一昔前のテレビは、それこそついつい見取れてしまうぐらい見応えがありました。昔は高価な機器やCGなどの特別な技術がなくても「俺達は視聴者が楽しめる番組を作るんだ!」という意気込みがあったのは言うまでもないでしょう。当然ながらCM前後の「じらし」はなかったです。「面白い番組を作ればCMを挟んでも見続けてくれる」と考えたからなのは間違いないでしょう。
しかし近年はテレビ局社員に勘違いしているのが増えてしまいました。例えば取材先の人に対する横柄な態度とか、マナーの悪さが目につくようになりました。要するに、「俺達はテレビ局の人間なんだ、お前たちは俺達の言う通りにしてろよ」という態度です。そしてプロとしてのあるべきプライドをぶん投げてしまった結果、面白い番組を作れなくなり(CM前後のじらしがあるのはスポンサーとの絡みでCMを見させたいからというのが最大の理由である。とは言え何が何でも最後まで「見させてやる」という考えもあろう)、技術力が落ちているなどもはやテレビは死に体となってしまいました。