数々のヒット曲を生み出すミュージシャンの中には、そのメロディーセンスだけではなく、歌詞が魅力的なアーティストが少なくありません。
そこで今回は、詞のセンスがずば抜けていると思うアーティストは誰なのかについてアンケートを行い、ランキングにしてみました。
 
3位 中島みゆき
2位 宇多田ヒカル
1位 ???
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3位は「中島みゆき」!

1994年に放送されたドラマ『家なき子』(日本テレビ系)の主題歌『空と君のあいだに』を歌っていることでも知られる中島みゆき。当時同ドラマが始まるにあたって主題歌を依頼された際、まだ台本はなく、具体的に決まっているのは、安達祐実が主演であることと、彼女が犬を連れていることくらいだったことから、犬の気持ちになって制作したのだそう。犬の気持ちで見れば、自分といつも一緒に歩いている家のない少女は「君」、犬からすると「君」と「空」しか見えていないはずと考え、犬の立場で制作したと話しています。
そんな彼女は、言葉を表現することについて「受け取る人の気持ちによって、それぞれの意味を持つ。」「受け取る人それぞれで世界を作ってゆく。それが楽しみで、勉強になる」と語っています。
 
2位は「宇多田ヒカル」!
 
1998年に15歳で歌手デビューし、ファーストシングルがダブルミリオンセールスを記録して一躍トップアーティストの仲間入りを果たした宇多田ヒカル。作詞について、メロディーをつくった後に文字数を考えながら歌詞を書くようで、「歌詞がまだない状態で歌っていると、だいたい母音が固まっていって、そこからその母音に沿って言葉の選び方・置き方を考えていくので、どうしても語呂が大事」と話し、メロディーやコードが書き上がった後に作詞に取りかかると明かしています。
一方、作詞は「一番とりかかるのが億劫な作業」と言い、やりたくないと思うこともあるそうです。それでも「登山みたいなもので、最初から辛くなると分かっててやりに行くことに意味がある」と例えています。
 

👑1位は「米津玄師/ハチ」!
 中学生くらいのときから歌詞へ意識を向けるようになったと話している米津玄師。
特にBUMP OF CHICKENやASIAN KUNG-FU GENERATION、
スピッツなどのバンドが好きで、
「彼らの言葉には、少なからず影響を受けている」と振り返っています。
そんな彼は、
2018年にリリースした『クランベリーとパンケーキ』の歌詞は「全体的によく書けた」と話し、
その理由について「僕はお酒が好きなんですよ。朝まで飲んで、
陽射しがガンガン入ってくる昼に気だるいなぁと思いながら二日酔いの状態で作ったのが、
『クランベリーとパンケーキ』です。
ものすごく僕の生活に根ざしている曲なので」と制作の経緯を明かしています。
 
2023年7月には、ジブリ映画『君たちはどう生きるか』の主題歌を担当したことでも注目された
米津玄師が1位に選ばれた今回のランキング。