/TBSドラマイズム枠ドラマ「恋をするなら二度目が上等」(MBS:毎週火曜24時59分~、TBS:毎週火曜25時28分~)でW主演を務めるTHE RAMPAGEの長谷川慎(はせがわ・まこと/25)と俳優の古屋呂敏(ふるや・ろびん/33)にモデルプレスがインタビュー。後編では、撮影での思わぬ“胸キュン”ハプニングが明らかに。信頼関係が必要な撮影にあたり、2人が心がけていたこととは?





◆長谷川慎&古屋呂敏W主演「恋をするなら二度目が上等」本作は、十数年ぶりの再会を果たした元恋人たちの、30代ならではの現実味を帯びた“アゲイン”ラブストーリー。ビジネス誌の編集者で、現実思考な30歳・宮田晃啓を長谷川、売れっ子の大学准教授・岩永崇を古屋が演じる。


◆長谷川慎&古屋呂敏、自分の役に恋愛アドバイスするなら?

― 本作は“オーバー30(サーティー)男子”と謳っていますが、30代の恋愛について、脚本や原作を読まれたときはどう思いましたか?


長谷川:僕は今25歳で、

宮田が30歳と自分より上の年齢ですが、

ずっとアーティスト活動をしてきて会社に勤めたことがなく、そういう世界を知らなかったので、会社に行く方の大変さを知りましたし、

自分の意思で仕事に集中したくても周りの環境によって、自分がどんどん崩れてしまうのだと本を読みながら感じていました。

特に30代は、20代のときとはまた違う大変さもある難しい世界だと思いました。




古屋:僕は年齢が一つしか変わらず年相応の役だったこともあり、台本を読んで共感できるシーンがたくさんありました。20代前半は“好き”という思いだけで突っ走って、その感情だけで動くことができますが、30代になるといろいろな責任や環境があるので、周りの人もどんどん生活が変わっていく焦りも含まれていると思うんですよね。大人だからこそ、“好き”という感情の後に「でもこういうことがあるから」と考えてしまう時間ができ、言葉が正しいかは分かりませんが、拗れてしまう。それによって生まれる歪みというものが、この原作、そしてドラマにいっぱい詰め込まれています。本を読みながら、お芝居をしながら「確かにそうだよな」「嫌だな…でもやっちゃう」みたいなことは多々ありました。


― ご自身の役に対して恋愛のアドバイスをするならどんなことを伝えたいですか?


長谷川:宮田から言わせてもらうと、崇は恋心を分かってないんですよ!

古屋:え?崇に言うの(笑)?(長谷川の肩を叩き笑いながら)まこっちゃん(長谷川)が宮田に対して…(説明)。

長谷川:(理解した様子で恥ずかしそうに)あ、宮田くんか(笑)。宮田くんは、すごくガードが固いため、誤解されやすい人。崇からアプローチをもらっても相手が「あれ、嫌いなの?」と思ってしまうくらいで、自分の愛情表現が少し苦手なんです。もちろんストーリーありきの役ということは前提としたうえで、もっと甘えられるところは甘えてみたらいいんじゃないかなと思います。


古屋:たしかに。崇は恋愛上手な気がするんですよね…(笑)。僕自身も崇を演じながら、こんなことされたら自分も沼っちゃうだろうなと感じています。そういう魅力が崇にはあるので、多分僕がアドバイスできることはない!崇の方が上級者だと思います(笑)。




◆長谷川慎&古屋呂敏、撮影での思わぬハプニング― これまでの撮影で印象に残っているシーンを教えてください。

長谷川:2人のキスシーンや絡みのシーンがキュンポイントになると思うのですが、その中でも、ディープに踏み込んだ一つのシーンがあります。僕たちも実際に完成した映像を観たのですが、すごく綺麗に撮っていただけて自分でも萌えるような美しいシーンになっていてシチュエーションも素晴らしいので、ぜひ期待していただきたいです。


