米CBSが、ドイツ発のミステリードラマ『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』のリメイク版にまたもや挑むことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。






人気ドラマの製作陣が何度も挑戦してきたが…
一話完結型のオリジナル版は、ドイツ人理論物理学者として知られるアルベルト・アインシュタインの玄孫が犯罪捜査で活躍するシリーズ。本国で2017年から3シーズンにわたって放送され、トム・ベック(『生きうつしのプリマ』)が主人公フェリックス・“アインシュタイン"・ヴィンターベルクを演じた。
 
リメイク版では、聡明だが方向性を見失い、教授として安楽な終身在職権を持つ日々を送っていたアインシュタインの子孫が、法的なトラブルに巻き込まれたことを機に、地元警察が抱える不可解な事件の解決に手を貸すことになるというストーリー。
 
なお、CBSで『アインシュタイン』のリメイク企画が持ち上がるのは今回で3度目。まずは2019年に『名探偵モンク』でクリエイター、監督をそれぞれ務めたアンディ・ブレックマンとランディ・ジスクが再タッグを組むと報じられた。その翌年には、『デクスター ~警察官は殺人鬼』のローレン・ガシスが脚本を、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のコリン・ブリンカーホフが製作総指揮を担当するという形でスタッフ陣が交代。さらにこのバージョンでは主人公が男性から女性へ変更され、現代アメリカにおける警察の現状なども掘り下げていく方向性で進められたが、放送には至らなかった。
 
3度目となる今回の試みでは、再びブレックマンとジスクのコンビがリメイクに挑み、新たな切り口でシリーズをよみがえらせるという。ブレックマンが脚本、ジスクが監督を手掛け、両者は『ゲーム・オブ・サイレンス』のタリク・ジャリルとともに製作総指揮も担う。
 
ちなみに2018年には米NBCでも、『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』のマイケル・ライスと『CSI』フランチャイズのキャロル・メンデルソーンがリメイクに取り組んだものの実現していない。
 
果たして、CBSによる『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』のリメイクは3度目の正直で無事にスクリーンデビューを飾れるだろうか? 続報に注目しておきたい。
 
オリジナルのドイツ版はシーズン1がHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)
 
参考元:米Deadline①、米Deadline②、米Deadline③、米Deadline④
 
Photo:『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』