4人組ボーカル&ラップグループ・WOLF HOWL HARMONYが「青春」をコンセプトとした楽曲を三作連続リリースする。 

彼らが伝えたいことは「生涯青春」。 

コンセプトへの熱い思いをたっぷりと語ってもらったほか、

三部作の第一弾となる『Pink Flash Lights』の魅力に迫っていく。






ファンのみなさんとも一緒に青春がしたい






――アイディアとしては、わりとみなさん発信なんですか?


 RYOJI 制作チームのDARUMAさんやChaki Zuluさん、T.Kuraさんだったり、

チーム全体でいつも活動させていただいてるので、

今回三部作を掲げたときにどうやっていくかをまとめる会があったんですけど、

Chaki Zuluさんが「もしみんなが幼なじみだったら、ってしたら、分かりやすいんじゃない?」ってジャストアイディアで言ってくださったんです。 

僕たち自身もLOVEREDのみなさんに家族みたいだと言われている自覚があったので、

幼なじみだとしたら、分かりやすい発信ができるな、と。





今でも学生のころのようにふざけ合ってる?




GHEE この前のBATTLE OF TOKYOの記者会見の前に2人で何かいちゃいちゃしてましたね。

ボトムスの紐を縛ってずっとぎゅっぎゅっと上に上げられてて。


 RYOJI 「おい、やめろよ~」って(笑) 


 ――それは小学校の教室で見るようなシーンですね! 


 RYOJI そうです、そういうグループなので(笑)。

 でも僕らにしかない関係値だな、

この環境は本当にありがたい、

と思うときがあって、自分自身もそのたびにかみしめています。

 でも、それは発信していった方が絶対にいいと思うし、

「わあ、愛が溢れているな」というものは、

自分たちを表現できる音楽というものがあるので、

これは絶対広げていかないといけない。

応援してくださるLOVEREDのみなさんの愛すらも、

もっともっと広げていかないといけないし、 と思っています。 

なので、今回は幼なじみというテーマに掲げさせていただいて、

青春三部作として、

本当にいくつになっても青春ってしていいんだ、と思ってもらえるような、

僕たちと一緒に青春してもらえるような作品作りを心がけながら制作させていただきました。




こんな歳だから、と言っていたら何も始まらない

――三部作の1曲目が『Pink Flash Lights』になったのはどういった経緯なんでしょう?


 RYOJI 三部作リリースの間に、シーズンが春から夏になるんですけど、『Pink Flash Lights』は春がテーマになっています。

 次の楽曲のリリース時期はまだ未定なんですけど、

春が終わったら夏が来るので、やっぱり季節感も感じてもらいたいですし、

夏を感じられるサウンドです。

三部作を通して、ストーリーにもなると思います。 

 ――みなさんにとっての青春は? 

