『すべての戦争を終わらせる戦争』のシナリオつづき



超文明をもつ異星人の侵略を前に、一致団結して立ち向かう人類。

だが、世界各国の国々の力を合わせても劣勢を覆すには至らず、世界各地で苦戦と敗北が続く。




激しい戦いの為に国民生活は厳しく制限されるが、人類の勝利の為に、一般国民は耐え続ける。

しかし、全ての人間がそう強いわけではなく。


不満に耐えきれず、デモを起こそうとする人々が出てくるのは当然と言えます。

人類は、内部から崩壊の危機を迎えます。





ドラマさながらに、エイリアンの攻撃で家族を失った少女はデモ隊の前で、人類の団結を訴え続ける。

その結果、人類は内部崩壊を免れたのでした。







エイリアンの旧大陸侵攻開始から4年。

どんどんと激しさを増してくるエイリアンの侵攻は、遂に欧州にまで到達。 
エイリアンの超音速UFOの前にはあらゆる航空機も歯が立たず、多脚戦車が出てくればあっと言う前に戦線が崩され蹴散らされる始末。


もはや現状戦い続けても勝ち目がないことを悟った人類は、最後の決断をします。


それは、世界連邦政府を形成し、全ての政府と軍事を一つの指揮系統にまとめることでした。



略史

1936年

1月-エイリアン地球来襲

3月-エイリアンがアメリカ大陸を完全に占領


(アメリカ政府はフィリピンへ亡命)


1937年-エイリアン第2次作戦

1月-太平洋、大西洋制圧作戦が開始



1939年-エイリアン第3次作戦

9月-ユーラシア大陸侵攻開始

11月-アフリカ制圧作戦開始


1940年-エイリアン第4次作戦

1月-エイリアンの中東制圧作戦開始

5月-エイリアン、アフリカを完全占領

6月-スペイン侵攻作戦開始

8月-エイリアン、ギリシャ降下

9月-エイリアン、ノルウェー降下


1941年

5月 マルタ会談

世界連邦の形成準備を開始





1942年

3月-人類による世界連邦政府結成

10月-人類の大反攻作戦開始








「世界連邦政府万歳、人類に栄光と勝利あれ」



日本や中国、ドイツ、ソ連、イギリス、フランスなどの国としての枠組みは消滅することが決まります。
そして段階的に各国が統合されていき、最終的に人類は地球連邦というひとつの共同体となります。




地球連邦形成の利点その1

主要国の閣僚や将軍が統一。


列強全ての国が統合された結果、統一された軍事行動が可能となります。そして優秀な軍人たちが一つの指揮系統に統一されるため、最強の軍隊が出来上がるのです。







地球連邦の最高機関は、連邦最高評議会。人類統一したとはいえ、民主主義的形態は維持するということでしょう。



政府首班に関しては、指定された4人の中から選択します。これだけは以後も変更することができません。

その他の閣僚は、いつでも変更できます。



一番楽なのが、ウィンストン・チャーチル(英国)を選択するところですが、今回は旧ソ連のヨシフ・スターリンを首班に選択してみます。




閣僚の誰も納得しなさそうな、まさかの首班にスターリン起用。

心なしか、スターリンの顔画像もご満悦。

しかし閣僚ボーナスが工業力ー5%だから、完全に世界連邦の足を引っ張る首班のスターリン。後年、適当な理由をつけて、その座から引きずり降ろされる予感がしますが。






利点その2。


技術の飛躍的躍進

世界の軍事力が結集したのと同じように、科学者も集結したことで人類の科学は飛躍的な進歩を迎えます。


さすがにエイリアンとの科学力の差を一気に埋めるほどではありませんが、連邦形成前の劣勢を覆すことができます。




これによって、世界連邦成立以前に少しだけ運用できた装甲化二足歩行攻撃システムが大量に生産できるようになります。連邦形成前に手も足も出なかった、エイリアンの多脚戦車にも十分対抗できるようになります。



そして、今までエイリアンの超音速UFOが地球の制空権を握っていましたが、連邦形成後の人類の新兵器、空戦型ABLASは超音速UFOに対抗しうる対空兵器です。


これら陸空の新兵器は、今まで人類が使ってきた兵器をはるかに上回る性能を誇り、人類反撃の重要な戦力となります。



敗北を繰り返していたソ連方面のエイリアンは、連邦形成後に戦局の逆転をもたらす。

人類の新兵器はロシアの大地を侵していた異星人を駆逐することに成功します。

地球連邦政府の首班、ヨシフ・スターリンはロシア地方における勝利を声明。






続いて、人類の新兵器を用いてスペインの解放を開始。

エイリアン第3方面軍の殲滅を図ります。



地球連邦の大反撃、スペイン解放作戦。

総計600個師団による大攻勢を行います。

陸戦ABLASは進撃スピードが異常に速いため、これを活用しエイリアン第3方面軍を包囲殲滅。


トゥハチェフスキーとグデーリアンの共同作戦。エイリアン司令部師団と人類文明化軍、多脚戦車の大軍を包囲殲滅することに成功。






つづいて蒋介石と毛沢東の連携軍事作戦で、エイリアンの人類文明化軍をせん滅。こちらも大成功。




地球連邦軍600個師団の勝利は、スペインの解放をもたらした。




手を取り合った人類の前には異星人といえど的ではないのです。

エイリアン襲来から6年が経過し、人類と異星人は攻勢と守勢の構図が逆転しました。


残るは第2方面軍に支配されたアフリカ、他にギリシャ、北欧、アラブ連邦のほうを各個撃破していきます。
また、スペインを解放したことで、ジブラルタル海峡を閉鎖することができたため、スエズと合わせて二つの運河を閉鎖。

エイリアン艦隊の一部を地中海に閉じ込めることに成功。






海上戦力は連邦形成でエイリアン海軍と対等に戦える戦力が揃うが、苦戦は免れない。

各国の一級艦を集め、太平洋の解放へも向かいます。


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日米英の一級艦を揃え、太平洋の海上作戦を始める。相手が異星人でなければ、史上最強にして無敵の連合艦隊でしょう。





太平洋の島々すべてを取り返すのは少々骨なので、オーストラリアとニュージーランドを中心に解放することを目標とします。

後は、アメリカのロスアラモスに存在する、エイリアンの超巨大母船さえ破壊してしまえば決着はつくはずです。