つい先日、デミオに新型エンジン「SKYACTIV」搭載車がお目見えしました。
このエンジンのどこがすごいかと言うと、ハイブリッドなどの“飛び道具”に頼らなくともハイブリッド車並の燃費を叩き出すところです。具体的には、エンジンを超高圧縮比(14.0)の直噴とし、同時にマツダ独自のアイドリングストップ(i-stop。直噴ガソリンエンジンにのみ適用可能)などの技術と組み合わせた超高効率エンジンです。そして超高圧縮比とすべく、排気バルブの遅閉じ(ミラーサイクル)によるブローバイガス(燃え残り)の減少やEGR(排気再循環)クーラーの使用による冷却性能の改善を図りました。
マツダと言えば、先入観で見てしまうとトヨタとかホンダと比べてパッとしない印象を持ってしまうかもしれません。しかしこの「SKYACTIV」を見ると、マツダは過去の技術を上積みしつつ更に上を目指す(これはヨーロッパ車のやり方とよく似ている)ところが素晴らしいと思います。
加えてマツダの車に乗ると、見た目の豪華さこそないものの、ドアの閉まる音一つ見ても真面目に作っているという印象があります。しかも初代デミオのようなマツダが大ピンチにあった時に作った車ですらそうであり、マツダがヨーロッパで支持されている理由がよくわかります…。

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もっとも私は当ブログで特定の商品の宣伝はしたくないのですが、技術力という面から書かせていただきました。