というところも少しお聞きしたいです。 




 SUZUKI なんでもわりと青春に繋げられるというか。

何かを頑張っていたり、何かに向かって進んでいたり、

心が動く瞬間は共通してあるんじゃないかなと思っているんです。

だからいくつになっても青春はできると思いますし、「もうこんな歳だから」とか言ってたら、そりゃあ何も始まらないし、青春でもないし。 

でも、例えば孫が大きくなったから大学通います、っていうおばあちゃんがいたりするじゃないですか。

すごく青春してるなと思いますし、

それって多分他の人が見てもそう感じるってことは、実際に青春なんだと思うので。

 だからこそ、人の心が動くんだろうと思うし、

その中にはやっぱり、楽しいことばかりじゃなくて葛藤もあったり不安もあったり、

儚さもあったり……

全部が思い通りにいくわけじゃない。

いろんな要素があるけど、

だからこそ人の心を動かせるものだなということは感じますね。




新しさと懐かしさが交わる『Pink Flash Lights』

SUZUKI やっぱり曲自体のフレッシュさや、

青春感みたいなところは注目してほしいですね。あとは今までとはまたちょっと違ったテイストというか……

トラックの疾走感だったりも今までにもあったような中でも少し違う音が入ってたりだとか、

そういった新しさみたいなところにも注目してほしくて。

リリックもドキドキわくわくするようなものになっていて、

そういう恋をしているときのドキドキわくわく感みたいなのを味わってもらえれば。 

その中で、僕が歌ってる一番のサビ前の「キミがくれたBitter Sweet Pain」というところから、

サビまでにかけて、

急に世界が変わるような印象にしたくて。

一目ぼれをした瞬間に目がハートになるじゃないですけど、

世界がバーッとピンクになって、 

フワァッとなっていくような感覚になってほしくて、

ニュアンスも意識しながら歌っていますし、

トラックもそういうイメージになっているんです。

目を閉じて聴いてイメージを感じるのもいいかなと思うので、ぜひそういう楽しみ方もしていただきたいですね。 


 GHEE あと、服も結構、ヴィンテージのものを使っていて。

僕たちより、世代が上の方も懐かしさを感じる部分があったり、

サウンド感もそういう部分があったりするんです。

下の世代の方には新しく感じるかもしれないですけど、

上の世代の方はもしかしたら懐かしく感じるかもしれないサウンド感ですね。

 青春って年齢は関係ないと思っているので、

幅広い世代の方がどうやって聴くのかはすごく楽しみでもあるし、

いろんな聴き方、感じ方をしてほしいなと思います。


 RYOJI 僕はそのバランスがちょうどいいな、と思っていて。

キラキラしているけど、

その中にあるウルフらしさっていうのはそのヴィンテージ感なんですよね。

今までも、『Frozen Butterfly』では90年代2000年代のボーイズグループっぽさもあるサウンドだったりとか、

そういうちょっと、80’s、90’sさもあります。


今回、リリックで言うと、『タイタニックみたいに』の部分ですね。

年代的にあえてここをタイタニックにしているのもすごくウルフらしいな、と思います。

 あとはGHEEちゃんが歌うラップのところもベースが、かなり踊るような、

一気にガラッと変わるところがスパイスになっている部分です。

キラキラした中にも、今まで培ってきたグループらしさというスタイルもありますし、しっかりサウンドや楽曲でもウルフらしさを伝えられる楽曲になっているな、と思います。




やっぱりバーベキューがしたい!




――SUZUKIさんは夏にやりたいこと何かあります? 


 SUZUKI 僕はプールか海に行きたいですね。

水に入るの大好きなんで。


 RYOJI 海とかプールだったら、

バーベキューも夜できるし。


 SUZUKI 花火もセットでできますし、ビーチによるかもしんないすけど。


 RYOJI だからやっぱり1泊は必要なんですよ。全部やるには。 


 ――みんなで揃って連休とかはなさそう?


 RYOJI ない……? 

 SUZUKI ないと思いますね。


 ――でも、忙しいのはいいことですよね。 

 RYOJI ありがたいですね。

だからそういう企画ができたらいいですね。 


 SUZUKI そうですね。

仕事でできればいいですし、

あいた時間にでもできれば。

でも花火もそんなに簡単にはできないので。


 GHEE あ、あと、グランピングしたいですね。


 SUZUKI キャンプ的なね。 


 GHEE この前、弟がちゃんとキャンプしてたんですけど。


 RYOJI 何で呼ばないの?って言っといて(笑)。


 SUZUKI だから本当に自然のとこ行って、ってことでしょ。

俺はそれがしたい! 


 ――自然へのこだわりが(笑)


 GHEE 自然の匂いがめっちゃかぎたいです。RYOJI デジタルデトックスしてさ。 


 GHEE スマホなんて捨てて。


 RYOJI でもやっぱりその様子はLOVEREDのみなさんには見せたいですね。絶対喜んでくれると思うんで。定点カメラを置くとか。




対バンツアーを通して自分たちのカラーを確立したい





――対バン相手によっても変わってくるところもありそうですね。


 SUZUKI 見てる側としてはだいぶ変わると思います。

インスタライブでも、匂わせな感じで、

対バンだからこそできることをやるかもね、

みたいなことを言わせていただいてるんですけど、

その日にしか観られない何かが絶対にあります。


そのために自分たちで意見を出して、

クリエティブのスタッフさんたちと一緒に「こういうことがやりたい「やるんだったらこういうのが必要だから作ってきます」だとか、

スタッフさんたちも協力してくれて形にしてくれたので、それも楽しみにしていただきたいです。




 撮影/友野雄、取材・文/ふくだりょうこDIGITAL SINGLE 「Pink Flash Lights」配信中