星シグルイ



🇯🇵日本アニメーション
📺️2007年7月19日~10月12日(WOWOW)
全12話
✴️マッドハウス
📽️監督 浜崎博嗣


🌟第1話
 


駿府城御前試合
 
時は天下泰平の江戸時代初頭、駿府城。徳川御三家の一角、忠長の命により天下の法度にそむき挙行される暴挙、それは真剣を用いての御前試合。その第一試合に登場するのは恐るべき因業の果てに対峙する二人の美しき剣士、藤木源之助と伊良子清玄であった…。


🌟第2話
 
 


涎小豆
 
濃尾無双の誉れ高き岩本虎眼の道場破りに現れた美剣士、伊良子。死闘の末、師範代の藤木を破る伊良子。しかし、師範の牛股権左衛門に敗れ、囚われの身に。虎眼流入門を願い出た伊良子に待ち構える入門の秘儀、涎小豆。果たしてその秘儀とは…。
 



🌟第3話
 
 


 
鎌鼬
 
虎眼流入門から一年、めきめきと腕を上げる伊良子、その伊良子に密かな闘志をいだきながら腕を磨く藤木。一人娘、三重の成長を確認した虎眼はより強い種となるべく後継者を決めようと、慶長以来の剣客、舟木一伝斎の双子の息子、兵馬と数馬を討ち取ったほうを虎眼流の跡継ぎにすると告げる…。


🌟第4話
 
 


童歌
 
舟木兄弟を討ち果たした、藤木と伊良子。舟木兄弟に先手をうった藤木は高弟らに評価されるが虎眼からの沙汰はない。一方、伊良子は虎眼の愛妾、いくに近づくがその不忠の動きを師範、牛股に知られてしまう。しかし稽古納めの儀に際し、虎眼が「種」として選んだのは伊良子、その夜、失意の藤木の前に舟木道場からの刺客が現れた。




🌟第5話
 


 
秘剣伝授
 
刺客との戦いの中で秘剣の糸口をつかんだ藤木。まだ剣は藤木を見捨ててはいなかった。一方、曖味な状況から覚めた虎眼はいくと伊良子の不徳に気づき、突然師範以下の高弟たちを道場に集め虎眼流の聖地、秋葉山にて秘剣伝授の儀を行なうことを告げるのだった…。



🌟第6話
 


産声
 
秘剣伝授の儀式は牛股との手合わせで始まったが、寸止めのはずの木刀は深く、伊良子の体にねじりこまれる。「秘奥の伝授」とは名ばかりの伊良子への制裁であった。藤木との対戦を経て正気をなくした伊良子に対し、高弟らはいく自身にけじめを要求する。儀式が幕を閉じた時、虎眼流の運命を変えていく「怪物」がその産声をあげるのだった。


🌟第7話
 


 
伊良子の仕置き追放から三年、追放された伊良子を慕っていた三重は、かつての面影も無く痩せさらばえていた。晴れて後継ぎとなった藤木はそんな三重を大事に見守りながらも掴みかけた秘剣の鍛錬に励む。虎眼流に挑み、功名得ようとする狼藉者を討ち果たした翌日、道場に入った藤木は異変を感じる、天井を見上げた藤木の目に入ってきたのは、藤木を慕う門弟、近藤涼之介の首だった。



🌟第8話
 


蝉しぐれ
 
道場の名誉のため、涼之介殺しの一応の下手人として檜垣陣五郎を討った宗像進八郎。その帰路の途中、涼之介殺しの真犯人に討たれさらし首となってしまう。更に涼之介殺害よりわずか十日後、闇夜にまぎれ涼之介を偲ぶ山崎九郎右衛門の前に現れる枯れ木のような影。暗闇に九郎右衛門の瞳孔が猫科動物のごとく拡大する…。


🌟第9話
 


 
虎子
 
矢継ぎ早に高弟たちを失った虎眼道場。門下生が集いし「虎子の間」はその広さを感じさせるほど空いている。伊良子による報復であることは明白であるものの、盲の剣と思えぬ仕業に納得し得ない牛股だが、いずれにしても伊良子ゆかりの者による仕業として丸子と興津は盲人の自治組織、「当道座」の者を詰問する。しかし、その日のうちに丸子は湯屋にて絶命、そして伊良子をかくまっていると思わしき検校屋敷には興津三十郎の姿があった。


🌟第10話
 


検校仕置屋敷
 
伊良子による虎眼道場への復讐がなされるとともに、痩せさらばえていた三重はかつての美しさを取り戻していく。そんな折、当道座の最高権威である賎機検校に呼ばれた虎眼は牛股、藤木を従え屋敷に参上した。そこで目にしたのはイスパニアの剣、レイピア。検校は言葉巧みに、その使い手、夕雲と藤木とによる、剣と木剣による真剣試合を強いるが…。


🌟第11話
 


月光
 
検校屋敷での魔の宴により、一連の虎眼道場門弟殺しの下手人である伊良子と戦慄の再会を果たした藤木たち。盲目であることを克服し、検校を後ろ盾とする伊良子に脅威を感じた牛股は、道場を留守にする間、虎眼流濃尾道場師範の濃尾三天狗・伊吹半心軒、金岡雲竜斎、根尾谷六郎兵衛の三人に虎眼の護衛に依頼する。その一方藤木の下には一通の手紙が届く。それは伊良子からの果たし状であった。




🌟第12話(最終回)
 
 


無明逆流れ
 
牛股、藤木が不在となった虎眼の屋敷に検校の使者として現れた伊良子といく。礼の舞いを献納した伊良子は濃尾三天狗に護られた“曖昧”な虎眼をさらに挑発する。かつての愛妾、いくの背中に彫られた老虎を狩る竜の刺青に憤怒とともに覚醒し、立ち上げる虎眼。清玄の謀略に陥ったと思われた刹那、血の海と化した客間には伊良子の想像をも超越した岩本虎眼の姿があった。