海水浴シーズンになると離岸流は危険という話が出たり、流されてNEWSになったりすることがある『離岸流』

参照:「第九管区海上保安本部海洋情報部」より


海水の流れ、すなわち「海浜流(かいひんりゅう)」は、沖から岸に向かう流れ(向岸流)、岸と平行な流れ(沿岸流)、岸から沖に出ていく流れの三つの流れがセットになっていて、沖に出ていく流れが離岸流、波によって沖から多量の水が押し寄せ、それが岸と平行に流れの向きを変えて、こんどは沖に向かって離岸流として戻っていく。


離岸流は海から岸に向かってくる向岸流に対し、岸から海へ流れていく海水の流れというのはサーフアングラーやサーファーにはおなじみ、特にサーファーは離岸流に乗って沖へと出て行きますね。


離岸流はヒラメを釣るのに最も重要なファクターですがその理由は? 海水の流れによりプランクトンが集められて離岸流に乗って沖に流される、そのプランクトンを求めて小魚が捕食のために集まり、その小魚を捕食しようとフィッシュイーターが集まってくる。 ヒラメやマゴチもフィッシュイーターですから離岸流のある海底(ヨブや駆け上がり、離岸流の脇のシャローなど)に定位して小魚を狙っている。


離岸流の発生はその海岸の地形や河川の流れ込み、風向および風速などの気象条と潮流および潮汐などの海象によって様々に変化することも知られています。

参照:「第九管区海上保安本部海洋情報部」より


離岸流について詳しくは「第九管区海上保安本部海洋情報部」を参照


離岸流の速さは、秒速1~2メートル以上といわれていて、時速に換算すると毎時3.6~7.2キロメートル以上…意外と速い!


離岸なら何でも良いかというとそうではなく、小魚は適度な流れ、酸素量が多い場所を好みます。 いくらエサがあるとはいえ全力で泳がないとならないようなところでは捕食が困難…なので駆け上がりやヨブ、離岸流の脇にあるシャローなどに定位するんですね。


全体的に緩い状況なら少しでも流れのあるところに小魚は集まるといわれています。


全体的に緩い状況なら少しでも流れのあるところに小魚は集まるといわれています。

湘南・西湘サーフや静岡サーフなどドン深なところでは遠州サーフのようにハッキリと離岸流は見えませんが(少しの払出程度なら慣れれば見つけられるかも?)、必ず離岸流はあります。

私の知っている湘南・西湘サーフの達人たちはルアーをキャストして流れを探す達人ばかり…海底の状況(起伏など)を探るためにキス釣りをする方もいらっしゃいます。


遠州サーフに幾度となく足を運んでいるものの…何かが欠けているので釣果に結びつかない。

アングラーが多くて移動できないなんて状況の時もありますが…一番はベイト、捕食対象魚がいないことにはどうにもなりません。


「ヒラメは足で釣る(探せ)」ともいわれる通り、流れを探してベイトを探してひたすらサーフをキャスト&ウォーク(一般的にはラン&ガン、略してランガンという)が必要ですね。

※ランガンできるほどの眼力がないので、私はとりあえず打って移動して…キャスト&ウォークです。


それともう一つ、入砂する時に必ずではないけれども「いただきます、今日もよろしくお願いします」と心の中であいさつします。

最近は、これを怠った時に「ホゲ」ているような…そんな気がします。


「いただきます」、食事の際のあいさつですが、意味を知ったうえで使ってます。

「いただきます」の「いただく」は位の高い人から物を受け取る時、頂(頭の上)に掲げたことから「食べる」「もらう」の謙譲語(けんじょうご)として「いただく」が使われることに由来するといわれ、その後に食事を始める時に「いただきます」というようになって、食前の挨拶として定着したといわれています。


料理を作ってくれた方や配膳をしてくれた方、料理の材料を作ってくれた方(例えば野菜を作ってくれた方、魚を獲ってくれた方など)食事に関わってくれた方々への感謝の心を表します。


もう一つ、食材への感謝、魚や肉はもちろん、野菜や果物にも命があると考え「(食材の)命を私の命にさせていただきます」と食材に感謝すること。


フラットは基本的にキャッチ&イートなので「今日もいただきます」と入砂前に…「鯛」と並んで高級魚である「鮃」で一杯、これが至福の時、これからは『寒鮃』と呼ばれて旬の食材となります。


釣果があった時には「ご馳走様、ありがとう」と海に向かって頭を下げます。

「ごちそうさま」を漢字で書くと「御馳走様」となります、「馳走」は走り回るという意味があります、昔は冷蔵庫やスーパーがないですから、食材を揃えるために走り回っている、そんな食事をもてなすために併走する様子を表しています。


これに丁寧語(ていねいご)の「御」を付けて「御馳走」になって、もてなすという意味になり、贅沢な料理を示す言葉としても使われるようになり、いろいろと大変な思いをして食事を準備してくれた方への感謝を込めて「様」がつき、食事のあとに「御馳走様」「御馳走様でした」と挨拶するようになったといわれています。


『和の心』、日本人に生まれて良かった思います。


サーフに入る時にはフラットだけでなく、ビーチクリーンをしてくださった方々、稚魚放流をしてくださった方々、楽しい時間や安全を考えて同行してくれる釣友、ロッドやルアーなど道具を考えて作った方々など感謝はしきれません。


釣りができることに喜び過ぎて勇んでサーフに立ち(決して飲み過ぎて忘れているわけではないですよ)、途中で気が付いて「あ、忘れてた」と気がついても後の祭りで釣果は…です。

神頼みではありませんが私の”げん担ぎ”…『一魚一会』です。


最近の「釣り」はあらゆる情報が提供されて、リアルタイムでTV番組、雑誌、新聞、メーカーのホームページなど欲しい情報は沢山手に入ります。(釣れるポイントはなかなか手に入らないかな?)


今夜は堀田さんの書いた本とDVDを見て、再度、勉強しよう。

今週末の気象は爆風で釣りがやりにくい予報…あきらめて無理せずに家族サービスしておこう!


via おさむの釣り物語
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