NHKは18日、4月1日スタートの連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌を、シンガー・ソングライターの米津玄師(32)が担当すると発表した。米津が朝ドラ主題歌を担当するのは初。同局を通じ、「まさか自分が」と驚きのコメントを寄せた。





新曲タイトルは「さよーならまたいつか!」。米津は「まさか夜中でばかり生きている自分が朝ドラの曲を作ることになるとは思いもしませんでした」と驚き、「寅子ともこの生きざまに思いをはせ、男性である自分がどのようにこのお話に介入すべきか精査しつつ『毎朝聴けるものを』と意気込み作りました。よろしくお願いします」と意気込んだ。

 同作のヒロインを務める女優の伊藤沙莉は、米津の大ファン。「米津さんの作る作品に何度心を揺さぶられたか。温められ、救われたかわかりません」とし、「最初お名前をお聞きしたとき、へー!やったー!なんていいながら、心のなかでこれでもかってくらいガッツポーズをかましました」と喜びいっぱい。「『虎に翼』を象(かたど)る最高のオープニングになると思います。今からオープニングがとても楽しみです!」と呼びかけた。

 「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんがモデル。脚本は、NHK「恋せぬふたり」、テレビ東京「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などで知られる脚本家・吉田恵里香氏が手掛ける。現在放送中の「ブギウギ」(ヒロイン・趣里)に続く第110作目の朝ドラとなる。