古屋:今挙がったシーンももちろん印象的ですが、崇と宮田の日常にある何気ない会話の中に、愛おしさが詰まっているシーンがたくさん散りばめられています。その一瞬一瞬が僕にとってはとても大切で、2人の距離感に対して時には歯がゆさがあったり、思わずにやけたり…そういう瞬間がすごく心に残っています。



本読みのときも、2人で「このシーンは大事だよね」「このシーン好きなんだよね」と考えているシーンが同じで、撮影が楽しみです。  長谷川:あと、日常会話の中で宮田くんが本当は崇のことが好きだけど、その好きを隠して「なんすか?」「うるせえっす」みたいにツンツンするところがあり、そういう絡みもすごく愛おしいです。デレデレな部分と跳ねのけるギャップが随所で出てきます。


― お互いの“萌えポイント”や“かっこいい一面”など、それぞれの魅力を教えてください。

長谷川:呂敏さんはめちゃくちゃ優しくてすごく丁寧で、本当に魅力がたくさん詰まっているんです。誰に対してもすごく低姿勢で、年下の僕を含め、周りのスタッフさんにもとても気遣いされています。

撮影が大変な中でも、自分のことよりも周りを気にかけて思いやりを持って接していらっしゃるところを見て、本当にいい方だなと思いました。その呂敏さんの優しさや良さが役にもリンクしていて、役にも染まりきらず演じている姿がとても素敵です。


古屋:ありがとうございます。あとでアメちゃん渡しますね(笑)。

長谷川:ありがとうございます!こういうところね(笑)。

古屋:僕は、まこっちゃんに対してキュンとしたことがあったんです。とあるシーンで僕たちも嘘なく真摯に作りたいという想いがあり、集中力を高めてのめり込んでいました。そしたらお互いが集中しすぎて、実際に触れることのないカメラテストのときに、思わず唇が触れ合っちゃったんです。「え?」と驚いたとき、まこっちゃんから「チューしちゃった」と言われて、「僕は長谷川誠に落とされにかかってるのかな?」と思うくらい刺さりました。僕も役に入っていたので全然違和感はなかったのですが、まこっちゃんが「あ、呂敏さんごめん、チューしちゃった」と言った瞬間、「うわ、この子可愛いな」と思わされました。宮田にも、まこっちゃんの可愛らしさと、真面目だけどちょっとふわっとしている部分がすごく詰まっていると思います。

長谷川:恥ずかしいですね…(笑)。



― そういったシーンは、より信頼関係が関わってくる大事な場面だと思いますが、どのように取り組まれていたのでしょうか?

 

長谷川:お会いしたときからコミュニケーションはよく取るようにしていました。先程話したハグなど、定期的にお互い触れ合う時間を作ってより仲を縮めていきました。


古屋:まさにその通りです。人間なので相性の問題もあると思いますが、まこっちゃんのおかげで僕も最初からリラックスしてお話することができて、カメラの前でもカメラの外でも沢山コミュニケーションを取れる時間があってすごく良かったです。


◆長谷川慎&古屋呂敏の夢を叶える秘訣― 同作は“二度目の恋”ということで、元恋人の宮田と崇がずっと胸の内で想い続けていた恋=“夢”が叶う瞬間でもあると思いますが、俳優業以外でもそれぞれのフィールドで活躍されているお二人の“夢を叶える秘訣”を教えてください。 


長谷川:僕はダンスを始めた頃からアーティストになりたいという夢をずっと抱いていましたが、実際になれて思ったのは、日々の努力が大事だと思いました。あと、なりたい自分を常に明確にイメージすること。そのイメージの解像度が高ければ高いほど、イメージ通りになっていくと思うので、そのあとは毎日頑張ることが大事だと思います。



古屋:素敵!真面目!

長谷川:もちろん!

