炎うみねこのなく頃に



🇯🇵日本アニメーション
📺️2009年7月~12月
📽️監督 今千秋
ミステリー、ファンタジー、メタフイクション

🌟14話


薔薇庭園に突如顕現し、不肖の弟子ベアトリーチェと凄まじい魔法バトルを繰り広げる先代ベアトリーチェ。彼女はワルギリアと名乗り、戦人の参謀につく。彼女の説明から“魔法説”に対抗するための大きなヒントを得た戦人は、第一の晩の“連鎖密室殺人”にも果敢に挑む。矢継ぎ早に繰り出される復唱要求に、防戦一方となるベアトリーチェ。一方の現実世界では、碑文の謎に取り組んでいた絵羽が、その核心に迫りつつあった…。




🌟15話



ついに碑文の謎を解き、隠し黄金に辿り着いた絵羽。そこへ僅かに遅れて楼座も現われる。すぐに兄たちへ報告しようとする楼座に対し、しばらく秘密にしたい、と言い張る絵羽。彼女の心はいつしか、当主の座と黄金を独占したいという欲望に支配されていたのだ。しかしその絵羽に対し、ベアトリーチェは黄金の魔女の称号を継承する、と宣言する。新たなる魔女の誕生-それが意味するところは一体何なのか…?



🌟16話




無邪気な残酷さで殺人を愉しむベアトリーチェの姿に嫌悪感を抱いたメタ世界の戦人は、とうとうベアトの対戦相手を降りることを宣言する。一方、下位世界の六軒島では、絵羽の中の”魔女”が、暴走を始めていた。その最中、篭城していたゲストハウスを出て、本邸へ食料を取りにやってきた霧江、留弗夫、秀吉の前に、七杭のレヴィアタンとベルフェゴールが立ち塞がる。人間vs悪魔、互いのプライドを賭けた死闘がいま、始まった…!



🌟17話



戦人に責められ、ワルギリアに諭されたベアトリーチェは、いつか戦人に認められる「本当の魔女」になって再び帰ってくる、と言い残し、一時勝負の場を降りることとなる。その頃現実世界では、恋人を失った譲治が悲嘆にくれていた。そこに現れ、紗音を蘇らせる手助けをしてやると告げるベアトリーチェ。2人は魔法で窓から飛び立ち、紗音の眠る本邸へ向かうが…。果たしてベアトリーチェはもう一度奇跡を起こせるのか?



🌟18話



アクシデントで目を傷めた朱志香の前に、死んだはずの嘉音が現れた。そしてその再会を助けたベアトの前に、名実共に最強の魔女となったエヴァ=ベアトリーチェが立ち塞がる。シエスタ姉妹の猛攻に対し、意志の力だけで驚異的な粘りを見せるベアトだが…。そして迎える最終局面、そのままメタ世界に突入しての戦人vsエヴァの推理バトル。しかしそこでもエヴァの精密かつ華麗な赤字の集中砲火に手も足も出ない戦人。このまま新たな魔女に屈してしまうのかと思われた瞬間、ベアトが最後の手段に出る…。



🌟19話



前回の土壇場で登場した縁寿はそのまま、グレーテルと名乗り、4度目のゲームに戦人の味方として参戦する。その内に秘めた思いは…? 彼女は86年以降の世界で、六軒島大量殺人事件・唯一の生存者として当主を引き継いだ絵羽の元で、後継者として厳しく育てられる。心を許せる友人もなく、孤独な日々を送る縁寿。そんな彼女が唯一心を通わせるのは、死んだはずの「真里亞お姉ちゃん」だった…。



🌟20話



多忙を言い訳にしながら、その実は彼氏と遊び歩いていた楼座。幼い真里亞はその事実に薄々気付きながらも、決して楼座を責めることもなく、さくたろうと一緒に大人しく楼座の帰りを待つ日々を送っていた。縁寿はそんな真里亞を不憫に思うが、当の本人がまったく気にしていない様子なのを見て苛立ちを隠せない。「幸せを生み出す力」、それが魔法の力だと縁寿を諭す真里亞。一方、1998年の縁寿は、12年前に六軒島で起きた事件の全貌を解明すべく、1人調査を続けていた…。



🌟21話



真里亞からの教えで煉獄の七姉妹を使役できるようになった縁寿は、順調に魔法の修行を続けていた。ところがある日、聖ルチーア学園のクラスメイトから疎外された縁寿は七姉妹にクラスメイトの排除を命じる。しかしその命令は果たされず、失望のあまり「魔法」を否定する言葉を放ってしまう。それは同時に、七姉妹や真里亞・さくたろうとの決別も意味していた…。
 


🌟22話




親族会議の席上に、突然金蔵が現れる。想定外の成り行きに狼狽する蔵臼たちを前に、金蔵は当主継承についての話を始める。息子たちの不甲斐なさを叱責し、当主の座は誰にも譲らないと言い渡すが、南條の取り成しにより、孫たちにチャンスが与えられることになった。親たちがひとまず安堵したのもつかの間、金蔵は「お前たちには儀式の生贄となってもらう」と宣言するや、悪魔を召喚し始める。それはおぞましき血の宴の始まりであった…。



🌟23話



六軒島での事件から12年後、1998年の世界では縁寿が事件の犠牲者の遺族を訪ね、調査を続けていた。南條の息子、熊沢の息子、そして縁寿…3人には共通点があった。事件の直後に、出所不明の大金が預けられた貸し金庫のカードや鍵の入った差出人不明の手紙を受け取っていたのだ。そして六軒島への船便を頼みに訪れた川畑船長宅の倉庫で、ある物を見つける。それは縁寿にとって、自らの運命と“魔法”の真実を示すものだった。



🌟24話




舞台は再び1986年の六軒島へ。金蔵の課したテストにより、朱志香はロノウェと、譲治はガァプとのバトルを繰り広げていた。一方、隙を見て地下牢を脱出した蔵臼たち一行は、シエスタ姉妹兵により追い詰められ、絶体絶命の危機を迎える。そして戦人がテストの場所として呼び出された先で待っていたのは六軒島の真の主・ベアトリーチェ。彼女に問いかけられた謎、それは戦人にとって不可解かつ衝撃的なものであった…。



🌟25話



1998年の縁寿と天草は、川畑船長の出してくれた船に乗り、旅の終着点となる六軒島を目指していた。しかしようやく島に着いた縁寿を待っていたのは、縁寿への歪んだ復讐心に駆られ、右代宮家の莫大な財産を狙う須磨寺霞の襲撃だった。手下たちから暴行を受けながら、霞の境遇を思い、同時に自分に辛く当たり続けた絵羽の心情を、突如理解する縁寿。それこそが真里亞の描いた“魔法”の実現だった。



🌟26話完結




対戦の場から身を引いたベアトリーチェは、幻想世界の真里亞と共に閉じた世界“黄金郷”に引き篭もっていた。そこへやってきた縁寿は、真里亞の前でさくたろうを蘇らせる。それは無限の魔女・ベアトリーチェですら成し得なかった反魂の魔法だった。かくしてベアトリーチェは再び対局の場に戻るが、しかし戦人もまたショック状態のまま、戦意を喪失していた。そこで戦人の心を取り戻すため、縁寿の取った行動は…。