こんにちは。
長野の離婚カウンセラー小松慶子です。
結婚したからには
夫の欠点は
私が改善してあげなきゃ。
世間的にも
妻的にも
理想的な男性に変えて
私は幸せになる！
夫婦間に摩擦が起きる
原因の一つに
「妻が夫を変えようとする
（その逆も）」ことがあります。
結論からお伝えすると
「妻が夫を変えようとすることは
無益で、むしろ、有害」です。
夫とはいえ、他人を変えようとする人は
「相手より自分の方が優れている」と
無意識下で考えています。
では、言葉にしてみて
「あなたは夫より優れていますか」と
問われたら、あなたはなんと答えるでしょうか。
実際、あなたの方が優れているかもしれません。
しかし、マウントを取ることが
人間関係を壊すことは言われなくても
わかりますよね。
では、変えたくなるほどの夫に
どう向き合えばいいのでしょうか。
結論からお伝えすると
「相手をすべてを受け入れ」ます。
このブログを読んでいる人は
夫に対する不平不満が積み重なって
「離婚」という言葉が
頭をよぎった経験があると思います。
「離婚」が頭をよぎった時が
人生を見直すチャンスです。
「相手を受け入れる」ことは
簡単なことではありません。
しかし、もし、
いまあなたが、離婚では
納得がいかない
自分の人生の先で
今、離婚を選択したことを
後悔するかもしれないと
思うなら
もう一度、夫との関係を
改善したいと願うなら
自分の損得やプライドを手放して
「相手を受け入れること」に
全力投入してみませんか。
カウンセリングにお越しになった
５０代女性Sさんの事例から
「相手を受け入れる」ことの
メリットをお伝えします。
27才で結婚したＳさんは
男らしくて逞しい旦那さんを
結婚当初から
優しく思いやりのある夫に変えようと
精一杯努力しました。
旦那さんは、着るものに無頓着で
友人家族と集まる時も
しわしわの服を平気で着ていったそうです。
その夫の行動が、Ｓさんは堪らなく嫌で、
恥ずかしく思っていました。
そこで
「ねえ、この黒いズボンにしない？きれいだし」と
旦那さんに言いますが
旦那さんは、そのことを猛烈に怒り
最終的には、出かけたくないと
妻に強く反発するので
Ｓさんはしぶしぶ引き下がる、
こんなことを繰り返しをしていたそうです。
結局、一緒に出掛けますが
出先で機嫌が直るわけもなく
お互い微妙な空気を感じながら
過ごすはめになってしまいます。
その後、Ｓさんは、作戦を変え
言葉では伝えず
しわしわの服を選ぶ旦那さんを見て
「は～」とため息をついて
恨めしそうな顔をして見せましたが
何も変わりませんでした。
カウンセリングを通じて
Ｓさんがご自分のこれまでの行動は
夫を否定し、批判する態度だったことに
気づきました。
そして、夫を変えようとすることは無益で
夫のありのままを受け入れることが
賢い選択であると理解されたのです。
Ｓさんの気持ちの変化は
旦那さんへの態度にも影響しました。
しわしわの服を着る以外は、
大変知性があり
逞しい体を維持できるだけの忍耐力があり
自分のことは自分で決められる
立派な大人なんだ！
そう思えるようになったＳさんは
夫の幸せよりも
他人が夫を見てどう思うかや、
自分の癇にさわる夫の行動に
1人でいら立ちを感じていたことに
気づきました。
その後、旦那さんから聞かれない限り
服装について
Ｓさんは一切口出しをしない、煩わされないと
決心しました。
「夫の監視役」をやめた途端
Ｓさんは、自分や他人が夫をどう見るかより
夫の幸せを一番に考えられるようになり
必死に夫を変えようとしていたとき
全くうまくいかなかったのに
今では、優しく思いやりのある男性に
旦那さんが自ら変わっていったそうです。
自由は男性にとって重要です。
それは、女性にとっても
同じことが言えますが
女性と男性の自由に対する意識が
異なっていることを
理解しなければなりません。
夫婦関係を改善するために
・夫の生活態度に小言を言わない
・嫌味を言わない
・批判しない
・夫の仕事の仕方を否定しない
・他の男性と比べない・・・
など、今すぐできる
相手を認める行動があります。
やりたようにさせてあげ
臨むような人間でいさせてあげる、
それが、夫を受け入れる第一歩です。
しかし
受け入れたからと言って
夫は変わらないかもしれません。
だとしても、何もしないままで
夫が悪い
夫がこうしてくれれば家族は幸せなのに
夫がこうだから私は不幸なのだ
と愚痴だけ言っていても
何も解決しません。
やれることを精一杯やってみて
うまくいかなかったら
またそこで考え直してもいいんです。
夫が変わってくれれば、
本当にあなたは幸せなのでしょうか？
あなたの幸せは
夫の手の中にあるのでしょうか。
あなたの幸せは
どこにありますか？
