【釣り人】

星空が次第にかすみ始め、やがて東の空から闇が明け薄明の時を迎える。

空気が静かに冷え込み、吐く息は白く、指先に痛みにも似た寒さを感じる。


静かに浮かび上がる風車も羽を止めたまま、ただ、目の前の海が少しづつ生命感を伝えるように波打つ。

暗闇の海岸を星明りを頼りに、白く浮かぶ波の切れた場所を探して歩いてきた。


ガイドにかけたルアーのフックを外して、糸がらみをチェックする、そしてキャストのためにロッドを後ろへ倒す、この時が一番緊 張する瞬間。


ロッドの風を切る音、ラインテンションが指に伝わる。

振り切ってルアーを結んだラインを解放する、リールからラインが流れ出ていく音が心地よい。


風の影響がなければ、ルアーの着水と共にリールからのライン放出が止まる。

糸ふけをとって、ルアーにテンションを掛けながら静かにルアーを海の底へ落とし込んでいく。


ロッドのティップが軽く持ち上がる、着底。

ルアーが小魚のように泳ぐようにリールとロッドを操作しながら、動きを与えて生命を演出する。

突然、ルアーの動きを止める力を感じる、その力に反してロッドを立ててルアーのフックを魚の口に差し込む。


反発する生命反応、縦横に逃げようとする魚に合わせながらリールのハンドルを強く握って回していく。

ロッドを左右、上下に合わせながら生命の反発をかわしていく、力強い反発、魚にとっては命を懸けた戦いそのもの。


生命感を感じる魚とつながったラインを巻き取りながら海の中を自分のもとへと導いてくる。

岸に近づくほど、釣り人の心は高揚し、生命との別れを敬遠する。


波打ち際に姿を確認する、波の引き寄せに合わせて海から陸へ引き上げる、一瞬でも気を抜けば命を懸けた魚が海へ 戻るチャンスをものにする。

釣り人と魚の「駆け引き」、これが釣りの醍醐味であり実質的な快感、快楽である。


その姿を岸に引き上げ、勇敢に闘った魚に敬意と尊重の念を捧げる。

その姿に感動し記録を撮る、時にはメジャーを使うこともある。


メジャーで測り画像で保存する、釣り人のプライド…そして勝利記念…


その画像は多くの”仲間”といわれる釣り人に伝わり、釣り上げた釣り人の心を高揚させ慢心させていく。

これが釣りを生業としない釣り、ゲームフィッシングの本質。


釣り上げた記憶を頭に描きながら、少し尾ひれを付けて仲間に自慢する、これも釣りの楽しみのひとつ。

釣り上げたことで、経験として腕が上がったと自分に言い聞かせながら、使ったルアーへの思い入れ、ロッド、リールへの信 頼感を深めてゆく。


そして、再び戦うために砂浜に立つ。


釣れない時ほど悔しく切なくなるのは釣り人の性。

隣の釣り人は釣れたのに、同じルアーを使っているのにと悩むのもこの釣りの楽しみ。


雨が降ろうが、雪が舞おうがルアーがキャストできるのであれば無茶をしてでも足を運ぶ。

ライフジャケットを下す時に笑うか悔しがるかはその時の運でもあるし、技術力の違いだろうか。


今日も多くの釣り人が魚を求めて砂浜を歩き続ける。


【熱砂ライヴ】

そんな釣行を繰り返す釣り人を魅了するSHIMANOの熱砂シリーズ…遠くから魅了された釣り人が集まる12月11日。


釣友の釣友は富山から…神奈川からも釣友がご夫婦で2組…海無県民の釣友も群馬、埼玉などから…遠州サーフは みんなのあこがれの地。(私はホームみたいになっていますが…)

もちろん、遠州鮃組の仲間も…若干1名、熱くなりすぎて39度を超える熱を出して寝ている人がいますけど…流行りの病 ではなかったそうですが大丈夫かな?


来場するみんなは堀田さんのファンでもありますからねお話できるのも…楽しみのひとつ!

最近知った、堀田さんとは同い年で学年は早生まれの堀田さんが一つ上…知らんかった(笑)


釣れても釣れなくてもロッドを振るために前日に乗り込みます。

折角の遠州ですから、半日ではもったいないですよね、週末アングラーですから時間を上手に使わないと…。


今夜は帰ってから旅の準備、昨夜からずーっと気になっていたことが一つ、なんか忘れている…で、12月8日は「針供養の 日」で思い出した、交換用フック#4と#5が足りなかった(>_


行きがてら、深夜営業の魔界に寄るか?

それと…熱砂スピンブリーズも?熱砂スピンビームも?


FaceBookの友達にも会場でお会いできたら嬉しいです、見かけたら声かけてくださいね~!

私、人見知りなので本当は人が沢山いるところ苦手なんです…(^o^!)


初開催の「熱砂ライヴ」楽しみですね!

それでは会場で~(^_^)/~


via おさむの釣り物語
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