マッチョになりたくて、筋トレをやりすぎて身体を痛める。

 

ダイエットをしたくて、食事を極端に減らして、具合が悪くなる。

 

おいしいと思って食べ過ぎると、気持ち悪くなり、もう食べたくない程にそれが嫌いになってしまう。

 

クルミがいい、アマニ油が体にいいと言われ、そればかりをとり過ぎてもお腹がゆるくなる。

 

いい言葉も、何回も言われると聞き手もあきる。



 なんでも度が過ぎると、好きな事、体に良い事も逆効果になることが多いです。



 身体には許容量がある。だから、無理はよくない。

運動が苦手な人が頭で健康にいいと思い、いきなり長距離マラソンをしても、足、腰、膝が痛くなり、時には怪我をしたりします。

 

ビタミンCをとった方がいいと言われ、レモンをいきなり10個食べても、口の中に口内炎ができるか、ただれてしまう。



言葉も似たケースがある。誰でも君はきれいだ、かっこいいなど褒める言葉を言われると嬉しい。しかし、10回も言われたら、嘘っぽく聞こえます。

人に伝える言葉も、度が過ぎると意味が変わってしまいます。



健康にいい事を、頭でいいと思いそれに没頭する。何かに没頭することはすごくいい事。それを、頑張らないと、頑張らないと、と、頭でなく徐々に心から感じられたら、身体に負担をかけないし、あきないから続けられる。いい事も心から没頭できれば、続けることが苦労や苦痛とは思わない。そうなるにも、度が大事。



 度とは


仕事で、恋愛で、生活で、言葉で伝えるなら、言葉のバランスは、相手の感受性により違ってくる。


身体なら状態により違ってくる。

 

身体を整える(整体)にも同じことがいえる。

 

人間多々共通性はあっても、感じる度が各々違う。


 言葉も身体も“度”が大切です。


“度”を過ぎないことが一つの養生方法でもあります。