母はエンタープライズやワスプ(ホーネットだったかな...?)でした。





1942年9月、マーシャル諸島の制圧完了。1942年度はこれぐらいで良いでしょう。





1942年欧州。

ソ連がモスクワ陥落して大分やばいことになっていたので、支援がてらに三国同盟の中で最も脆弱なイタリア半島の上陸を行っていきます。

北アフリカ戦線はイギリスの独力で絶対優勢を確保していたので、地中海の制海権も掌握。

地中海の制海権があるならば、即座にイタリア本土へ上陸を開始します。そこからイタリアを食い破り、ドイツの兵力を分散させれば、ソ連も楽になるはず。



イタリア方面の総指揮官は、パットン大将。

アメリカ自慢の機甲師団で、航空支援も加えてエアランド・バトルを繰り出します。








イタリア南部は、難なく占領。

イタリアは本土と北アフリカの連絡線が遮断され、風前の灯といったところか。
しかしイタリアを食い破っていくと、出てくるのはドイツ軍。






1942年では、ドイツは依然強力なので生半可な兵力では簡単に押し返される。

形勢不利と見るや、遅延戦術をとって後退するドイツ軍。さすが。

兵力規模的に、容易に退けるけど。




モンテ・カッシーノの爆撃。

こういうところは、流石アメリカと言うか..。