メディアリテラシーの定義は、コトバンクのリンクをご覧ください。

 


日本人のメディアリテラシーは、インターネットの普及と相まって向上したと思ったのですが、残念ながら50年近く前と比べて全く変わっていないよりも低くなっているように思います。あれだけ歩きスマホをしている人が多いのに?
とりわけ一昔前であれば2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)、今はTwitterなどのSNSの情報を鵜呑みにしてしまっている人がいる分余計に低くなったのに加えて、中高年以上だとテレビの言うことを鵜呑みにしてしまう傾向があるので、それらと相まってメディアリテラシーの低さが露呈してしまうのではないでしょうか。もっとも、テレビの言うことを鵜呑みにする若い人も多いですが……。

で、なんでこんな記事を書いたかと言うと、去年(2020年)のコロナの緊急事態宣言の前後にトイレットペーパーが品切れになるのが続出したからです(「50年近く前」と書いたのは、言うまでもなく1973年のオイルショックのこと)。
結局デマを鵜呑みにするのは当時と全く変わらないんですね。本当に情けない話です。

デマと言えば、いかがでしたかブログという蔑称を持つまとめブログもひどいものです。それこそ「〇〇の本名は?学歴は?性悪なのってマジ?」と表題に持ってきてダラダラ書き立てた挙句「調べてみましたがわかりませんでした!」という例のアレです。ちなみに私はその手のブログを著作権無視のまとめブログと呼んでいるので、今後本ブログでもそう呼びます。
そういう著作権無視のまとめブログは、SNSやWikipediaの記事、さらにはテレビで言っていたことを確かめもせずに載せますが、まさにメディアリテラシーの低さなしには作れないブログと言っても良いでしょう。そしてそういう著作権無視のまとめブログがなおのことデマを拡散してまたメディアリテラシーのない人が鵜呑みにする……という負のスパイラルに陥ってしまいます。もっとも多くの人は著作権無視のまとめブログを嫌っていますが。

2021.2.21 追記:
この記事のジャンルを「B層」から「メディアリテラシー」に名前を変更しました。