数日間ご無沙汰しておりました。

小室ブームとは、1990年代半ば前後に、小室哲哉プロデュースの曲がバカ売れした現象のことです。
背景としては、当時TM Networkのメンバーだった小室哲哉が他のアーティストに楽曲提供をし始め、同時にプロデュースもするようになったのが小室ブームの始まりです。当時はZARD等のビーイングブームの真っ盛りであり、ダンスミュージック主体のtrfの出現はある意味衝撃的だったのかもしれません。trfに限らず、以降小室プロデュースの曲が売れていくようになります。
しかし、こうやって売れて来ると、あの電通が早速目をつけます。しかも電通がマスメディアを使ってめちゃくちゃ売り込んだ結果、これまでになく大量に売れるようになりました。もっとも、小室プロデュース=全て売れた訳ではなく、全く売れず一発屋で終わってしまったのもありました。
しかし、電通が売り込んだものは往々にして飽きられるものです。Wikipediaの記述では、安室奈美恵の結婚やGLAYやZARD等のベストアルバムブームが小室ブーム失速の原因になった、とありますが、私に言わせれば小室ファミリーも一部を除き実力が伴っておらず、加えて小室ファミリーの曲は、一つの曲をパソコンでいじって別の曲に仕立て直したものがほとんどであり、飽きられるのも時間の問題と言って間違いなかったでしょう。そして飽きられ始めると、電通にポイ捨てされてしまい、かくして小室ブームは終わりました。

さて、上の記事から何か気付きませんか?今電通がごり押ししているブーム、と言えば韓流やAKBですが、どちらもいずれは飽きられて廃れてしまう、ということです。そういえば少し前までハロー!プロジェクトなるものもありましたっけ…?