「名古屋飛ばし」とは、首都圏や関西圏のみならず、福岡や札幌、仙台などの他の大都市圏には進出しても、あるいはコンサートなどの大イベントがなされても、名古屋だけがスルーされることを言います。
それが特に言われるようになったのは、1992年3月に東海道新幹線で「のぞみ」が2往復で運転を始めた時に、早朝の下り1本が名古屋駅(と京都駅)を通過することがわかった時です。1本だけとは言え東海道新幹線の列車にまで“飛ばされて”しまうのは、過去の例(名古屋だけでコンサートがなされないなど)もあっただけに、不快に思う人も名古屋ならびに近郊では多かったようです。
その他の例としては、コストコやイケアなどの大型店やヨドバシカメラなどの大手量販店が近年まで名古屋に進出しなかったのも、名古屋飛ばしに数えられることがあります。
※ただしコストコやイケアがあるのは名古屋市内ではなく、愛知県常滑市や岐阜県羽島市、愛知県長久手市といった郊外
ついでにセブンイレブンが名古屋を含めた愛知県に初出店したのも2002年のことであり、やはり名古屋飛ばしと捉えた人もいるようです。
ではなぜ「名古屋飛ばし」が起こってしまうのか?よく言われる理由としては、名古屋が首都圏と関西圏の中間にあり(厳密にはやや関西圏寄り)、名古屋に進出するメリットに乏しいというのがあります。
しかし私が思うに、名古屋をはじめとした東海地方は、堅実さを重んじる土地柄(要するにケチ)だから商売にならないというのが本当の理由じゃないか?と思えるんです。実際東海地方に本拠を置く自動車メーカーであるトヨタ自動車とスズキは、ムダ金は使わない堅実(ケチ?)なところがあります。また静岡銀行(静銀)は、シブ銀とも呼ばれたぐらい安易にお金を貸さない銀行です。
実際1990年代半ばまでの雑誌の広告を見ると、名古屋に限らず東海地方(愛知・岐阜・三重・静岡)だけが見事にスッポ抜けてる会社や店が散見されました。