古屋:僕はよく食べてよく寝て…なんて冗談は置いといて(笑)、諦めないこと、止まらないことですね。夢が叶わないときに立ち止まって諦めてしまうと叶わないけど、夢が叶うまでどんな小さな一歩でも、一歩ずつ歩き続けることが一番の夢を叶える秘訣だと思います。  


― 最後に作品の見どころを教えてください。


長谷川:一言では言い切れないぐらい魅力が詰まった作品で、僕ら宮田と崇の日常的な会話からもその良さが伝わると思います。所々で起きるハプニングをはじめ、2人の距離感もどんどん縮まっていくかと思えば、時には離れていってしまう、そのハラハラ感も楽しんでほしいですし、この恋はどう決着がつくのかを楽しみに毎週観ていただけたら嬉しいです。


古屋:「恋をするなら二度目が上等」というタイトル通り、人が人を想う気持ちに性別は関係ないと思うんですよね。その温かさ、繋がりに加えた自分の経験から生まれる拗れみたいなものを、観ている方は 必ずどこかで自分に投影できると思うので、そういうのも楽しみながら、2人のこの恋の物語を、楽しんでいただきたいです。


― 素敵なお話をありがとうございました。



◆こぼれ話同日の取材会は、

現地とリモート形式での同時開催だったため、2人の前にはパソコンが置かれていたが、

会場に入ると、その場にいた記者と同様にパソコンに向かっても丁寧に頭を下げて挨拶をしていた長谷川と古屋。

インタビュー中も終始顔を見合わせ笑い合ったり、

合間には一緒に雑誌を読んだりと仲睦まじい雰囲気が現場を和やかな空気感に包んでおり、

彼らの相性の良さが存分に伝わってきた。(modelpress編集部)


◆長谷川慎(はせがわ・まこと)プロフィール1998年7月29日生まれ、神奈川県出身。「GLOBAL JAPAN CHALLENGEN」出身。2014年4月、

THE RAMPAGEの候補メンバーに選出され、「武者修行」を経て、

同年9月に正式メンバーとなる。

そして2017年1月25日に、シングル「Lightning」でメジャーデビューを果たす。これまでの主な出演作は、ドラマ・映画「PRINCE OF LEGEND」(2018・2019)、

ドラマ「顔だけ先生」(2021)、

「シガテラ」(2023)、

「自転しながら公転する」(2023)、 

映画「HiGH&LOW THE WORST X」(2022)など。



◆古屋呂敏(ふるや・ろびん)プロフィール1990年6月2日生まれ、京都府出身。

父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。日本の高校を卒業後、ハワイ州立大学、のちにマサチューセッツ州立大学アマースト校に進学。

俳優のみならず、カメラマン、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動し、「CHANEL」「FENDI」などのハイブランドの映像制作を手掛けるほか、俳優の鈴木仁のカレンダー撮影も担当。

2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年には第2回写真展「Love Wind」を開催した。

これまでの主な出演作は、ドラマ「仮面ライダーセイバー」(2020)、

「逃亡医F」(2022)、「VIVANT」(2023)、「結婚予定日」(2023)、

「インターホンが鳴るとき」(2023)、Netflix恋愛番組「オオカミちゃんには騙されない」(2023)など。



◆「恋をするなら二度目が上等」第3話あらすじ

「崇とは恋人にならない!」そう宣言した宮田晃啓(長谷川慎)だったが、海外帰りの岩永崇(古屋呂敏)から、まるで恋人かのように高価なお土産を渡されたり、強引にランチに誘われたり…相変わらず崇のペースに狂わされていた。一方、宮田は新しいWEB雑誌のリーダーを務めることになり、崇に新連載を依頼しに行くが、助手・白石優人(高松アロハ※「高」は正式には「はしごだか」)からまたもや皮肉交じりのことを言われてしまう。そして、原稿の締め切りとなっても崇と連絡が取れなくなってしまい…事件勃発。しかし、宮田が向かった先は、電波もつながらない山奥の秘湯で…。【Not Sponsored 記事】