【資本主義】
生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利潤を得る経済構造。生産活動は利潤追求を原動力とする市場メカニズムによって運営される。キャピタリズム。

【新自由主義】
政府などによる規制の最小化と、自由競争を重んじる考え方。規制や過度な社会保障・福祉・富の再分配は政府の肥大化をまねき、企業や個人の自由な経済活動を妨げると批判。市場での自由競争により、富が増大し、社会全体に行き渡るとする。ネオリベラリズム。

特に後者の新自由主義は、経済成長につながる反面弱者切り捨て(例:格差拡大・社会福祉の切り捨て)につながるという見方があり、賛否両論ありますが、新自由主義はまだ一つの見方として捉えることが出来るかもしれません。具体的には、「小さな政府」を目指す考えと言ってよいでしょう。

しかし、一見「資本主義」下における経済活動や「新自由主義」に見える思想は実は「拝金主義」だったりします。
例えばサププライムが破綻した後に投機資金が先物に集中した結果先物価格の暴騰が起きた時に、「資本主義の限界か?」などと言う人がいましたが、所詮それは博打に過ぎず、まさに拝金主義そのままです。
そしてやたらと自己責任を振りかざす(=弱者を切り捨てる)発言を繰り返す(例:この質問の質問者)のも新自由主義の思想ではなく拝金主義の思想ではないかと私は思います。要するに「弱者が搾取されるのは自己責任だ」と言っているようなものだからです。