アンテロープキャニオン旅行記 ~土地と思惑の境目 | spice of life

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ひと。こと。もの。

カリフォルニア生活記。

つづきです。

※今回ちょっと真面目な話で写真少ないです。番外編風味。

モニュメントバレーを離れ、ペイジ(City of Page)の街を目指します。
2時間くらいかな。

これが見えてきたら、ペイジはもうすぐです。


ナバホ族火力発電所
真っ黒な小高い山は石炭だと思われます。


これだけ見れば、特に違和感はありません。

少し話を変えますね。

ペイジの街、それからアンテロープキャニオンは、レイクパウエル(Lake Powell)という巨大な人造湖のほとりにあります。
この湖は、グランドサークルの中心に位置し、
グランドサークルの景色を作り上げたコロラド川を塞き止めてできたダム湖です。
ダムの名前は、グレンキャニオンダム(Glen Canyon Dam)

ダム湖といえば、グランドキャニオン近くのダム湖・レイクミードがあります。
以前、この記事で、
「赤い土と、赤い川と、このフーバーダムはユタやアリゾナに点在する国立公園を繋ぐキーワード」だ、と書きました。
あれを書いたときに頭をよぎっていたのが、ここ、レイクパウエルです。

改めて読み返してみたら書き忘れてたのですが、
レイクミードもまた、コロラド川を塞き止めてできたダム湖
レイクミードの元・フーバーダムが作られたのは1931~1936年。

ところが、いざ塞き止めてみたら、コロラド川の運ぶ土砂は思いのほか多く、
レイクミードの湖底を予想外のスピードで分厚く埋めていったそうです。
そこで、1956年から、その対策のためにさらに上流に作られたのが、
グレンキャニオンダムであり、レイクパウエル。(この辺は地球の歩き方情報)

さらっと読んでしまえばそれまでですが、この土砂って、コロラド川が削った赤土や岩ってことですよね。
で、コロラド川というのは、コロラド州の北の方から始まって、
キャニオンランズを通り、このレイクパウエルを通り、グランドキャニオンを通り、
最終的にはメキシコを通って、カリフォルニア湾に注いでいるわけです。

コロラド川の流れを意識すると、
その土砂はキャニオンランズの欠片でもあるんだよなー、とか、
レイクパウエルに沈んだ、グランドキャニオンよりもあるいは美しかったというグレンキャニオンの景色はどんなだったんだろう、とか、
このダムが作られたことによって、下流にあるグランドキャニオンの侵食は遅くなっただろうなー、とか、
今までバラバラに見ていた公園が繋がって、とても面白い。

さらに言うなら、じゃあ他の公園の景色はどうやってできたんだろう?と、
グランドサークルのほとんどを擁するコロラド高原(コロラド台地)の歴史も気になっちゃったりするわけですが、
そこは難しくて消化できてないので自粛・・・。

こんな風に、旅行記を書きながら、点の情報を線として繋げるのがすごい楽しいです胸キュン
特に今はヒマな主婦生活なので、際限なく掘り下げちゃってダメですね・・・あせあせ
思えば、昔からまとめノートを作るのが好きな子供でした・・・ぼー

えー、随分と話が反れましたがw、ここで話を戻します

ここにダムがあるということは、当然、水力発電も行われているということです。
水力発電所火力発電所が、至近距離に建設されているのはどういうことなのか。

グレンキャニオン・ダムやペイジの街はアリゾナ州。
火力発電所があるのはナバホ族居留地。ちょうど境目の辺りになります。
つまり、それぞれ所有者が異なり、電力の相互供給はなされていない、ということです。
調べてみたら、それぞれの発電所建設に当たっては、やはりいろいろあったようです。

【アメリカ大自然特集サイト:付録:レークパウエルと火力発電所(JTB Travel Network Company)】
(このサイト、他の記事もすごく面白かったです。オススメ。)

いろいろ、難しいですよね。。

今回は、最初に断りを入れたように真面目~な内容になってしまってますが、
このあたりを押さえておくと、いろいろ見えてくるものもあって面白い、と個人的には思ってます。
時差や、アンテロープ観光のこともわかりやすくなるし。

とりあえず、今回は、ペイジ到着後の腹ごしらえまで。


ピザハットにて、ペパロニ(ピザ)とバッファローウイング。
ランチをきちんと食べたのは(これでも)久しぶりですw
バッファローウイング、初めて食べたけど、チキチキボーンみたいでウマイハート

つづく。