よく東條は『卑怯者』『日本を戦争させた張本人』だとか言われます。

しかし歴史的資料を読み解いていくと、東條氏は汚名を甘んじて受け入れたのだろうと、私は思っています。


東京裁判においても、見苦しい自己弁護は一切ありませんでした。

東條氏は自らの命と引き換えに、天皇陛下と日本の名誉を護り抜いたのだと思います。


敗戦の責任は全て自分にある、と。

それに、戦争責任は日本自身で議論されるべきであり、外国人にとやかく言われる筋合いはないでしょう。たとえ戦勝国であろうと、です。





日本が戦勝国のリンチに合っている中、世界はめまぐるしく動きました。

韓国と朝鮮の成立、東西冷戦。


ソ連にとって、またアカにとって一番目障りだった日本が無力化したことで、アジアは急速に共産主義に染まっていくことになります。


今では信じられないことですが、日本の新聞ですら、中国や北朝鮮、ソ連が地上の楽園だと絶賛することさえありました。








弁護団による必死の主張も、復讐心を胸に秘めたであろう戦勝国の裁判官には届かず。


東條 英樹 元首相、陸軍大将

廣田 弘毅 元首相 駐ソ大使

板垣 征四郎 陸軍大将 関東軍参謀長

松井 石根 陸軍大将

土肥原 健二 陸軍大将

木村 兵太郎 陸軍大将 関東軍参謀長

武藤 章 陸軍中将 フィリピン第一四参謀長



以上の七名が、死刑を宣告され絞首刑になりました。

連合国の復讐のために処刑されたのです。


判決を見ればこんなバカなことはないでしょう。

アメリカの原子爆弾は不問だったんです。アメリカの虐殺は良い虐殺だとでもいうのでしょうか?


私はこの東京裁判こそは、アメリカやイギリスら戦勝国が行った最大の汚点であり過ちだったと断言します。

およそ文明国家にあらずにして、法など一片も存在しない『裁判』だったのです。








インドのパール判事が書いた判決文を、ウェッブ裁判長は『少数の意見』として朗読しませんでした。

しかし、朗読しない理由は別だったのでしょう。


戦勝国にとって非常に痛いところを突いているからです。


事後法による裁定、原子爆弾、欧米列強のアジア侵略、これらを的確に指摘しています。

これらの意見を公にすると戦勝国の正当性が大きく揺らぎかねませんから、朗読しなかったのだと思います。全くもって公正さを欠いた裁判だったといえます。



しかしながら、ウェッブも後に『東京裁判は誤りだった』と認めており、この裁判への評価は、当時と今では大きく変化しています。

こういった事実は戦後日本ではひたすら隠ぺいされており、東京裁判は正しい、日本は悪い国だったと自らを傷つけてきたのが本当のところです。



つまり、東京裁判の一切を否定せず受け入れる=東京裁判史観といわれる虚偽の歴史思想です。




パール判事の言葉はまさに、今現実のものになろうとしています。

正義の女神がもし存在するとしたら、戦後七〇年たった今も東京裁判史観を固守しようとする日本を見て愛想を尽かすかもしれませんね。

この有名な言葉は、靖国神社にも碑文がありますから、機会があれば一見されるのもいいかもしれません。



東京裁判史観は、今日の日本においても呪縛の鎖となって日本の手足に繋がれています。

私たちはいい加減、虚妄の歴史観を払しょくしなければなりません。








戦後、マスコミを中心として『日本は悪いことをした』といった宣伝がなされ、『アジア諸国民は日本をよく思っていない』かのような嘘を堂々と垂れ流してきました。

当然ながら東南アジア諸国民が過去をもって日本を礼賛しているわけではありません。



直接的に戦争被害を受けていない韓国が一番日本を憎悪している不思議は置いといて、東南アジア諸国の日本に対する評価は決して悪いものではないのです。


盲目的に、『日本は悪いことをしました、すみません』と頭を下げ続けることが、アジアの平和につながるのでしょうか?私たちは、アジアの大国として他に為すべきことがあるのではないでしょうか。



ていていた~氏は、本FLASHでもって、それを問いかけているのだと思います。