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  ☆ 使い続けるために ☆






このスマホカバーの写真は、この子が亡くなる五日前の写真。


その五日前の夜、急に歯茎からの出血が止まらず、救急病院に連れて行き、とりあえず止血剤の注射をしてもらった。


ところが、今度はその注射の痕から出血しだし、それから毎日、止血と検査のために病院に通った。


だけど、出血は一向に治まらず、出血から十日後、検査の結果が出る前に虹の橋を渡っていってしまった。


もう、あれから2年余りがたち、このカバーを作ったスマホも使い始めて4年になろうとしている。


最近では、100%充電しても一日もたなくなってきた。


新しい機種に変更しようかとも考えたけど、やっぱりこのスマホカバーを使っていたかったので、バッテリー交換をしてもらうことにした。


大好きな紫陽花をバックに最後のオスマシ顔のこの子とずっと一緒にいたいから、また次もバッテリー交換に行こう…なんて、早くも考えている。



☆☆☆追記☆☆☆


ちなみに、この紫陽花の花は、全部この子の棺の中に入れました。


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  ☆ 信じていること ☆


はるか昔、東大の五月祭に行ったことがあり、その中の一つの模擬店でタロット占いをしてもらった。








そのときに言われたことが、




 「大金持ちにはなれないけれど、衣食住には困らない」




不思議とこの言葉がすっと自分の中に入ってきて、あぁ、この先、人生でどんな選択をしても衣食住には困らず暮らしていけるんだと、なぜか無条件に信じられた。




あれから随分と月日は流れたけれど、残りの人生もこの言葉を信じて日々楽しく暮らしていきたいと思う。


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   ☆ リスペクト ☆


今日は、藤原季節さんの朗読会に行ってきました。








今日の季節さんは、今まで観たどの作品の季節さんよりも生き生きと輝いて見えました。




私は季節さんの声が大好きです。



耳に優しく響き、心に染み渡っていきます。




そんな大好きな季節さんの声が紡ぐ宮沢賢治の世界。




どれほど読み込まれたのでしょう。



リスペクトしてやまないのは、あれだけの長い物語、ただ覚えるだけでも大変なのに、しっかりと消化し自分の言葉として語っておられたことです。




最初の少しの間こそ演出のように本を片手に朗読されていましたが、その後は、そらで、表情豊かに、そして、情感たっぷりに、舞台上だけでなく、時には観客席に下りてきて語りかけ、私たちを季節さんの中の宮沢賢治の世界に誘ってくださいました。




季節さんの降らせる雪が積もって、私の心もキラキラです。




季節さん、素敵な時間をありがとうございました。


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