ランス9の終章は、選択できるイベントが一つのみ。

連続的に発生する必須イベントを読み進めていく形。



15章終了時に、ルート移行の分岐があるのですが、一週目は選択の余地が無く正史ルートへ進みます。各ヒロインルートは2週目以降でランスモードの進行に応じて解放されます。




正史ルートの場合、部隊を3つに分けて出撃する形に。

1戦目、2戦目、3戦目はそれぞれ固定メンバーの出撃。

主力以外育てていないと、ここで詰まる危険性があるかも。



さすが軍師というか、真田透琳の戦略はみごとな感じ。


1戦目の牽制部隊。

参加メンバーは、かなみ、アルカネーゼ、戦姫、フレイア、オルオレ、ピグ、真田透琳。


勝利条件は敵の殲滅ではなく、5ターン耐え抜くこと。




敵は毎ターン増援が発生。

敵の数を考えると全滅させることは恐らく不可能で、万が一できるとしても相当困難だと思われる。



ぶっちゃけ3連戦の中で、この1戦目が一番きつかったです。

何がきついって、メンバー。

魔法攻撃ができるキャラもいなければ、壁になるキャラも戦姫一人。

かなみやフレイア、オルオレは攻撃が2発当たれば死亡し、ピグも耐えられたしても2発でしょう。



レンジャーの高い回避力も、ずっと続くわけではないですし。

そのため、通路をふさぎ、また戦姫の挑発を上手く活用していく必要が。

敵を倒すことはあまり考える必要無いです。

もし倒すなら、後ろの弓兵だけで。



2戦目、陽動作戦。

参加メンバーはロレックス、チルディ、ピッテン、ミラクル、志津香、マリア、クルックー。






1戦目に比べると遥かに楽です。

志津香とミラクルの二人のソーサラーがいるため、魔法攻撃でヘルマン騎士や弓兵をバンバン倒せる。

ヘルマン第5軍将軍のロレックスも申し分ない強さのため、ここは恐らくほとんど苦労しない。

ただ弓兵の攻撃を引きつけるガードが、ピッテン一人だけなのが要注意かも。





3戦目のメンバーは5人。

ランス、リック、パットン、ヒューバート、シーラ。


これも敵の殲滅が目的ではなく、5人全員がマップ右端へ到達することでクリアーになります。

増援は毎ターン3人ずつ発生(恐らく無限)。

5人だけとはいえ、ランスとリックの2人がいる分相当に楽です。









終章では、ヘルマン第3軍のミネバが単独で謀反を起こす。

ミネバの目的は、皇帝になること。



革命軍の攻撃に乗じて、邪魔者を次々と葬っていきます。



ヘルマン軍総司令官ケチャックはあっさり殺され..。





皇太后パメラもミネバの手にかかり..。

まあパメラは自業自得だし同情の余地がないでしょう。

正史では、さまあとしか思えません。


シーラ√だと、自らの非を認めてシーラと和解するから印象が変わるんですがね,,,。








これまで実質的にヘルマンのトップとして好き勝手してきた宰相ステッセルも、ここにきてあっさりと...。

散々偉そうにしていたのに、凄い小物臭。




正史では、ステッセルは本当にあっけなく殺されてしまう。

もう革命軍がヘルマン帝国の帝都ラング・バウを確保、遂に王宮に乗り込んできたのに、今更皇帝になってどうするのか?という至極まっとうな問いも..。


ミネバにとっては、「皇帝になる」ことが何より一番の目的。







そして今作において、リック最大の見せ場が終章。

王宮へ侵入し、皇帝の間を目指すランス一行。後ろからはヘルマン騎士が大勢追いかけてくる状況で、リックはよくある「ここは俺に任せて先に行け!俺は後から行く!」というベタなフラグを立てます。




しかし、リーザスの赤い死神に、死亡フラグなど立たなかった。

本当に圧倒的な強さで誰ひとり通さないリック。







ヘルマンの皇帝の間でランス達を待っていたのは、パメラでもステッセルでもなく、ヘルマン第3軍将軍改め皇帝ミネバ。





ミネバとは、ランス一人で戦うことになります。

戦闘前の概要にもある通り、ターン経過で仲間たちが到着するため、1対1ではありません。

しかし厄介なのがクリスタルミネバ。







ミネバはカラーのクリスタルを使って、自らの分身を作ります。

このクリスタルミネバ、そんな強くは無いのですが、恐ろしい特徴があります。


それは「毎ターン、数が倍に増えていく」というもの。


つまり、3体残れば次のターンで3体増援として出現し、12体残ろうものなら次のターンでクリスタルミネバは24体にもなります。


余りに増えすぎると、手に負えなくなっていく。更にクリスタルミネバが1体でも存在する限り、ミネバにダメージを与えることができない。従って、クリスタルミネバはなるべく早急に片づける必要があります。







最後は皇帝の椅子に座ったまま、満足げに死んでいくミネバ。

皇帝になる、という目標を達成したからか悔いが無い感じ。







正史√のラスボスは、闘神MMです。

M・M・ルーン、聖魔教団のトップだった男ですね。






600年前に、人類を統一して魔王と魔人に戦いを挑んだのが聖魔教団。

魔法使いを頂点とした聖魔教団は、非魔法使い=蛮人を従わせて魔王と魔人と戦った。

のちに魔人戦争と言われた30年以上にも渡った戦いは、戦いに疲れた蛮人の裏切りによって終息。




ときの魔王ガイが人間に対し非干渉的であったので、戦争後に配下の魔人に引き上げを命じたので魔人の人類圏への報復は無かった。

蛮人の裏切りに怒り狂ったM・Mルーンは、人類と魔人の抹殺を闘神に命じたが、聖魔教団の仲間によって封印。




そのルーンが意識を移したのが闘神MM。これがラスボスです。

かつてルーン自身が命じた人類と魔人の抹殺を遂行する闘神として、ランス達の前に立ちはだかる。



ルーンは若いころから強大な魔力を有し、MMとは「マジック・マスター」の略。

もとは研究熱心な若者だったが...。



闘神MMの盾の体力は約1900。3ターンごとに回避不可の全体攻撃をしてきます。

2体いる闘神MMの鉾は倒しても、数ターンすると復活。

雑魚のマジックポーンは、毎ターン増援が発生します。




全体攻撃がわりと痛いので、クルックーの範囲回復魔法が重宝するかも。



闘神MMの盾は1度体力をゼロにすると、全回復して復活し、イベントが発生。
次はパットンでとどめをさすことに。

パットン以外で闘神MMの盾の体力をゼロにしてしまうと再び復活してしまう。



計2回、闘神MMの盾の体力をゼロにすると、勝利。

そのまま正史√エピローグへ移行します。