昨日の記事に対し、こばるさんがコメントを寄せてくださったので記事にしました。

そもそもネット右翼が登場した背景には、インターネットの爆発的な普及(個人宅のみならず、昔のマンガ喫茶がネットカフェに衣替えしたこと等に伴うネットカフェの増加)に加えて、2000年代半ばから携帯電話のインターネットも定額制を導入するようになったのがあると思われます。そしてインターネットが普及し始めた頃に当時の小泉首相が靖国神社に参拝したこと、そして「新しい歴史教科書」の戦争記述の問題、更に竹島問題…というふうにアジア諸国、とりわけ中国と韓国を刺激することが立て続けにありました。それに対し、いちいち口出しするな!という謂わばアジア諸国、とりわけ中国や韓国に対する反発がネット右翼の登場の背景にあると思われます。
しかし時経つうちにネット右翼も単なる憂さ晴らしの手段へと変質してゆきます。とりわけ2ちゃんねるではどんどんアクセスして欲しいこともあり荒らし(ただし運営を妨害しないもの)や誹謗中傷への対策は全くと言ってよいほど取られませんでした。その結果、中国や韓国に対する反発は鳴りを潜め、代わりに中国や韓国に対する誹謗中傷ばかりが見られるようになりました。
とりわけ日本では戦後数十年にわたって韓国・朝鮮人が差別されて来ていました。ここ20年ほどは差別も鳴りを潜めていましたが、やはりどんどん荒らしどもにアクセスして欲しい2ちゃんねるの運営陣は韓国・朝鮮人に対する差別を蒸し返しました。これが韓国・朝鮮人に対するネット上でのあまりに酷い誹謗中傷の背景にあるのでしょう。

無論悪いのは2ちゃんねるばかりではなく、誹謗中傷を野放しにするサイト全ても同罪です!

なお、今回の記事は私の過去記事を掻い摘んで書いたのをさらに加筆したものです。

ネット右翼の興りと現在
http://ameblo.jp/linimo01/entry-10606301722.html

韓国・朝鮮人に対する差別
http://ameblo.jp/linimo01/entry-10723329278.html
日本は愛国者がなぜか非難される、との書き込みをまれに見ることがあります。要するに、日の丸や君が代の強制に対する批判に対し異義を唱えているんです。
これを拡大、と言うか都合良く解釈したのが、日本は左翼や在日ばかりがのさばる、との主張です。

しかしそれもまた欺瞞でしかありません。何故なら、日本では思想・信条の自由が認められており、政治的・宗教的信条や個人的事情(例:太平洋戦争で身内を喪った人)から国旗敬礼や国歌斉唱に加わらない人がいるからです。勿論どんな信条の人であれ、日の丸を侮辱するような仕方で扱う真似は誰にも許されないでしょう。
もしネトウヨの先の主張が本気であれば、これは民主主義そのものを否定していることになり、大変危険です。と言うかネトウヨに日本を愛する心など微塵もなく、単なる憂さ晴らしをしているに過ぎないと思いますけどね。
よく韓国や中国を非難、というよりは誹謗中傷する理由付けに「日本は言論の自由があるから」と主張したりします。
でも常識的に考えて言論の自由に最低限の制限が伴う(例:人の悪口は言わない)ぐらい小学生でもわかるのではないでしょうか。
ちなみにその抜け穴を悪用したのが2ちゃんねるの運営陣です。「悪口を言ってはいけない法律でもあるの?」とばかりに(本当はどんどんアクセスして欲しいため)誹謗中傷を野放しにして来ました。なお、これは2ちゃんねるに限らず、誹謗中傷を野放しにするサイト全ても同じです。

なお、私の言論の自由に対するスタンスは以下の通りです。
http://ameblo.jp/linimo01/entry-10616193628.html
http://ameblo.jp/linimo01/entry-10598439406.html