全8作品。アナ・ジラルドが出演した映画ランキング
1位 おかえり、ブルゴーニュ
「猫が行方不明」「スパニッシュ・アパートメント」のセドリック・クラピッシュ監督が、フランス・ブルゴーニュ地方のワイナリーを舞台にした人間模様を描いたドラマ。
フランス・ブルゴーニュ地方のワイン生産者=ドメーヌの家の長男として生まれ育ったジャンは、世界を旅するため故郷を飛び出したが、父親が末期の状態であることを知り、
10年ぶりに故郷ブルゴーニュへ戻ってくる。
家業を継ぎ、ワイン作りに励む妹のジュリエット、
そして別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミーと兄弟3人の久しぶりの再会を果たすが、
間もなく父親が亡くなってしまう。残された葡萄畑や相続などさまざまな課題に直面する中、父親が亡くなってから最初の葡萄の収穫時期を迎え、兄弟たちは自分たちなりのワインを作るため協力し合う。その一方で、長男は離婚問題、長女は醸造家としての方向性、次男は義父問題と、それぞれが打ち明けづらい悩みや問題を抱えていた。
2位 パリのどこかで、あなたと
「スパニッシュ・アパートメント」のセドリック・クラピッシュ監督が、パリを舞台に不器用な男女の出会いを描いたラブストーリー。隣り合うアパートメントで暮らしているが互いに面識のない30歳のメラニーとレミー。がんの免疫治療の研究者であるメラニーは、過去の恋愛を引きずりながらも仕事に追われる日々を送っている。一方、倉庫で働くレミーは、同僚が解雇されたのに自分だけ昇進することに罪悪感を抱えていた。ストレスからメラニーは過眠症に、レミーは不眠症に陥り、それぞれセラピーに通い始める。マッチングアプリで出会った男性たちと一夜限りの関係を繰り返すメラニーと、職場で出会った女性とデートするも距離を縮められないレミーだったが……。主演は、クラピッシュ監督の前作「おかえり、ブルゴーニュへ」でも共演したアナ・ジラルドとフランソワ・シビル。
3位 ファイナル・セット
全盛期を過ぎた元天才テニスプレイヤーが、自らのテニス人生をかけて全仏オープンに挑む姿を描いたフランス製スポーツ映画。 かつては天才テニスプレーヤーとして名を馳せたトマだったが、ここ数年は膝の故障に苦しみ、思うような結果を出せずにいた。妻や母親は引退を促すが、37歳の彼はそれでも現役続行の意思を固め、全仏オープンの予選から参加することを決意。熾烈な予選を勝ち抜き本選出場を決めるが、意見の異なる妻や母親との確執は広がるばかり。そんな中で迎えた本選初戦の相手は、過去の自分を彷彿とさせる若き天才テニス選手だった。 フランスのコメディアンで映画監督としても活躍するアレックス・ルッツが、主人公トマを演じた。共演に「パリのどこかで、あなたと」「おかえり、ブルゴーニュへ」のアナ・ジラルド、「イングリッシュ・ペイシェント」「ずっとあなたを愛してる」のクリスティン・スコット・トーマス。
4位 ラ・メゾン小説家と娼婦
作家であることを隠して高級娼館に潜入したエマ・ベッケルが、その体験をもとにアンダーグラウンドで生きる女性たちのリアルな姿を描き、フランスで賛否両論を巻き起こしたベストセラー小説「La Maison」を映画化。
5位 次は、心臓を狙う
1970年代後半にフランスで起きた連続殺人事件を、演技派俳優ギョーム・カネ主演で映画化したクライムスリラー。78年、冬のある晩。バイクに乗っていた若い女性が1台の車に執拗に追われ、ひき逃げされる事件が発生する。なんとその犯人は、町の治安を守る憲兵隊の男フランクだった。物静かだが心の内に強い凶暴性を秘めたフランクは、事件の捜査に参加する一方で、女性をターゲットに次々と凶行を繰り返していく。共演に「FOUJITA」「最後のマイ・ウェイ」のアナ・ジラルド。「殺し屋」のセドリック・アンジェが監督・脚本を手がけた。
6位 消えたシモン・ヴェルネール
フランスの新鋭ファブリス・ゴベールが、登場人物ごとの視点や時間軸、時系列の違いを巧みに生かした物語構造で描いた新感覚ミステリーサスペンス。
音楽を米オルタナティブロックを代表するバンド「ソニック・ユース」が手がけた。
パリ郊外、パーティに集った若者たちが近くの茂みで死体を発見する。
その2週間前、シモン・ヴェルネールという名の高校生が失踪し、教室で血痕が発見されるという事件があった。
それから数日後には同じクラスの女生徒レティシアも姿を消すが、
シモンとレティシアには特別なつながりもなかった。
その翌日、さらに別の生徒が姿を消したことから、
誰もが周囲を怪しみ、疑心暗鬼と猜疑心に満ちていくが……。
7位 パーフェクトマン完全犯罪
「イヴ・サンローラン」で注目を集めた若手俳優ピエール・ニネが主演をつとめ、
故人の日記を盗作してベストセラー作家になった男がたどる運命を描いたフランス製サスペンス。
運搬業で生計を立てる作家志望の青年マシューは、孤独死した男性の遺品を仕事で片付けている最中に、
故人がつづったアルジェリア召集兵の日記を見つける。
8位 FOUJITA
1920年代からフランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治の半生を、オダギリジョー主演で映画化。
「泥の河」「死の棘」の小栗康平監督が10年ぶりに手がけた長編監督作で、日本とフランスの合作映画として製作された。
共演は中谷美紀、加瀬亮、岸部一徳ら。
1913年、27歳で単身フランスへ渡ったフジタは、「乳白色の肌」で裸婦を描き、エコール・ド・パリの寵児となる。そして40年に帰国し、戦時下で戦争協力画を描くことになったフジタは、日本美術界の中で重鎮として登り詰めていくが、疎開先の村で敗戦を迎える。